精進川河畔公園の解説板群 |
ポイント 精進川河畔公園の西側は平地になっているので、何処からでも入れそう。東側は河岸段丘なので、北口、氷池口、公園口、りんご橋口、精進川の滝口、精進橋口(未確認)から入ることになる |
アクセス 国道453号沿いに無料の天神山駐車場がある。奇麗なトイレも完備されている。 国土地理院地図 精進川緑地・天神山のGPSトラック - 野山の地図帖 Google マップ |
10月17日<2020(R2)年> |
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精進川ふるさとの川づくり 精進河畔公園案内図 この区間の整備方針は「水辺の ふれあい空間」として親水性を 高め、公園と一体となった良好 な水辺空間を創出することです。 そのため柵と護岸を撤去し、川 を蛇行させて川らしい景観の 復元をめざした。 ★河畔公園のみどころ |
@緩傾斜法面 この区間全体に採用され ています。隠し護岸がして あります。 |
A親水広場 公園と一体となっ た整備をおこない ました。 |
B石組帯工 玉石だけを置き、河床の移 動をとめながら流れに変 化を生じさせるようにし ています。 |
C樹木保護工 川岸の樹木をまもる ためにコンクリート 塊をつんでいます。 |
D斜路式落差工 生物の往来ができるようにな ることをめざしました。 |
E精進川の滝 整備計画区間の中で 最も優れた景観を有 しています。 |
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精進川ふるさとの川づくり ●景観の復元 河畔公園内の区間はコンクリートブロッ ▼再改修前の様子(平成4年9月) ク護岸と柵を撤去して、人々がどこから でも水辺に近づける自然な小川の景観を ▼施工直後の様子(平成6年7月) めざしました。 ※廃材の利用 取り壊したコン/クリート塊は、/川岸の斜面に並/べ隠し護岸とし/て利用しました。 |
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●オオバヤナギ(ヤナギ科) 山地の河畔林に多く、高さ30メートル以上/に成長する落葉樹。北海道では道央、道東に/多く見られます。昔は器具や下駄、大木から/は丸木舟がつくられました。 ※部分的に伐採された理由 このオオバヤナギは調査した結果、樹齢約100年/を越える大木でした。風雪などによる倒木の危険/から部分的に伐採しました。精進川や札幌の成り/立ちを考える上で貴重なものとして保全の対象と/しています。 ■ヤナギの見分け方 葉や冬芽のつき方で見分/けます。オオバヤナギは/エゾノバッコヤナギの葉/の裏面に綿毛が生えていないのが特徴です。 |
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●川とまちの変遷 もとの精進川は、精進の滝のあたりで豊/平川に流れこみ、いまの精進川下流部に/は、豊平川の分流が流れていました。 ※むかしの中の島 豊平川本流と分流に囲まれた中州のような地区が、/現在の「中の島」です。 中の島では昭和の初め頃の堤防工事により、豊平/や平岸と地続きになりました。この頃はリンゴなど果樹園の広がる牧歌的な農村地帯でした。 戦後、豊平川沿川は急激に市街地化が進み、/洪水防止の整備が必要になりました。/そこで精進川では、水を直接豊平川へ流/す放水路が昭和46年に設置されました。 図は明治29年(1896)ごろ |
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●親水広場 公園と一体となった整備 かっては、コンクリートブロック護岸と柵 ▼再開発前の様子(平成4年9月) で公園の中央部分が分断され、水辺から人を遠 ざけていました。 そこで、護岸と柵を撤去して、中州となだ ▼施工直後の様子(平成7年5月) らかな広い斜面をつくり、川を蛇行させて 自然に近くなるようにしました。 中州は現在、回復した緑に覆われています。 |
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氷池 この池は、天然氷を切りだすための氷池(ひけ)を地域住民 の人々の要望により再現したものです。 解 説 大正11年頃から昭和12年頃まで、精進川と豊平川南22条の 両側に幅25mの池を造り天然氷を採取していました。氷を厚くするた めには長い時間が必要ですから、一冬に二回しか切り出しはできな かったそうです。また、氷池から切り出した氷は馬車で札幌に運ば れ、冬のリンゴ農家の貴重な収入源となっていました。 |
