横津岳(1167m)・烏帽子岳(1078m)・袴腰岳(1108.4m)

 ポイント
 横津岳の道は全部アスファルト舗装だが、途中からの見晴は良く、海の上を歩いているような気分になった。頂上からも大沼や駒ヶ岳が見える。烏帽子岳の湿原にはワタスゲがあり、袴腰岳には少ないながら高山植物が咲いている。下北半島や津軽半島は海に浮いているようだった。
横津岳スキー場コース
=風景写真をクリックすると大きなサイズになります=

 アクセス
 函館方向からは大野大中山線と函館新道の北向き車線を走り、大川新道との交差点を右に曲がる。この交差点には左にパークゴルフ場、函館新道をくぐると、左に松浦果樹園がある。この道路を真っ直ぐ行くと函館カントリークラブの鉄のゲートが半開きになっていた。関係者進入不可の看板があるが、ゴルフ場の駐車場を通過する。頂上近くなると横津岳スキー場が現れるが、まだ上る。
 最後に鉄製のゲートが見えると、右側に駐車場所がある。10台以上は駐車可能と思われた。
  国土地理院地図  周辺地図
交差点左にある標識 函館新道をくぐる ゴルフ場のゲート 最終ゲート
 6月7日 <2002(H14)年 一周3:20>               北の山游詩:ワタスゲの小道
 ゲートの傍に登山届ポストがある。ゲートの狭い格子をすり抜けて、舗装した道路を辿る。道路脇にはハクサンチドリやミネザクラ、オオカメノキが満開だった。振り返ると函館山が見え、南の洋上には下北半島や津軽半島が海に浮いているように見えた。
 横津岳は数十年前にバンダイ号(YS11)が航路を誤って山に激突したことで有名だが、ご遺族の方々はこんな素晴らしい風景の中、どのような心境で登られたかを考えると心が痛む。
 しかし、現在はこの素晴らしい風景を見て、素晴らしいと感じて欲しいと願いながら舗装道路を辿る。
ゲート傍の登山ポスト ハクサンチドリ 途中でも函館が 舗装道路
 頂上近くなると、右に烏帽子岳への分岐があるが、真っ直ぐ頂上を目指す。高山植物のチシマフロウやミヤマキンバイも咲いて来る。山頂標識がないので、棒杭の傍で駒ケ岳をバックに記念写真を撮す。
頂上が近づく チシマフロウ ミヤマキンバイ 頂上(大×)
 山頂には広く大きな航空レーダー基地が広がっているが、展望は360°得られる。頂上の北側は駒ヶ岳が見え、太平洋は雲海の下だった。東側には丸山、鷲泊山、泣面山、恵山が連なり、これから行く烏帽子岳や袴腰岳も見通せる。
                     ←大
                            丸山         鷲泊山  泣面山         恵山 袴腰
 南側には函館山と函館の市街地、目の前に鳴川岳が広がっている。
                     ←大
        函館山 市街地                      鳴川岳
 北側には大沼が光り、駒ケ岳が聳えている。
                     ←大
        大沼                       駒ヶ岳
 山頂から改めて下ると、舗装道路を土盛りをして作ったことと、笹の背が低いためか、余りにも海が近くに感じ、海の上を歩いている錯覚に襲われる。道路が更に、海へと続いて、どこか別天地へ行けそうだった。
 そう言えば、HYML仲間の坂口さんも病気上がりの奥さんとご一緒に登ったはずだった。こんな素晴らしい風景と伴に登られて亡き奥様も幸せだったことだろうと勝手に思う。心の中で一つのケルンを作り、野花を添える。
 先程の分岐まで下り、鉄塔やタワーの保守管理道路を矢印に従い舗装道路を辿る。
海に続く道を下る 烏帽子岳分岐 登山口への道標 次のタワーへ
 最後のタワーで舗装道路が途切れる。そこが、登山口の標識はないが登山口と呼ばれているところらしい。直ぐに慰霊碑の分岐になり右に行くと、ミネザクラが満開な巴ラインとなる。
最後のタワー いよいよ登山道(右へ) 烏帽子岳を目指して巴ラインを行く
 巴ラインを辿って行くと、第一湿原が出てくる。道端にはミネザクラやワタスゲが咲いていた。第二湿原には小沼があり、心無い人が沼の傍まで行くので、ロープが張られていたが、依然として入り込んだ後が窪んでいた。 
第一湿原 ミネザクラ ワタスゲ 第二湿原
 間もなく、烏帽子岳を行かないで、袴腰岳へ行くバイパスの分岐にでる。われわれは烏帽子岳を目指す。烏帽子岳の山頂にはチシマフロウが満開だった。山頂からは函館山や庄司山が一段と近くに見えた。女性二人が熱心に花を観察して楽しんでいた。この二人は烏帽子岳で帰って行った。
 烏帽子岳から袴腰岳へは一度下りて登る。まず、最低コルの憩いの森まで下る。
袴腰岳分岐 烏帽子岳頂上(大×) 函館山・庄司山を 袴腰岳を
 下りの斜面には大きなシラネアオイやタチツボスミレが咲いていた。ここから、また登り返して、岩場の山頂の端にでる。
 頂上はさらに奥にあり、だらだらと進む。頂上にはご夫婦と男性二人連れの先客がいた。いずれも、横津岳から登ってきていた。われわれは、虫が多く、座ると展望が無くなる狭い山頂を避け、岩場に戻って、昼食をする。
 岩場は適当に風が吹いてくれるので、虫が草にしがみ付いて避難していた。フレップやミヤマキンバイなどの高山植物も少ないながらあり、ミヤマキンバイは満開だった。
シラネアオイ タチツボスミレ 風で避難している虫 ミヤマキンバイ
 相変わらず、下北半島、雁皮山、津軽半島、函館山、庄司山、矢越岬、葛登岬、当別丸山が良く見えた。
                     ←大
   下北半島     雁皮山            函館山 庄司山  矢越岬 葛登支岬 当別丸山
 最後に、山頂で記念写真を撮し、お花畑、函館山、駒ケ岳を見て下山する。
袴腰岳山頂(大×) お花畑 函館を 駒ケ岳を
 岩場の山頂を振り返りながら下って行くと、道端にはカラマツソウも揺れていた。駒ケ岳を見ながら、袴腰岳を振り返りながら下って行く。
岩場の山頂 カラマツソウ 駒ヶ岳を見ながら下る 袴腰岳を
 =横津岳の登山道情報=
 山頂で会った男性は大沼から登る道があると言っていた。

二人の山行記録もくじ4へ   次袴越岳へ   アソビホロケール山へ

 二人の山行記録(遊びの時間を含む)
 2002(H14).6.7(金)  晴れ 一周3:20
 10:58登山口→11:26烏帽子分岐→11:31横津岳11:38→11:44烏帽子岳分岐→11:53アスファルト道路終点→12:19袴腰岳分岐→12:23烏帽子岳12:26→烏帽子分岐→12:37憩いの森(コル)→13:00袴腰岳13:35→憩いの森13:47→14:00烏帽子分岐→14:04烏帽子分岐→14:23第一湿原→14:32アスファルト道路→14:42分岐→15:03登山口