姿見ノ池自然探勝路(1678m)
湯の沼 駒止の滝 ガマ岩 忠別湖・エオルシ

 ポイント
 探勝路は時計回りと半時計回りがあるが、時計回りがお勧め。

 アクセス
 大雪山旭岳ロープウェイを目指す。ロープウェイ前の駐車場は終日500円だが、直ぐ手前に無料の公共駐車場が空いていたので停める。
 国土地理院地図 GPSトラックは山の地図帳「2011.9.26」へ Google Ma
=風景写真をクリックすると大きなサイズになります=
大雪山旭岳ロープウェイコース
 9月26日<2011(H23年) 一周50分>
 公共駐車場に車を停め、湧駒別川に架かる橋を渡り、ロープウェイ山麓駅に入る。一人往復2,800円のチケットを買い終わったら、丁度、8時30分のゴンドラに間に合った。運良く、後ろの窓側になったので、コンドラから外の景色を楽しむことが出来た。ゴンドラの山麓駅から離れると、山麓の紅葉が望めるようになるが、紅葉には少し早そうだった。
山麓駅へ(大×) ゴンドラから 山麓の紅葉 山麓の紅葉
 ゆっくりゴンドラが上がっていると思ったら、すれ違うゴンドラ同士のスピードは結構速かった。当麻岳や裾合平の沼が見えだすと、もう山頂駅に着いてしまう。所要時間10分位で姿見(山頂)駅に着くと、古い山頂駅舎越しに旭岳が煙っていた。
ゴンドラが交差 当麻岳 裾合平の沼 山頂駅から旭岳
 駅前に出ると案内板や道標があり、よく見て、探勝路の回り方を時計回りとする。旭岳を見ると、依然として雲に覆われているが、晴れることを祈って時計回りに辿って行く。
案内板 道標 旭岳を 時計回りに(大×)
 駅前から夫婦池方向に向かって進むと、間もなく、第一展望台がある。展望台に上がって見ると山頂駅や旭岳、安足間岳が望まれた。旭岳は白い噴煙、雪、雲が入り混じっている。
第1展望台(大×) 山頂駅を 旭岳を 安足間岳を
 第一展望台を後にして、第2展望台に向かうと、満月沼の看板が出てくる。満月沼を見ると成る程円い形をしている。次に、第三展望台に上がると忠別ダムが見えて来る。
第1展望台(大×) 満月沼(大×) 満月沼 第3展望台
 第三展望台からは、夫婦池の片割れの摺鉢池が良く見える。展望台は、旭岳から雲がとれたところを撮そうとカメラマンが待ち構えていた。姿見展望台は小高い丘にある。展望台から旭岳に向かって歩き出す。
摺鉢池 旭岳を 姿見展望台を 旭岳に向う(大×)
 裾合平の分岐に来ると、鏡沼が良く見えていた。水面が風で小波立っていなかったら、安足間岳や旭岳が映えているだろうと思いながら鏡沼を見る。
裾合平分岐(大×) 鏡池(大×) 安足間と鏡池 旭岳と鏡池
 中岳温泉からの帰り道に姿見展望台経由で帰ろうと分岐から登って行くと、安足間岳や摺鉢池が良く見えて来る。夫婦池の看板が立っているので、見ると摺鉢池と鏡池での二つで夫婦池と解説している。どちらが夫か婦かは決まっていないというが、見れば一目瞭然だと思う。
安足間岳を 摺鉢池 夫婦池の看板 鏡池
 姿見展望台へと上がって行くと、旭岳がずんずん近づいてきて、噴気孔の方へ遊歩道が延びている。辿ってみるとどん尻に旭岳大崩落の看板が立っていた。その看板によるとコニーデ型の山が600年前に噴火して大崩落を引き起こした地形だと言う。改めて、音を出して白い煙を上げている噴気孔を見上げる。
旭岳 旭岳 旭岳の大崩落 噴気孔
 地獄谷で記念写真を撮し、大勢の観光客で賑わう姿見展望台へ足を運ぶ。姿見の池も風で小波立っていて、旭岳を映えてはいなかった。
噴気孔(大×) 地獄谷 姿見の池と旭岳 姿見展望台(大×)
 姿見展望台では、観光客の合間を縫って看板前で記念写真を撮す。旭岳小屋の横を通り、一番奥の第5展望台に上がる。旭岳小屋や姿見の池を眺め、観光客の鳴らす大雪の鐘を聞きながらベンチに座って風に吹かれる。
姿見の池と(大×) 旭岳小屋 第5展望台(大×) 姿見の池
 最後に姿見の池を一望して、旭岳小屋から山頂駅に戻る。
姿見の池
  最後に姿見の池を一望して、旭岳小屋の傍から下って行く。途中の道は、今まで辿ってきた景色と対照的に殺風景に感じた。姿見の駅前に戻ると旭岳は雲に覆われてしまっていた。山頂駅に戻ると臨時便が発車するところだった。
姿見駅を 殺風景な道(大×) 姿見駅前から 山頂駅に(大×)
 番外1 湯の沼
取水施設? 湯の沼
 旭岳温泉の中に「湯の沼」と地図に記載されていたので旭岳温泉と天人峡温泉を繋ぐ遊歩道の入り口から見に行く。養魚場跡から見られるかと思ったが、背丈を越える雑草があり断念して、その上のホテルのような建物の奥から眺める。
 沼は、名前に反して、普通の冷たそうな沼だったが、取水施設なのか温泉施設なのかは分からない設置がある。
 番外2 駒止の滝
看板 駒止の滝 由来書(大×)
 湯の沼の南に「駒止の滝」の看板があり、その前に駐車場がある。車を停めて、見に行くと、音を立てて流れ落ちる滝があった。
 柵はかなり腐食が進んでいいるようでおっかなびっくり覗いて見る。
 見終わって、看板を見ると由来書が打ち付けられていた。
 番外3 ガマ岩  国土地理院地形図
ガマ岩
 帰り道、道道1160号線を下り美峡橋を渡り、2つ目のカーブに差しかかるとガマ岩の看板が目に入る。その背後に木立越しに大きな岩が鎮座しているが、残念ながら木に覆われていて判然としない。地図には二コブになっているようだがそれも分からない。
 番外4 忠別湖   番外5 エオルシトンネル碑
エオルシトンネル ダム 旭岳と忠別湖
 忠別湖沿いの道道213号線に入っても忠別湖が見えない。ようやく、エオルシトンネルの手前に駐車場があり、入ってみると、エオルシトンネル名称の由来が書かれてプレートが嵌め込まれた石碑がある。
 そこからダムや忠別湖、旭岳が望まれた。
エオルシトンネル
トンネル名称の由来
 「頭が水についているもの」をアイヌ語でエオルシといいます。
忠別川に沿った左岸側の山並みのうち、忠別川に突き出ている地点を遠くから眺
めるとまさしくエオルシという表現になり、アイヌ民族は狩猟生活のなかでこの地点を一つ
の目印にしていました。
 現在はこの付近を江御(えおろし)と呼んでいますが、忠別ダムの関連事業である道道
旭川大雪山層雲峡線の付替工事の一部として完成したトンネル名をその由来に基づき
エオルシとしました。
 表題「エオルシトンネル」の文字は、美瑛町立俵真布(ひょうまふ)小学校の皆さんのご協力により
作成しました。
                                             1995年8月

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 二人の山行記録(遊びの時間含む)
 2011年9月26日(月)
 晴れときどき曇り 一周50分