坊主山(790.5m)
稲里コース
=風景写真をクリックすると大きなサイズになります=

 ポイント
 展望は登っている間も、頂上からも最高だ。林道の状態は良いが凍結している時には細心の注意が必要。三角点:坊子山がある。
稲里より坊主山を

 アクセス
 国道274号線(石勝樹海ロード)を夕張から日高へ向って走り、「穂別町営キャンプ場」を右にやり過し、「樹海温泉はくあ」が右に見えたらT字路があり、道道74号線(穂別鵡川線)へ右折する。
 左手に見える坊主山が遠退きだす頃、黄色い「稲里橋」、緑の「からまつ橋」を通過し、直ぐ左手に「坊主山登山道入口」の大きな看板が現れる。穂別町稲里地区町有林(ふれあい体験の森ゾーン512m:P、展望台有り)の立派な看板もある。これに従って舗装道路を左折する。舗装道路を少し走ると、道路標識「坊主山登山道入口」があり、シュッタノ沢沿いの林道に入る。
 林道の途中に開放されたゲートがあり、しばらく進むと二股となる。左が「稲里1号林道」なので右の 「坊主山林道」に入る。林道入口には「坊主山林道」の標識も設置され、ゲートに入林ポストが備え付けられている。
 今日はここから歩く予定だったが林道に雪の無いことを良いことに車を入れてしまう。登山口の600m手前でスリップして登れなくなり、停まるとそのまま加速してバックしてしまった。何とか道なりにバックするようハンドルを切り、路肩で止まる。側溝のある林道なので、溝に落ちたら、また、JAFのお世話になるところだった。谷に落ちなくてほっとした。
 国土地理院地図 GPSトラックは山の地図帳「2005.12.3」へ Google Map
 10月15日<2000(H12)年 登り43 下り43>   北の山游詩:千切れ雲 鹿の文字
 登山口に行く林道はぬかるんでいて、車の腹を擦りながら登って行く。山メール仲間のAOIさんの言っていた崖の赤テープの所はぎりぎりに通らなければ行けず、谷に落ちないように腹を擦りながらなんとかクリアする。
 なんとか登山口に着いたら、駐車場の真ん中にテントを張って、キャンプをしていたご夫婦がいた。登山口からはカラ松林の中を登って行く。広い林道のような道を登って行くと、左側にコブが現れる。登山道には鹿がいて、びっくりして藪に逃げ込む。
途中で見えるコブ 途中から頂上を望む 山小屋坊主 頂上(大×)
 背の低い笹の尾根道になると、山頂が見え出す。展望も一段と良くなり、紅葉も楽しみながら登ることができた。丁度、町内登山の後だったので、笹刈りは完璧だった。上の方は全山笹というこどで、バリカンでザーット刈ったように、道がついていた(町内登山は10月9日だった)。頂上直下に立派な山小屋もあり、「山小屋坊主」と名札が掛かっていた。
綺麗な白樺の林 夕張岳方向 日勝峠方向
ハッタオマナイ岳方向 ちぎれ雲
 登山口から40分で頂上に到着した。今日は1組みの夫婦ライダーに途中で会っただけで、貸し切りだった。
 坊主山の周囲は晴れて、夕張岳が良くみえた。芦別岳は雲がかかっていた。それから、日高の山並み見えたが、勉強不足で、山座を同定することは出来なかった。帰りの最悪の林道で登って来る車に出会い、すごすごと、バックで登り辛うじて交わせる所まで退却させられた。今度来るときには、林道の入り口に車置いて2時間位かけて登ろうと思う。
 12月3日<2005(H17)年 往復6.352km 登り1:26 下り45>
 車が滑り落ちた跡はツルツルのミラーバーンだった。車を路肩に停め、奥へと進んでいくと駐車場のある「坊主山登山道入口」が左手に見えてきた。登山口から気を取り直して出発する。以前登った時には「駐車場のど真ん中にテントを張って、キャンプをしていたご夫婦がいた」が今日は勿論貸切だ。登山口からはカラ松林の中を登って行く。広い林道のような道を登って行くと、左側にコブ(647m)が現れる。以前登った時には鹿がいたが、今日は足跡だけだった。見上げれば岩だらけのコブがあり、その下の岩壁の脇を通過する。小さな沢には塩ビのパイプで水を引いた水場がある。
