弁慶別山(730.1m)荘珠内(555.3m)

 ポイント
 東湖畔線を辿り、目印となる送電線を目指す。送電線下は、緩やかなゲレンデが広がっている。弁慶別山、荘珠内ともに三角点名。
カバユサンナイルート

 アクセス
 有珠国道(453号線)から、伊達市大滝区北湯沢温泉町(ホロホロ山荘北側)のカバユサンナイ川沿いに延びる舗装道路に入り山へ向う。奥へ進むと、舗装が切れ除雪終点となるが、その手前でT字路になる。T字路付近の除雪スペースに停めさせていただく。
 国土地理院地図   GPSトラックは「2012.3.29」の地図帖へ 周辺地図
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 3月29日<2012(H24)年 往復スキー9.872km 登り2:15 下り1:02>
 駐車地点から除雪最終地点まで、スキー靴では滑りそうなので、シールを付けて辿る。道路標識があり「東湖畔線」と書かれている。この道は洞爺湖の早月に通じているようだった。除雪最終地点の雪山を越えようと思ったら、先行者のトレースが延びていた。雪面は硬雪なので、薄っすらとしたトレースだが、幅広だった。東湖畔線の行く手には三角点:台地770.7mが見えていた。
標識(大×) 除雪最終地点へ トレース 三角点:台地
 愛棒は硬雪で平らなので、元気が良いようで、どんどん登って行く。道はカバユサンナイ川沿いの東湖畔線から右に分岐する林道に入る。高度が上がるに連れて、木立越しだった展望が、すっきりとした展望になって来る。白老三山、徳瞬別山、ホロホロ山と現れる。
三角点:台地 分岐 白老三山 徳瞬別・ホロホロ
 雪面には、セッケイムシがうろうろしているので、轢き殺さないように避けてスキーを進める。東隣の三角点:南弁慶794.8mが山らしい佇まいを見せていた。大きくジグを切りながら高度を上げていた林道が南に大きくカーブする基部に三角点:荘珠内がある。ピンクテープも見当たらないが、オロフレ山が一望できる位置にあった。
セッケイムシ(大×) 南弁慶 荘珠内 オロフレ山
 オロフレ山の写真を撮していたら、愛棒は南弁慶に向かって登って行った。今度は針葉樹林の植林地になるが、その境目に送電線が見えて来た。送電線の下は広い雪原で、カルルス岳(宮崎平)が見えていた。ここからは、林道を辿らず送電線の下の雪原を登ることにする。雪原の端には真っ白な白老三山が見えて来る。
南弁慶に向かっ 送電線が カルルス岳 白老三山
 雪原からは、徳瞬別山、ホロホロ山、オロフレ山と羅漢岩、カルルス岳が一望出来た。
                       ←大
徳瞬別 ホロホロ山               オロフレ山 羅漢岩   カルルス岳
 送電線下をオロフレ山をバックにジグを切りながら登って行く。山頂直下まで登ると、平らになり、時折、強風が丸まったガン皮を吹き飛ばしていた。まるで、西部劇の丸い草のようだと思う。平らな山頂に辿り着くと、ぼーっとした白い羊蹄山が、まるで白い月のように浮いて見えた。送電線の奥には霞んだ無意根山と思われる山影が浮いていた。
オロフレ山 山頂直下 白い羊蹄山 無意根山
 強風を避け、昼食の場所を確保したが、時折、幹に着いている雪や小枝、ガン皮が飛んで来る。長居は無用と、山頂で記念写真を撮し、下山を開始する。送電線下はゲレンデのように見えるが、表面はウインドクラストしていて、スキーが引っかかり思うようにターンが出来ない。仕方が無く、斜滑降をしたり、横滑りをしたりしながら下って行く。救いは、オロフレ山が良く見えることだった。
 林道に戻ると、傾斜が緩み、歩くがごとく滑り降りる。途中で、徳瞬別山とホロホロ山が良く見えた。
山頂(大×) ジグを切り滑る オロフレ山 徳瞬・ホロホロ
 

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 二人の山行記録 (遊びの時間含む)
 2012(H24)年3月29日
 晴れ 硬雪 往復スキー9.872km 登り2:15 下り1:02
 9:10駐車場所→9:18除雪終点→9:41T字路→9:39荘珠内→10:53送電線下へ→11:35頂上12:13→12:34送電線下から林道へ→12:40荘珠内→13:04T字路→13:15駐車場所