留辺蘂丸山(769.1m)      
=風景写真をクリックすると大きなサイズになります=

 ポイント
 登山道は無いので股下位の薄い笹を漕いで登る。尾根は1本(尾根通し)で赤いテープが付いている。
 厚和から見る山容は丸山というよりは三角山だ。山頂は岩場で西側が開け、大雪山、北見富士、武華山、武利岳、支湧別岳が望める。三角点は華梨場山kenasibayama
麦畑と丸山
北西尾根コース

 アクセス
 石北峠から国道39号線を留辺蘂町に向けて下り、厚和を過ぎると右手に「道道88号線常元」「鹿の子ダム20km」の標識が出てくる。右折し進むと、直ぐに「つりぼり厚和」の看板が左手に現れる。この入口には「堤の沢林道」の標識も立っている。
 ビバウシ沢の橋を渡り、「つりぼり厚和」を右横に見て、林道を進むと直ぐに右にUターンする道を辿る。次の分岐も、その次の分岐左折し、最後の分岐だけは直進する(左折すると突き当たり)。登山口は少し右カーブで登りかけた道の右側に古い作業道があり、入口の両側の木に白いタオルが縛られている。入口には車の退避場があり、数台の車が駐車できる。ここから、地図の416地点から派生する北西尾根を登る。
 国土地理院地図 GPSトラックは「山の地図帳2005.6.18」へ Google Map
 6月18日<2005(H17)年 往復2.266km 登り1:01 下り41>
 林道を辿ると、古い作業道を見つける。作業道の入口を観察すると、門の様に白い手拭が左右の木に取り付けられていた。取り付き地点はここだと確信するが、作業道は倒木があったり、高い藪なので余り歩き心地が良くない。尾根筋を見ると藪はかなり薄く背丈も低いので、尾根に上がることにする。林床はフカフカで心地が良いが、木の株や枯れた幹が落ちているので、しばしば脛に当る。何処でも歩けるので、倒木や藪の濃いところを避けて尾根通しで登って行くので、まるで、雪山を登っているような錯覚に陥る。良く見ると赤いテープが尾根に一直線に付いている。
 花は少なく、月並みのエゾイチゲやクルマバソウが咲いている程度だが、カラマツソウやミヤマハンショウヅルも数株顔を出す。
古い作業道 荒れた林道 背の低い笹を 笹の背丈が
 笹地を過ぎると、林床に何もない松林となり、一段と歩き易くなる。一部に炭化した真っ黒な木が土の中から覗いているが、昭和22年5月の山火事によるものだろうか。展望の無い樹林地帯を登って行くと、何時の間にか、木立越しに展望が利くようになる。頂上方向を見上げると、ザックの重みでひっくり返りそうになる位傾斜がきつくなる。登って行くと木立越しに山頂が三角形に見え出す。シャクナゲも顔を出しびっくりするが、辺りを良く見るとエゾムラサキツツジが多く、忘れたかのように数輪咲いていた。残念ながら花時期はとうに過ぎてしまっていたようだ。
 山頂直下は登山道化していて、ゴゼンタチバナやエゾムラサキツツジの傍を通り岩場に踊り出る。岩場に着くと、畑作地帯と北見富士が良く見える。ワラビ畑と化した山頂にもゴゼンタチバナは咲いていた。
何も無い松林 頂上の岩 岩場から北見富士 ゴゼンタチバナ(大×)
 三角点のある山頂からは西側が開け、大雪山、北見富士、武華山、武利岳、支湧別岳が望まれる。その他は留辺蘂市街と仁頃山が木立越しに辛うじて見える程度で展望は無い。山頂の岩に腰掛け、風に吹かれながら暫し時を忘れるが、青空に浮かぶ白い雲がお節介にもせっせと時を運んでいた。
 山頂は南北に長く、山頂の南奥まで踏み後が続いている。南からも登ってくる人がいるのかもしれないと思う。最後に小さな山頂標識の前で記念写真を撮り下山する。
           ←大
大雪山   北見富士    武華山  武利岳   支湧別岳
 三角点のある山頂からは西側が開け、大雪山、北見富士、武華山、武利岳、支湧別岳が望まれる。その他は留辺蘂市街と仁頃山が木立越しに辛うじて見える程度で展望は無い。山頂の岩に腰掛け、風に吹かれながら暫し時を忘れるが、青空に浮かぶ白い雲がお節介にもせっせと時を運んでいた。
 山頂は南北に長く、山頂の南奥まで踏み後が続いている。南からも登ってくる人がいるのかもしれないと思う。最後に小さな山頂標識の前で記念写真を撮し下山する。
山頂標識と(大×) 仁頃山と留辺蘂 ミヤマハンショウヅル カラマツソウ

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 二人の山行記録 (遊びの時間含む)
 2005(H17)年6月18日 北西尾根コース 晴れ 往復2.266km 登り1:01 下り41
 8:30駐車場所→9:31頂上9:59→10:40駐車場所