白井岳(1301.3m)                  OK

 ポイント
 初心者は朝里岳沢川沿いの尾根を主体に登り、吊り尾根のP1190mを目指すのが確実と思う。吊り尾根上で、北側に寄リ過ぎないこと。展望抜群
朝里岳沢川コース

 アクセス
 定山渓から朝里にぬける道道1号線(小樽定山渓線)を走り「札幌国際スキー場」に到着するが、朝が早かったのでチエーンが架かっていてセンターハウス前の駐車場には入れず、道路を挟んだ反対側の砂利を敷き詰めた駐車場に駐車させて頂く。登山口はスキー場の向って左手に伸びる作業道の延長線上にある。
 国土地理院の地形図  GPSトラックは「2006.5.3」の地図帖へ 周辺地図
=風景写真をクリックすると大きなサイズになります=
 5月3日 <2006(H18)年 登り3:06 下り1:13>
 札幌国際スキー場の未舗装駐車場に着き、GPSを立ち上げるが、衛星1個のみの捕捉で電波は未受信状態が続く。駐車場内を行ったり来たりして、ようやく電波を受信できるようになる。
 舗装道路を渡り、排雪され出来た砂利混じりの雪山からスキーを履く。雪山は地割れがしているので、朝里岳沢川上を歩いていることに気付く。右岸が崖になったので、左岸に渡ろうとしたら急なスノーブリッジが壊れて渡れず。仕方が無く、スキー場の作業道に迂回して左岸に渡る(スキー場のセンターハウスの横から来るとこの行程はない)。「危険」の看板があるが奥へ進むと、右岸に渡るための立派なスノーブリッジがあり、難なく通過する。後の2つも無事通過し、最後のスノーブリッジから尾根に上がろうとしたが、急なので左手の沢を進み、頃合を見て尾根に取り付く。
 尾根に上がると、真っ白なネコヤナギに今朝方の冷気で出来た樹氷が輝き、更に白さを増していた。
朝里岳沢川の上 スノーブリッジ周辺 取り付きの尾根 ネコヤナギ
 尾根は饅頭が重なったようで、途切れたり細くなったりしてすっきりしない。長白稜が左手にあり、その延長線上に山頂があるので位置関係はしっかりしているが、ついつい、朝里岳沢川を挟んだ朝里岳の斜面が見える尾根を辿る。
 高度が上がるに従い、冬将軍の吐息で出来た真っ白な樹氷の世界が広がる。白い樹氷は陽の光でギヤマンの輝きが加えられている。松葉を見ると透明な樹氷と乳白色の樹氷が入り混じっている。この透明な樹氷がギヤマンの輝きなのだろう。
 突然、樹氷の林が平らになり地図上の「944」地点に着いたことを実感する。
山頂方向を望む 朝陽に光る樹氷 松葉に付いた樹氷 樹氷
 「944」地点から、山頂方向へ進路を変更する予定だったが、急な尾根をトラバース気味に越えながら行く自信が無くなり、P1190mを目指して、吊り尾根に上がることにする。朝里岳の斜面は雪壁が割れ地肌が出だしている。高度が上がるに従い、釣り尾根に連なる雪庇が目に入る。雪庇の一部が崩落している所もある。やはり、遠回りでもP1190mに上がるのが正解だったかと思う。P1190mの北東斜面はすり鉢状になり雪庇も付いている。
山頂を望む 朝里岳を望む 山頂を望む P1190mを望む
 P1190mに近づくに従い、吊り尾根に大きな雪庇が迫り出して、小規模ながら崩落の跡が良く見える。山頂方向へ目を向けて、名前の付いていない沼を探すが目視できない。振り返ると、雲の中だった手稲山が顔を出していた。西峰が際立って尖がって見えた。P1190mの直下は樹氷の林で、雪崩の心配がない分安心して辿る。林の中は朝日が当って融け出した樹氷が音を立てて降り注ぐ。朝里岳から釣り尾根に下りてくる回廊も間近に見えてくる。
大きな雪庇 手稲山を望む 樹氷の林を辿る 朝里岳からの回廊
 釣り尾根上のP1190mに上がると、目の前に羊蹄山が現れる。山頂は結構遠くに見える。尾根を辿りだすと右手に無意根山、尻別岳も現れる。左手には春香山と奥手稲山、石狩湾を越えて増毛の山々が見えだす。大きな雪庇のある尾根上には既に小さいながら割れ目が発生していたので、木のある南側を辿る。怖くて、沼を覗く気にはなれなかった。この部分は雪庇なのか尾根上なのか下から見ないと実感がないので注意して通過する地点と思う。
羊蹄山が顔を 山頂を望む 無意根山を望む 増毛と石狩湾
 山頂手前のP1240mに近づくと真っ白な余市岳の肩越しに羊蹄山が良く見えるようになる。P1240mも山頂の雰囲気を醸し出している。P1240mを越えると雪面は鮫肌の様にザラザラしてきて、山頂が見え出す。
 平らな山頂に上がると、ハイマツに山頂標識が括り付けられていた。来し方を振り返ると、スキー場の施設越しに赤岩山と小樽港が煙って見え、山頂からは360°のパノラマが広がっていた。暫し、海を見ながらココアを飲み、愛棒に電話をかける。
羊蹄山を望む P1240mを望む 山頂を望む 赤岩山と小樽
 朝里岳は流石に飛行場と呼ばれるだけあって平らで、何処が山頂か分からない。その頂きに、積丹の山々がさながら山頂のように頭を出している。朝里岳から余市岳にかけては真っ白で、まだ時間が早いのか、誰の姿も見えない。余市岳の向って左の山陰にはニセコと思われる白い山々が僅かに覗いている。
 帰りがけ、山頂を一周し、改めて羊蹄山、余市岳、定山渓天狗岳、無意根山などを写す。
積丹の山々が頭を 羊蹄山を望む 余市岳を望む 定山渓天狗山を
 羊蹄山を中心に左に無意根山、右に余市岳が鎮座する光景は贅沢の一語に尽きる。
                     ←大
             無意根山               羊蹄山                 余市岳    朝里岳
 平らな朝里岳の上には積丹の山々、海には小樽の赤岩山が突き出、海の向こうには霞んではいるが増毛の山々が連なっていた。
                     ←大
朝里岳  積丹の山々                      小樽                      増毛
 遠くにはホロホロ山や徳瞬瞥岳が望まれれ、定山渓天狗岳は地続きに思えるほど間近にあり、神威岳は烏帽子岳の岩塔のように見えた。天狗の後には札幌岳、恵庭岳、空沼岳が望まれる。
                     ←大
                      烏帽子岳 神威岳             定山渓天狗岳   札幌 恵庭 空沼
 帰りは、一度は沼方向の斜面を下ろうと思ったが、全く下がどうなっているか確認できなかったので、元来た道を帰る。1190mまでは登り返しがあるので、シールを付けて下る。後は北斜面を下るだけだが、カリカリの部分と融け出した部分がある潅木の間を滑るのは苦労する。尾根の鞍替えもしなければならない所が有り、下手なので何度か撃沈する。
 朝里岳コース 未踏

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 二人の山行記録 (遊びの時間含む)
 2006(H18)年5月3日(水) 晴れ スキー 登り3:06 下り1:13 単独
 6:28駐車場→6:49SB(右岸へ)→7:09SB(左岸へ)→7:14SB(右岸へ)→8:04P944→8:53P1109m→9:15P1240m→9:34頂上10:08→10:28P1109m→10:43P944→11:21駐車場