芦別岳(1726.1m)雲峰山(1560m)半面山(1377m)

 ポイント
 登るつもりで、登らないと大変な山だ。景色は最高だ。水は十分持って行こう。
新道コース

 アクセス
 山部自然公園太陽の里手前の駐車場に停め、道の反対側の登山口に向かう。
 国土地理院地図 Google Map
 9月5日<1999(H11)年 登り4:30 下り3:00>
 林の中は蒸し暑くバテバテになった。団扇を忘れたことが響いた。見晴台までなにも見えず、花もなく退屈な登りが延々と続いた。見晴台について辛うじて景色を見ることができた。また、鶯谷を過ぎるまで退屈な登りが続いた。登っている途中に頂上かと思っていたのがどうやら夫婦岩らしいかった。また、しばらく行くとこんどは屏風岩が頂上に見えてきた。
 どちらも頂上にしては少し小さすぎると思った。半面山に着いたら風が通り抜けていて、元気がでてきた。雲峰山越しに頂上を見上げる。頂上はすぐのようにも、遠くにも見えた。取りあえず、雲峰山に向うこととした。雲峰山へはわずかに下る。コルには小さな沼が2つあった。熊ノ沼と言うらしい。ここからまた、ジグザグに登って行く。道は雨水で掘られていて登り難い。
 雲峰山へ着いて、疲れたので一枚岩の上にひっくり返り、梨を食べながら、鋭気を養う。頂上はもう少しと思い、雲峰山を後にする。また、わずかに下って登る。遭難碑が2つあった。ジグザグの登りの手前で雲峰山を振り返るとかなりの距離があったことがわかった。
 頂上直下には直登する道と左から回り込む道があったが、後者を選ぶ。頂上の岩が迫り最後に岩登りで頂上となった。頂上の標識は小さくて固定もされていないので、芦別岳にはずいぶんと不釣り合いのように思われた。
雲峰山 雲峰山から山頂を ジグを切る登山道(↑大) 頂上(山頂標識を持つ)
 山頂の登山者達は、ポントナシベツ岳の小さな沼のある方向に熊が3頭遊んでいると騒いでいた。愛棒は熊の動く様子が見えたようだが、私は全くみえなかった。親切な人がいて、わざわざ図を描いてくれたが、わからずじまいであった。富良野西岳方向の旧道を覗いて見ると、稜線に夫婦岩と思われる二対の岩塔が見えた。ポントシナベツ岳の奥には夕張岳が望めた。
ポントナシベツ岳を望む(熊3頭)(↑大) 夫婦岩?(↑大)
 あまりに、疲れていたので、すぐ昼食にした。旧道から登ってくる人は決まって、「思ったよりも時間がかかった。夫婦岩で迷った」などと言っていた。さらに驚いたことには木谷の沢からも登ってきた人がいたことだった。
 頂上からは隣りの1436m峰から延びるのこぎりの様な山々、その左奥には三角形の山が頭を出していた。右のすぐそばには富良野西岳、さらに右には富良野岳、上ホロカメットク山、十勝岳など、その奥には大雪山系が見えた。
北西の無名峰(↑大) 頂上から旧道方向 1436m峰(↑大) 盆地と十勝連峰を(↑大)
 団体さんが居なくなって、寂しくなったので、早めに下りることとした。今度は直登コースを下りる。屏風岩はまさに山水画の世界だった。半面山についてビール1本を飲む。半面山には登ってきたときにはわからなかったが幸福の鐘があり、愛棒はしきりに何かをお願いして鳴らしていたようだ。半面山からはまた、ひたすら下る。途中の尾根の道は登っているときには分からなかったが、断崖絶壁だった。草が目隠しになっていないと、とっても歩くことができないと思った。
 二人で6本のペットボトルと2リットルのビールは全くなくなっていた。こんなに飲んだのは初めてだった。

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 二人の山行記録(遊びの時間を含む)
 1999(H11)年9月5日 晴れ 新道コース 登り4:29 下り3:03
 8:06登山口→9:26見晴台→10:06鶯谷→11:03半面山→11:48雲峰山→12:35頂上13:13→13:40雲峰山→14:16半面山→14:53鶯谷→15:16見晴台→16:16登山口