里山(203.1m)
恵比寿大黒展望台(151.5m)第一展望台(191.5m)第二展望台(189.4m)第三展望台(198m)
=石仏群=

 ポイント
 爾波山自然森林公園内にあり、三角山とも呼ばれている。山麓には四国八十八ケ所(ふれあいの森)や恵比寿大黒が鎮座する展望台もある。園内には、その他に3つの展望台がある。園内の案内板に記載されている遊歩道は道標もなく不明。第2展望台横から市街地に繋がる遊歩道も良くわかない。

 アクセス
 奈井江市街地から、東奈井江奈井江停車場(道道529号)線を走り、高速道路を潜って直ぐ左に看板「ふれあいの森/八十八ケ所」があ。中には広い駐車場がある。園内にも展望台毎に駐車場が完備されえている。
 国土地理院地図 GPSトラックは山の地図帳「2023.10.26」へ Google Map
=風景写真をクリックすると大きなサイズになります=
 10月26日<2023(R5)年 一周5.334km 2:22>
 桜の森の駐車場から出発しようと、一旦は駐車場に入るが、高速道路の工事車両が多くて退散する。変則的だが四国八十八ケ所の展望広場に車を停めようと、爾波山自然森林公園に入り直す。園内に入ると、駐車スペースのある広場があり、その一角に入林許可交付所と書かれた看板が目に付いた。その下に、郵便受けが転がっていた。確かこの辺りから遊歩道が始まるはずと辺りを見回すと、到る所に立入禁止の看板が立っている。どうやら、思わぬ所に穴があって落ちかねないらしい。細い舗装道路を上って行くと、小さなコブがあり、八十八ケ所の頂上広場がある。そこに車を止めて、恵比寿大黒展望台を見上げて山道に入る。
広場 入林届 立入禁止 恵比寿大黒展望台
 頂上広場の入口には八十八ケ所の看板があり、十一面観音の44番から始まるようだ。山道は少し荒れているので、笹を刈り込みハサミで切りながら下って行く。石仏の回りは必要最小限笹刈りをする。紅葉の中を下って行くと、広場に出る。
八十八ケ所 44番 紅葉 広場
 ここが桜の森なのだろうかと思いながら、広場を歩いて行く。広場の紅葉を満喫しながら歩いて行くと、八十八番の石仏があり、小沢には新春待橋が架かっていた。この橋の隣には、木造の橋が朽ちかけていたところを見ると時の経過を感じる。
桜の森? 紅葉 新春待橋
 高速道路が見え出すと、道道に下る道と、トイレの横を通る道に分かれる。再び、東屋のある広場になるが、ここがお大師広場なのだろうか。小径を越えると直ぐに駐車場になる。一旦、道道の入口まで下がって自然木の標柱「ふれあいの森/八十八ケ所」を眺める。桜の森はふれあいの森とも言うようだ。自然木の標柱は年代物に感じるが、裾にネジで止められたプレートには「新田春雄建立/長岡祥泉書/山瀬武刻/平成十五年十月」となっていた。
高速道路が トイレ お大師広場 標柱
 入口の駐車場は、工事車両で一杯かと思っていたが、意外と広いと振り返る。再び、お大師広場に入ると、昭和45年に建立された靈場記念碑がある。碑陰を見ると碑は昭和45年10月建立だが、開場は昭和36年5月5日と刻まれている。その傍に弘法大師像と石仏が並んでいた。石仏の中には千手観音第八番が鎮座していた。
広い駐車場 大師広場へ 記念碑 弘法大師像と8番
 看板を見ると、平成15年に板谷の山から高速道路の建設に伴い移設されたようだ。八十八所の碑があり、左が1番、右が88番地蔵と刻まれている。奇麗な紅葉を眺めながら山頂広場を目指して登って行く。
維持管理 由来書き 八十八所の碑 紅葉
 カラマツの林の中で、落ち葉を踏みしめて登って行く。尾根筋に出ると芝生になり、恵比寿大黒展望台に到着する。生憎ガスって何も見えなかった。頂上にも石仏が並んでいた。
林の道へ 階段が 尾根筋に 恵比寿大黒
 舗装道路からクマ除けの拡声器から里山に向かう。昔は遊歩道だったようだが、草が伸びていた。道は二つに分かれているので、左から登ってみる。霧の中から小屋が見え出し、そう後ろの平らな所に三角点があった。頂上からは登って来た反対側の道を下ってみる。頂上を振り返りながら下って行く。
里山へ 小屋が 三角点 振り返る
 クマ除けのオオカミの鳴き声が大音量なので耳を塞いで通り過ぎる。紅葉を眺めながら第一展望台へと向かう。展望台には駐車場もある。肝心の展望は霧の中だったので、紅葉を眺めて第二展望台を目指す。
道端にクマ除け 紅葉 第一展望台へ 第一展望台
 分岐になり、爾波山への林道厳島線は立入禁止になっていた。案内板を見ると、辿って来た舗装道路は林道里山線というようだ。分岐からセンターハウスへと下って行く。
分岐 立入禁止 案内図 センターハウスが
 センターハウスに向かう途中に、道標「石炭広場」「遊歩道・市街」があり、石炭広場へ行くことにした。石炭広場が何処なのか分からずにどん尻まで行ってしまう。案内図では遊歩道が延びているはずだが何処にもないので、引き返す。途中で、176.5mのコブに登って見ると、対岸にブルーシートで覆われた看板が見えた。そこが石炭広場だと認識する。
道標 どん尻 コブから 石炭広場
 道標に戻って第二展望台を目指す。すると、また道標「遊歩道・市街」「第一展望台」がある。確か、案内図では第二展望台のはずなのだがと思いながら板張りのテラスに上がる。霧でなにも見えなので記念写真を撮る。手摺には、半透明の細いトンボが止まっていた。
第二展望台へ 道標 第二展望台 第二展望台で
 次に、第二展望台から第三展望台へと向かう。第三展望台も霧で何も見えなかった。白樺林を見ながら下って行く。
第三展望台へ 第三展望台 白樺林
 ビジターセンターでトイレを借りて一休みする。展望台の横にあった道標「遊歩道・市街」が気になり行って見るが道は草に覆われているようだった。何処に通じているのかも情報はなかった。来た道を紅葉を見ながら引き返して行き、天気が回復して来そうだったので恵比寿大黒展望台に寄って見ると少し市街地が見えていた。
センターハウス 紅葉 舗装道路を 恵黒からの展望
 

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 二人の山行記録
 2023(R5)年10月26日(木) 霧 一周5.334km 2:22
 8:45八十八カ所頂上広場→時計回り→9:15道道入口→9:37恵比寿大黒展望台→9:46里山取り付き→9:50里山→9:54舗装道路へ→9:59第一展望台→10:04分岐→10:08石炭広場往復10:22→10:27第二展望台→10:31第三展望台→10:43分岐→11:00恵比寿大黒展望台→11:07八十八ケ所頂上広場