阿部山(703m)

 ポイント
 宮城沢林道の送電線下で、三叉路になるので、真ん中の道を進むと道路が半分崩れた所に小沢がある。この小沢に入り倒木が二本横たわっている所を上がると登山口になる(目立たないグレーのビニール袋だが木立に括り付けた)。道標は一切ないが、所々に垂れているテープを目印に登って行く。
宮城沢コース

 アクセス
 手稲平和霊園の奥に宮城沢林道の入口があり、その前に駐車スペースがある。手稲平和霊園にトイレあり。
   国土地理院地図  GPSトラックは山の地図帳「2017.10.19」へ 周辺地図
=風景写真をクリックすると大きなサイズになります=
 10月19日<2017(H29)年 往復5.258km 登り1:43 下り52>
 林道入口には一台の車が停まっていた。その傍に駐車し準備をしていると、ワゴン車が一台停まった。準備を終え、林道入口に入って行くと、ワゴン車の男性も歩き出す。阿部山に行くのかと思い、話しかけると散策だと言う。落ち葉を踏みしめ歩いていると途中で、藪に消えてしまう。多分、キノコ採りではないかと思う。宮城沢川に架かる鉄のフレームがあるが、橋でないので渡らないでくださいとの旨が書かれた看板がある。渡るなと行っても、水が多くて飛び石が沈んでいる。仕方が無く、鉄のフレームの上を渡って行く。宮城沢川はたいした川ではないが、渡るとなると長靴がひつようになる。
林道入口 宮城沢林道 鉄のフレーム 宮城沢川
 送電線を潜ると、三叉路になる。左が砂防ダム、右が送電線の保守道路、真ん中が林道だが、以前に比べたら両脇から笹が迫ってきているようだ。水溜まりや倒木も横たわっていた。間もなく、道路が半分流された所がある。よく見るとコルゲート管が剥き出しになっている。どうやら、コルゲート管を埋め込んだ小沢に架かる土橋のようだ。土橋を渡り沢沿いに進むと、テープは垂れては居なかったが入った跡があるのでてっきり登山道だと思い込み辿って行くが、途中で道が無くなる。
送電線下 三叉路は真ん中 宮城沢林道 登山口の小沢
 戻ろうと思ったが、尾根筋に登山道が延びているはずだからと藪漕ぎをして登って行く。しかし、蔓が足に絡み疲れてしまうので、登りを諦め下り気味に登山道を探しだすと直ぐに笹の刈られた登山道に飛び出す。尾根道は刈り払われたばかりのようだった。標高400mを過ぎた辺りで一度傾斜が増す。急登になると、ジグを切って登る所もあり、登山道を見失しかねないので注意深く登って行く。
 500mを過ぎると細尾根になる。細尾根を過ぎると再び、傾斜が増してくる。下から人の話し声が聞こえ出し、ご夫婦が登ってこられた。鼻水の垂れっぱなしのご婦人が、バスで来たのか聞いて来た。車だと言うと何処に車を停めたのかと言う。墓場の奥の林道入口付近と言うと、車は一台も無かったと言う。このカップルは何処の林道から登って来たのか気になる。長靴に地味なグレー中心の衣服やリュック姿を見送りながら、登山者なのかキノコ採りなのかと考える。
 急登が終わると細尾根になる。再び、急登になり、登り切ったら岩場が現れる。頂上が近づくと手稲山の裾野が見え出す。
登山道に出る 追い抜かれる 岩場 手稲山の裾野
 所々に雪の残る登山道を登り切ると頂上に到着した。山頂には先行していたご夫婦の姿が無い。山頂標識を写し、手稲山を見ようとするが木立が邪魔で良く見えない。ご夫婦は琴似発寒川方向に下ったのだろうかと考えながら、チョコパンを頬張り、麦芽風味の炭酸飲料を飲む。食事を終えて、紅葉を見上げて下りだす。直ぐに、市街地が見え出す。
山頂 手稲山 山頂の紅葉 市街地が
 木立越しにツドームも見え、奇麗な紅葉の中を下って行く。細尾根からは手稲山の岩壁が見え出す。急斜面では、ジグを切る所が不鮮明で気を使う。落ち葉と急傾斜で、タチグリ状態の所もある。雪が積もっていたらとストックを持って来たのが幸いした。
ツドームが 紅葉 手稲山の岩壁
 ジグを切っている急傾斜を振り返りながら下って行き、緩傾斜になるとフッキソウの白い実が目に付く。最後に、登山口に下りたら、私が取り付いた所より少し奥で二本の倒木に挟まれた所だった。ピンクテープが垂れてはいるが見難いので、、枝を切ってすっきりさせ、立ち木に西友のグレーの買い物袋を括り付けて帰って来た。袋は蝶々結びだったので、もっとしっかり結んでくれば良かったかと思いながら、登山口の小沢を振り返る。
急傾斜を振り返る フッキソウの実 登山口 登山口の小沢
 

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 山行記録
 2017(H29)年10月19日(木) 晴れ 宮城沢コース 往復5.258km 登り1:43 下り52
 10:33駐車場所→10:39鉄の橋→10:43送電線下(三叉路:真ん中)→10:49登山口の小沢→
登山口の手前から間違って入り藪漕ぎ→11:09登山道へ復帰→11:25急登400m地点→11:42細尾根へ500m地点→11:50急登550m地点→12:03岩場へ→12:16山頂12:31→12:39急傾斜へ600m→12:43細尾根へ550m地点→12:48急傾斜へ500m地点→12:56傾斜が緩む400m地点→
13:09登山口13:13→13:16送電線下(三叉路)→13:22鉄の橋→13:27駐車場所