駐車場所から 登山口 岩壁の登山道 小川を渡る(水場)
 紅葉の時期は綺麗な登山道だが、今日は笹に雪が被っていて真っ白だ。登山道は大きく向きを変えて、背の低い笹をバリカンでザーット刈ったような尾根道になる。途中にある松林を越えると一気に山小屋と山頂が見え出す。展望も一段と良くなり、左手には夕張岳が望むことができる。
笹の尾根道 山小屋が見える 山頂が見える 夕張岳を望む
 ハッタオマナイ岳が真正面に見えてくると、また向きを変えて、左から手入れのされていない登山道が合流する。小屋を目指して進むと、奥の頂上と向き合うことになる。山小屋には「山小屋坊主」と名札が掛かっていた。最後の尾根道は一度、北側斜面に進路を取りながら山頂を目指す。
ハッタオマナイ岳 山小屋坊主 登山道は北側に 山頂直下
 山頂からは稜線の延長線上に夕張岳と芦別岳が白い頭を出し、高さを誇示しているかのようだ。東側には雪を頂いた主府久(三角点:1018m)、ハッタオマナイ岳(1021m)と宿弗山(しゅったやま:867m)が間近に見え、西側には一本椴(三角点)が望まれる。山頂は風が強いので山小屋まで下り、テラスを借りて昼食にすることにする。
山頂と夕張岳(大×) 1018m(主府久) ハッタオマナイと宿弗 一本椴
 改めて、山頂に立ち、北側の山々から時計回りに、雲で煙っている夕張岳や芦別岳、主府久、ハッタオマナイ岳、宿弗山を一望する。
                     ←大
夕張 芦別岳         主府久  ハッタオマナイ岳 宿弗山
 南側に移ると、振内山、笹山、光って流れる鵡川、乳牛内(三角点)、一本椴(三角点)が望まれる。
                     ←大
振内山  笹山  鵡川   乳牛内       一本椴
 西側には、佐主山、鬼首山、冷水山が僅かにピークとして認められる。
                     ←大
佐主山         鬼首山        冷水山
 綺麗な白樺の林と笹薮に伸びる登山道を見て、山頂を後にする。稜線の延長線上の夕張岳を見ながら下る。山小屋に着いてテラスに座り夕張岳を見ながら昼食をする。冷え込みが強いので、ココアが一番美味しかった。
 食事を終え、再び夕張岳に向って歩き出す。下りはスケートの様に滑るように下れるので楽だ。途中で山頂を振り返る。後は帰りの林道を如何に下るかが話題だった。結論は片側車輪を真ん中の雪の上に上げながら、スピードを落として下ろうということになった。
綺麗な白樺の林 主稜線 夕張岳を見ながら 山頂を見ながら

 =道中記=
 石狩川に架かる美原大橋に差しかかったときに、虹か彩雲と思ったのですが、後で見ると真っ直ぐ伸びているので幻日ではないかと思う。氷片が風に流される様子が良く分かる。
幻日

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 二人の山行記録 (遊びの時間含む)
 2005(H17)年12月3日(土)
  晴れ、風やや強 往復6.352km 登り1:26 下り45
 9:25駐車場所→9:38登山口→10:10水場→10:37山小屋→10:51頂上10:5411:03山小屋11:25→11:53登山口 →12:01駐車場所
 2000(H12)年10月15日(日)  晴れ、風やや強 登り43 下り43
 8:41登山口→8:50分2.2km→9:24頂上10:01→10:38分2.2km→10:44登山口