占冠simekappu(三角点782.8m)

 ポイント
 登山道があると言うので、期待して登ったが、頂上まで樹林帯が続き、送電線下以外は展望が無い。町名は「しむかっぷ」だが、三角点名は「しめかっぷ」となっている。
NHKテレビ中継放送所ルート

 アクセス
 JR占冠駅の北側に、NHKテレビ中継所の看板があり左折する。JRの線路を潜り、道路の脇に除雪して駐車させていただく。
 国土地理院地図  GPSトラックは「2008.1.28」の地図帖へ 周辺地図
=風景写真をクリックすると大きなサイズになります=
 1月28日<2008(H20)年 往復スノシュー8.315km 登り3:25 下り1:37>
 スノーモビルの跡の付いた作業道を辿って行くと、途中で三角山林道の分岐がある。更に、登って行くとNHKテレビ中継放送所が現れる。奥には民放「HBC、STV、HTB、uhb」の施設もある。作業道はここまでで、後は、針葉樹の暗い樹林帯を辿ることになる。
作業道 三角山林道分岐 中継放送所 ケーブル埋設の看板
 針葉樹の暗い樹林帯の中では、風が吹けば頭の上に雪の爆弾が降ってくる。時折、林班の境界標やピンクテープが出てくる。木が朽ちた空地には、朽木を骨にして、色々な形の雪の造形物が出てくる。それを見ながら白鳥に似ているとか、雪だるまだ、いやお供え餅だとか言いながら登って行く。
林班境界標 ひたすら登る 白鳥? 雪だるま
 デビークロケットの帽子の様に後に尻尾が付いた様に見える雪の造形物も現れる。ようやく、林が途切れ広場に着くとパラボラアンテナが現れる。奥には送電線の鉄塔も見えて来る。送電線の下に到着すると、夕張や日高の山々がほんの少し見えていた。
デビークロケットの帽子 パラボラアンテナ 送電線の鉄塔 送電線下から山が
 林の中で展望が無いので、雪の造形物が楽しみになる。とぐろを巻いた大蛇の様なもの、人の首の様なものも現れる。そして、また、風が吹けば吹雪きになる暗い森を登って行く。山頂近くになると、平らになり何処が山頂なのか分らなくなり、ひたすら高みを探してさまよう。突然、目の前が開け小高い所があったので、山頂とした。この開けた所は幅の広い林道で、高みは法面の上のようだ。私が先に高みに上がると、その裏側には兎が居て、雪煙を上げて慌てて逃げていった。
大蛇 暗い森 山頂?
 相棒が高みに上がり、記念写真を撮し、遅い昼食にする。昼食が終わり、先程の兎の居た場所に行って見ると、兎は雪洞の中に居たようだ。下山を開始しだすと、青空も覗いてくるが、暗い森の中なので、すっきりしない。地図からは想像できない深い谷を見ながら下山する。
山頂 兎の雪洞と足跡 青空が覗く 深い谷
 白い白樺に雪団子が付いていて、真っ白な林もある。送電線下に着くと、日高方向の山々に日が差していて綺麗だった。登って来るときには綺麗に丸かった雪の造形物も林の雪の爆弾で、ゴルフボールの様になっていた。ようやく、林を抜け作業道を下って行くと、JR占冠駅が目の前に現れる。
白樺に付いた雪 送電線下から ゴルフボール JR占冠駅を

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 二人の山行記録 (遊びの時間含む)
 2008(H20)年1月28日(月)  小雪 新雪30cmラッセル 往復スノシュー8.315km 登り3:25 下り1:37
 9:51作業入口→10:21放送所→11:53パラボラアンテナ→12:05送電線下→13:16頂上13:45→14:13送電線下→14:17パラボラアンテナ→15:02放送所→15:22作業道入口