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寄 贈 札幌ライオンズクラブ 一、八 重 桜 四十五本 二、植 樹 場 所 精進河畔公園 ※植樹年次および歴代会長 第 四 代会長 加藤 武(平成十九年十月五日) 十五本 第 五 代会長 小田哲士(平成二十年十月四日) 三十本 第十五代会長 佐々木 誠(平成三十年十月七日)プレート設置 私たち札幌赤レンガライオンズクラブは、 札幌市と連携協定を結び、桜の木一〇〇〇本植樹の運動を続けております。 この度当クラブの結成十五周年記念事業として、 新たにこのプレートを設置致します。 平成三十年十月七日 |
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「桜とライオン」 原作 武内紘三 補作 三上洋右 平成十七年十月、桜の木一〇〇〇本植樹はスタートした。 札幌赤レンガライオンズクラブの一大アクトだ。 春の訪れを告げるかのように桜は咲く。人々は夢と希望を花に託し、一本の桜の花に歓声があ がる。千本の桜の花は周りの空気も桜色に染め、人々の幸せの声がこだまする。正に日本の春である。 陽光を浴び、光合成の盛んな桜の木は新緑の葉を生い茂らせ、目に優しい緑を発し、涼やかな水 陰を生む。秋になり紅くなった葉は地上に堆積し、虫たちの温かい棲家となり、翌年そこは更に緑 の濃い場所となる。 人々はその葉を保存し、お祝いの席をほのかな桜の香りで包む。落ち葉を集め、畑に使い、豊か な実りを生む。冬になり花や葉を付けない枝を剪定し、燻製づくりに使い、美食家をうならせる。 更に年月を経た桜の木の皮は樺細工として美しい工芸品に生まれ変わる。 幹は建築の装飾材として使われ、未来永劫あめ色になるまで人々に大事にされていくのである。 古くから使われる桜の異称として「花王」がある。まさに花の中の花、花の王とも言うべきは桜 であり、日本の花、日本の心である。 そして、我々は、その姿にライオンズクラブのシンボルとなっている百獣の王ライオンの姿を重 ね合わせるのである。 人々の身近に一本でも多く、桜の木の植樹を進めていきたい。 札幌赤レンガライオンズクラブ |
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氷 池 跡
大正11年ころから昭和12年ころまで、精進川 と南22条橋の両側に5カ所、幅25mの池を作り 天然氷を採取していた。切りとった氷は馬車で 札幌まで運び、冬のリンゴ農家の貴重な収入源 となっていた。 中の島地区とよひら”ふるさと再発見”委員会・札幌市豊平区 |
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精 進 川 の 滝 平岸の河岸段丘は、西野集塊岩層により形成 された。昔はこの河岸段丘が切れる川尻付近に 滝があり、そこをアイヌ語で「オ・ソ・ウ・シ」と いった。それがなまって精進川よばれるよう になった。 中の島地区とよひら”ふるさと再発見”委員会・札幌市豊平区 |
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精 進 川ふるさとの川づくり 〇精進の滝 精進川 名前の由来 この滝から上流にサケがそ上できず 「魚の住まない川」から精進川と名が 付いたという説もある。 ▲再改修前の滝の付近の様子 ▲護岸と柵を撤去 滝直下まで護岸と柵が設置され 景観をそこなっていました。 |
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精 進 川ふるさとの川づくり ●エンゴサク(ケシ科) 高さ15〜20センチになる多年草。開花は4〜 5月。花の色は水色、青、紫、赤紫など様々。 北海道、本州中部以北に分布。食用や塊茎を乾 燥したものは鎮痛剤に用いられていました。 ●オノエヤナギ(ヤナギ科) 河川敷に多く自生し、湿地などにも普通に見 られるヤナギです。葉は細長く、新葉の緑が裏 側に巻き込むことが大きな特徴です。 |
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精進川ふるさとの川づくり ●景観の復元 まっすぐで排水路のようだった川のコン▼再改修前の様子(平成4年9月) クリートブロック護岸と柵を撤去して、 川らしい景観の復元をめざしました。 ▼施工直後の様子(平成6年7月) |
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