總持寺と石原裕次郎の墓

 ポイント
 裕次郎の墓は環境も建物もすばらしい總持寺の墓場にあり、墓場はお寺の奥にある。

 アクセス
 JR鶴見駅から南へ歩いて行くと、鶴見大学のキャンバスと見間違う所にお寺の入り口があった。駐車場へは一本南の道路から入るようだ。
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 「降ろうか 照ろうか 暑かろうか 心の雲はゆれ動く 静かに 大きく 深呼吸 雲は流れて 心晴天 大本山總持寺・・・」と書かれた看板と灯篭があり總持寺と気が付く。良く見ると、道の左には案内板もある。緑豊かな道を奥へ進むと「総門」があり、門の上には三樹松関(さんじゅしょうかん)」と書かれた扁額(へんがく)が架かっていた。次の「 三門」も見え出し、大きなお寺の案内板が道端に建っていた。
入り口 総門 三門 案内図
 「三門」の左右には金剛力士(仁王)像が睨みを利かせていた。「三門」を入ると大きな灯篭が鎮座していいた。改めて。「三門」を振り返り、庭の綺麗な「向唐門」を横目で見ながら歩いて行くと、凄く大きな「三松閣」が現れる。
灯篭 三門 向唐門 三松閣
 「三松閣」の横を辿ると、「香積台:総合受付」があり中を覗いてみる。中央廊下のつき当たりに、日本最大といわれる木彫の「大黒尊天」があるようだが、お坊さん達が廊下をピカピカに雑巾拭きをしていたので、玄関先の大黒さんと恵比寿さんを見るだけにした。帰りに、大黒さんを三回擦ってお賽銭を上げお祈りする。
三松閣 香積台 大黒さん 恵比さん
 「金鶏門」に入り、「百間廊下」を通過して、「大祖堂:本堂」を目の前にすると城のように大きく感じる。「大祖堂」を横目で見て、「裕ちゃんの墓」の道標に導かれて墓地をさ迷い、ようやく、「裕次郎の墓」に着く。「裕次郎」と彫られている門の奥にある墓石の前は献花で溢れかえっていた。
大祖堂 大祖堂 道標 裕次郎の墓
 墓の中には妻のまき子さんの歌碑が添えられていた。その内容は心に染みるものだった。人を傷つけ合う俗世とはちょっと違った優しい世界が展開していた。古銭を模った手水もあったが、じろじろ見ないで早々に引き揚げる。帰りは「玉兎門」を通り、写していなかったピカピカの「百軒廊下」を見る。この廊下は、手入れをしていれば、光輝くことを教えてくれているようだ。明日から、また、頑張れるような勇気を与えてくれた。
 美しきものにほほえみを
淋しきものに優しさを
たくましきものにさらに力を
すべての友に思い出を
愛するものに永遠を
心の夢醒めることなく
     石原まき子
歌碑 手水 玉兎門 百間廊下

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 二人の散歩路記録
 2008.5.23 所要時間30分