丹沢山(1567.1m)竜ケ馬場(1504m)日高(ニッタカ)(1461m)
   搭ノ岳(1490.9m)木ノ又大日(1396m)新大日(1340m)
    上ノ丸(879m)
                          山小屋に

 ポイント
 丹沢山は木が大きいので、搭ノ岳より展望は劣る。長尾尾根は標識が欠けているところがあるので注意しよう。
塩水橋コース

 アクセス
 塩水(えんすい)橋へは宮ケ瀬から県道70号線を入る。塩水橋はヘアピンカーブの真ん中だ。標識は橋の始めと終わりに1枚づつあるが、片側のみの表記で、宮ケ瀬方向から来たときには見えない。塩水橋を過ぎると、直ぐ右手が林道の入り口だ。
 国土地理院地図 周辺地図
=風景写真をクリックすると大きなサイズになります=
 4月18日 <2002(H14)年 一周約8時間>                  北の山游詩:明と暗の林
 塩水橋を越えたとは知らずに、道を登山姿で歩いている人に声をかけた。そこが、林道の入り口だった。札掛(ふだがけ)のことも教えてくれたが、これから先の道路も工事中だったので、男性と同じコースを辿ることにした。
 塩水橋を越えると直ぐ、右手に道標「札掛1時間30分 宮ケ瀬2時間 キュウハ沢1時間●」とゲートのある舗装された林道がある。道端に花が咲いていた。この林道は塩水川沿いを登るが、直ぐに右手に堂平へ行く道が分岐する。
林道入り口(大×) 入り口の道標
 道標「キュウハ沢1時間 札掛1時間40分 堂平1時間30分」から、本谷川沿いのキュウハ沢方向へ行く。暫し、清流の本谷川沿いを花を見ながら歩いて行く。
キュウハ沢へ 本谷川の清流 マムシグサ(大×)
 道標「丹沢山 宮ケ瀬」に従い真っ直ぐ行くと、天王寺橋がありその袂が登山口だった。登山口で愛棒は仙人が使う様な杖を手に入れ、沢沿いの登山道を登って行く。
丹沢山へ 天王寺橋 登山口 沢沿いを
 林道の左側を良く見ると、帰りに通る吊り橋の本谷橋がある。鹿柵はいたるところにあり、踏み板が濡れているときは結構滑る。途中、鹿柵のある所で真っ直ぐ行ってしまうが、迷い道だと直ぐ気づいて戻る。単調で、杉の暗い林を登って行くと、所々に紫色の花が顔を出す。
鹿柵を乗り越える(大×) 迷い道 単調な杉林 (大×)
 道標「丹沢山 宮ケ瀬」が出て来ると、所々にスミレの白い花や花のようなキノコのツチグルも顔を出す。ツチグルは触ると白い粉を噴出すので、そっと傍を通過する。また、道標「丹沢山 宮ケ瀬」が出てきて、支柱に手書きで天王寺峠と記されていた。
丹沢山へ スミレ(大×) ツチグル(大×) 丹沢山へ(天王寺峠)
 スミレを見ながら登って行くと、丹沢山の山頂を望むことができる。関東の山に来て感じるのだが、暗い杉林と明るい広葉樹林が対照的だ。まもなく、下りのための道標で、塩水橋まであと60分と書いていた。
スミレ(大×) 丹沢山を 杉林と広葉樹の境 道標
 登山道脇にはアセビ(馬酔木)やミツバツツジが咲いてくる。アセビが山で咲いているというのはどうも、庭木のようで不思議な感じがする。尾根は結構急な所もある。先行していた男性に追いつきそうになったが、男性は少しスピードを上げたようだった。高度が高くなると、桜が咲き出す。
アセビ(大×) ミツバツツジ(大×) 結構急な尾根 (大×)
 また、道標「丹沢山 天王寺尾根 堂平」が出てくる。どうも、地図に無い道が結構あるようだ。桜の下をくぐるところもあり、気分がまぎれる。木段が流されたところもある。
また道標が 桜の下を行く 木段が流された 木道に
