英嶺山(英霊山521.3m)
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 ポイント
 今年開設されたばっかりなので、刈られて枯れた笹の道が続く。途中に沼(四ツ倉沼)があり、沼からは一直線に頂上へ登山道が伸びている。
 景色は最高で、羅臼市街、国後島が間近に見え、天気が良ければ羅臼岳を始め知床の山々が一望できると思う。
 地元では英霊山とも呼んでいる札幌で言えば藻岩山的存在のようだ。
羅臼国後展望塔より
羅臼中学校コース

 アクセス
 羅臼町の高台にある中学校を目指す。校舎の裏に登山口があり、登山届が備えられている。学校の玄関前を通るので、学校関係者がいたらあいさつをして許しを得よう。
  国土地理院地図 GPSトラックは山の地図帳「2004.8.28」へ Google Map
 8月28日<2004(H16)年 往復4.123km 登り1:33 下り50>
 羅臼中学校に行き、トランペットを指導中の先生に英嶺山の登山口を聞く。始め、先生はえっ!英嶺山に登るんですか?と怪訝そうな顔をしていたが、それでも校舎の裏の登山口が見えるところまで案内してくれた。なんと、本当に校舎の真裏なのだ。学校の敷地を通り、登山口に車を停めさせてもらう。登山届を見ると、私より物好きがいて、同日札幌から来ていた。
 最初は生活道路だったと思われる砂利道を上がると廃屋が2軒ある。道は左側の木に赤いテープが付いている。テープに導かれて登ってゆくと、崖縁に急な登りが現れる。コブに上がり平になると、羅臼の市街が一望でき、国後島が水平線を埋めていた。
登山口 急な取り付き(大×) 羅臼の市街 国後島
 国後島は肉眼では良く見えるのだが、私が使っているバカチョンのデジカメでは難しい。左からルル岳、爺爺岳が霞んでいるが、高い山だ。正面には白い海岸線を伴った羅臼山が間近に、その左にエビカラウス山、右に泊山が見えた。
           ←大
         ルルイ岳  爺爺岳       エビカラウス山   羅臼山 小羅臼山  泊山
 平坦な道が角度を変えて山頂に真っ直ぐ伸びるが、途中に沼がある。沼の名前は四ツ倉沼だ。登山道開設者の名前からとったようだ。沼の回りは鹿の足跡だらけだった。一応、熊の足跡を探すが無かった。
四ツ倉沼
 その後は山頂へ笹刈りしたての道が一直線に伸びているので、笹の切り株に時折足を取られながら辿る。笹薮だっただけはあって花は一つも無いのが残念だ。最後の急な登りは直登ではなく、小さくジグを切る。
笹刈りしたての道(大×) 山頂直下の急登 望郷台と海岸線 遠音別岳方向
 山頂からは360°の展望はあるが、残念ながら羅臼岳は雲に隠れていて顔を出すことはなかった。辛うじて遠音別岳方向が明るかった。勿論、今まで見えていた国後島や羅臼市街や漁港、望郷台、海岸線が見える。国後島を見ながら遅い昼食をとる。山頂標識から海側を見ると羅臼の灯台が見えた。
国後の羅臼山 羅臼市街と漁港 山頂標識 羅臼灯台(大×)
 何時もながら山頂で記念写真を撮し下る。途中で山一番の大木に別れを告げる。車に乗り帰る途中で、先生が窓際でトランペットを吹いていた。軽く会釈を交わし見送られる。ありがとうございました。
頂上(大×) 下る 山一番の大木 校舎の裏へ

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 二人の山行記録(遊びの時間含む)
 2004(H16)年8月28日(土)
 晴れたり曇ったり 往復4.123km 登り1:33 下り50
 12:12登山口→12:42四ツ倉沼→13:45頂上14:03→14:29四ツ倉沼→14:53登山口