 山頂近くなると鹿の食害から貴重な植物を守るための柵が所々にある。ラン科の植物を守るために、木道を作っているが、どうも湿地のようでもない。やがて、道標「宮ケ瀬10.8km 丹沢山0.2km 堂平2.5km」が現れる。
植生保護柵 木道 後0.2kmの道標、裏表
 山頂直下には、木の山頂標識と「塔ノ岳2.5km宮ケ瀬11.0km 蛭ケ岳3.4km」の道標がある。山頂にはみやま山荘が建っている。早速、山頂標識と記念写真を撮す。先行していた男性が案内板の所で休んでいた。長尾尾根のことを聞いたら、2か所地図に無い道があるとのことだった。1つは分岐していて左を行く、もう一つは鹿柵を越えるところが分かり難いととアドバイスを頂く。男性は地元の人では無いらしいが、連続3回来ているとのことだった。彼はどうやら、蛭ケ岳へ行くようだった。
山頂の道標 蛭ケ岳への道標 みやま山荘 丹沢山の頂上(大×)
 山頂には石の山頂標識もあるが、最初、何を彫っているのか分からなかった。丹沢山から不動峰を望みながら、丹沢山からは尾根伝いに竜ケ馬場、日高と進むと、箒杉沢が目の前に現れる。
丹沢山山頂標識 丹沢山から不動峰を 搭ノ岳へ下る 箒杉沢を望む
 竜ケ馬場が近づくと、不動峰が姿を現す。竜ケ馬場と日高の山頂は、丹沢山頂よりも景色が良くなる。塔ノ岳近くのコルは細尾根になり、道が崩れていて付け直していた。ヤビツ峠の方からはヨーデルを歌って登ってくる人もいた。
不動峰 竜ケ馬場(大×) 日高(大×) 崩れたコル
 塔ノ岳の山頂は大きな山小屋の尊仏山荘がある。中央には日時計(24時間計)があり、時計の原理を説明したプレートが埋め込まれていた。山頂標識も立派なものだった。ので、早速、山頂標識と記念写真を撮す。ここも丹沢山と同じ白い石の山頂標識があった。
尊仏山荘 日時計 搭ノ岳山頂(大×) 搭ノ岳山頂標識
 何よりもびっくりしたのが、山頂で登山者が座るために枕木大の木が山頂に数多く設置されていたことだった。塔ノ岳からは富士山が見えるはずだったが残念ながら見ることは出来なかった。それでも、隣の蛭ケ岳や大山、などを見ることが出来た。
 南の街並も霞んではいた。先ほどのヨーデルの主は外人だった。盛んに見えない富士山の方向を向いて満足して休んでいた。われわれも山頂のテーブルに向かい、コンビニから買ってきたおにぎりを食べる。
                     ←大
    尊仏山荘                                               大山
                     ←大
                    日の出山荘                     ヨーデルの歌い手
                     ←大
                           蛭ケ岳                不動の峰
 塔ノ岳山頂に立つ「新大日を経て ヤビツ峠へ 札掛へ」の道標に従い、崩れかけた廃墟のような山小屋の日の出山荘を横目で見て、新大日方向へ下りる。下って行くと、鹿が3頭びっくりして跳ね飛んで逃げていった。また、直ぐに1頭が居て、今度は近づいても逃げないで草を食んでいた。だれかが餌でもやっているのだろうか。木ノ又大日に到着すると、「ヤビツ峠2時間25分 塔ノ岳25分」の道標が立っていた。
新大日分岐(大×) 日の出山荘 野生の鹿 木ノ又大日
 木ノ又山小屋は立派で、コーヒを飲ましてくれるようだった。新大日に着いて、新大日茶屋の前にある山頂標識と伴に記念写真を撮す。「新大日0.5km 札掛(長尾尾根)5.0km 札掛(境沢)5.4km」の道標に従い、長尾尾根に向かって下りる。
木ノ又小屋 新大日茶屋 新大日(大×) 札掛(長尾尾根)5km
 途中、「札掛 長尾尾根 新大日」の道標が立つT字路を通過し長尾尾根を下って行く。長尾尾根は天王寺尾根と表尾根の間の尾根なので、見晴らしが悪い。唯一、丹沢山の北尾根続きにある西峰、中峰、東峰のダンゴ山兄弟?が見えるのが救いだった。人気が無いのがうなづける。西峰は太礼ノ頭(1352m)、中峰は円山木ノ頭(1360m)、東峰は本間ノ頭(1345.4m)というらしい。
 しばらく行くと道が二股になる、ここは左だったと思い出し左へ行く。下でまた道が合流するが、右の道は合流地点が細尾根で荒れていて、歩きにくそうだった。
 これからまた下がるが今度は鹿柵が出てきたが、柵の左に道が延びている。ポケナビで見ると登山口に真っ直ぐ向いているので、てっきり正規の道かと思い辿る。だんだん道が荒れてくるが、シルバーテープがぶら下がっているので、そのうち良い道になるだろうと思ったが、どんどん、崖に下りて行く。依然としてシルバーテープがあるので崖を下る。
 石は脆くガラガラと音を立てて落ちて行くので、気が気でなかった。もう、テープも見当たらなくなったので、引き返すことにしたが、上を見てびっくりした。良く下りてきたなと思う。また、登り返さなければならないので、相棒が登ることができるか心配だった。なんとか、足場を作り、木の根が大丈夫が確認し、引き返す。木の根がないところは棒を掴ませ何とか登り終えてほっとした。
 場所は上ノ丸(879m)より手前の1000m地点だった。どうも、牛道の沢に下りるマニアの道のようだった。それにしてもテープには懲りた。  
長尾尾根分岐 長尾尾根を下る 最初の鹿柵を 下りてしまった崖
 また、先ほどの鹿柵のところに辿り着くと、われわれの行った道の上に木が寝かせてあった。私はその木の上に何本かを添え、次の人が間違わないようにした。結局、鹿柵を乗り越えて、こちらからは見えない道標を見ると、札掛とあった。
 ここを下ると上ノ丸を右から巻いて、「札掛30分 キュウハ沢(本谷コース1時間30分)」の道標が立つ三叉路にでた。真っ直ぐ行くと雨量観測所がある尾根道、右は札掛、左は本谷だった。ここから、ロス時間を取り戻そうと愛棒は小走りで下る。途中でギンリョウソウを見つけて写真を撮すが、焦ってピンボケだった。終始聞こえていたチエンソーの音が一段と大きくなる。どうやら杉の間伐を行っているようだった。 
三叉路 落ち葉だらけの道 木の橋 ギンリョウソウ(大×)
 やがて、川の音が聞こえてくる。本谷川だ。川原沿いを歩くと吊り橋の本谷橋があった。橋の袂には「札掛1時間30分 キュウハ沢40分 キュウハ沢40分」の道標がある。キュウハ方向から吊橋を見て、キュウハ沢の上流に目を移す。そして、朝登った登山口が目の前にあった。何故か、懐かしい。
 ここから、舗装された林道を塩水橋の入り口まで気分は一目散に下るが、さすがに、チョンボの後は疲れて力が出ない。
吊り橋の本谷橋 本谷橋の袂の道標 キュウハ方向から キュウハ沢

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 二人の山行記録 (遊びの時間含む)
 塩水橋コース
 2002(H14)年4月18日(木) 晴れ時々曇り(一周8:09)
 7:09塩水橋→7:40登山口→7:58宮ケ瀬分岐→9:42堂平分岐→10:26丹沢0.2km→10:38頂上10:43→11:04竜ケ馬場→11:26日高→11:46搭ノ岳12:20→12:36木ノ又大日→12:48ヤビツ分岐→13:03札掛分岐→13:35上ノ丸手前(迷って崖へ)分岐14:10→14:33札掛分岐→15:02本谷吊り橋→15:18塩水橋