雷電山(1211.3m) 前雷電山(1203.6m) 中山(841m)

 ポイント
 登山口から雷電峠分岐までは、松前藩のお殿様も通ったと伝えられる古道を辿る。尾根に上がると、コックリ湖が望める。勿論、雄大に日本海をバックにして登って行くことになる。途中の天狗岩や中山も高山植物があり、展望の良いところだ。山頂には人工の小さな池(水溜り)がある。家族登山向きではない。
雷電今西ルート(朝日温泉) 
=風景写真をクリックすると大きなサイズになります=

 アクセス
 岩内町の朝日温泉を目指し、雷電温泉の手前にある道を山側に入る。朝日温泉の駐車場は温泉客専用なので、温泉の途中に空き地を見つけて停める(帰りに温泉に入る人はその旨言うと許可されるようだ)。

 国土地理院の地形図 GPSトラックは「山の地図帳2006.9.9」へ 周辺地図
 8月25日 <1996(H8) 登り3:45 下り3:10 > 
 今日は狩場山へ行こうと雷電温泉まで来ら、トンネル手前で通行止になっていた。仕方がなく、雷電山に登ることにした。朝日温泉の駐車場の手前に駐車し、温泉の裏側から登って行く。暗い林の中を登って行くと峠の分岐になる。
 分岐からは尾根道になり、ハイマツが出てくると天狗岩が現れる。天狗岩には赤松が生え、ガンコウランが岩に付いていた。ガイドブックに載っていたコックリ湖への仮分け道は見当たらなかった。
 天狗岩で記念写真を撮し、引き続き尾根道を辿って行くと、コブのような中山に辿り着く。ガンコウラン、フレップ、シラタマノキ、キバナシャクナゲ等の高山植物が豊富だった。中山の標識と記念写真を撮す。展望も良くて寿都湾や岩内湾をバックに記念写真を撮す。
天狗岩(大×) 中山(大×) 寿都湾(大×) 岩内湾(大×)
 中山からアップダウンを繰り返して登って行くが、ハイマツの根が道を塞いで歩きにくく、切り株が笹に隠れていて、何ども足をぶつけ青たんだらけになってしまった。意気消沈して、前雷電山で引き返そうと思ったが、山頂はただの笹原で休む場所も無かったので、最後の力を振り絞って、山頂に向かうことにした。
 ようやく、雷電山の山頂に辿り着くと、平で笹に覆われた所だったが、所々にキキョウが咲いていた。山頂から目国内岳方向へ少し行くと笹薮がザワザワと動き出してびっくりする。立ち止まると笹薮も動かなくなるので変だと思ったら、枯れ木が笹薮の中に伸びていて、枯れ木を踏むと動く仕組みだった。目国内岳方向は景色が良かった。
 山頂に戻ると、小さな人工の池があり、覗くとオタマジャクシが泳いでいた。山頂標識と羊蹄山をバックに記念写真を撮す。登るはずだった狩場山もよく見えていた。登山者は他に3名だった。帰りは、逆光の海を見ながら下って行く。
岩内湾(大×) 前雷電山(大×) 山頂(大×) 逆光の海
 9月9日 <2006(H18) 登り4:11 下り3:45 > 
 朝日温泉が営業再開していたので、手前の道路沿いに停める。朝日温泉の前を通り、看板を見たら弘化元年(1844年)開湯と言うことで随分と歴史があるようだ。温泉の建物の奥に進むと、湯内川に架かる丸木橋があり渡ると露天風呂が正面にあり、その傍に「雷電山登山口」の看板が立っている。この看板から松前の殿様も籠で通ったらしい古の道を辿る。直ぐに「雷電今西ルート1983.5.23」と書かれた標柱が立っていた。
湯内川に架かる丸木橋 雷電今西ルートの標柱
 道端には鉱山のためのキャプタイヤも延びていて、朽ちかけた電信柱も無造作に横たわっている。登山道の笹は今刈ったばかりの状況でラッキーと思いながら登って行く。
朽ちかけた電柱1 朽ちかけた電柱2 快適な登山道 朽ちかけた電柱3
 雷電峠への分岐には標識があり、この標識は雷電峠から下りてくると分かるように立てられている(雷電峠の表示は無い)。人間臭い雷電峠分岐までの道から尾根道になると、状況が一変し登山道らしさが増していく。ハイマツが出だすと、登山道はハイマツの根がはびこり、歩き難くなってくる。天狗岩の基部は岩壁になっていて、その下を横に進む。
雷電峠への分岐(大×) 歩き難く(大×) 岩壁 岩壁の下を
 天狗岩に上がると、一気に展望が開け、海側に弁慶の薪岩を従えた熊野山の絶壁が青い海と調和して、凛々しく見える。弁慶岬が突き出た寿都湾も少し煙っているが見え出す。尾根続きで、雷電峠を挟んで対峙している「蛇下(三角点):687.27m」は思っていたよりも高く、刀掛岩方向は見えない。天狗岩の標識は支柱から外れて岩の上に置かれていた。
天狗岩基部と薪岩 弁慶の薪岩と熊野山 綺麗な寿都湾 天狗岩
 天狗岩を後にして登って行くとコックリ湖が間近に見え出す。高度が上がって来ると、四角に笹が刈られた所に到着する。どうやら、コックリ湖の展望所のようだ。ここからは、コックリ湖は勿論、寿都湾の手前に磯谷と尻別川も顔を出す。尻別川の河岸は肌色に見える。次の、中山へはなだらかな尾根を辿る。振り返ると、コックリ湖が見えていた。
コックリ湖が 磯谷と尻別川 中山へ コックリ湖
 熊野山を見ながら、小さなコブを超えると中山だった。中山は低山の割には高山植物が多い。中山からも、岩内方向が綺麗に見え、絶壁のある熊野山の奥に岩内湾や積丹の山々が見える。弁慶の薪岩はかなり下に見えるようになった。
熊野山 コブを 中山 熊野山と岩内湾
 中山を後にするが、依然、雷電山の山頂は厚い雲に覆われていた。一旦、前雷電山へ向かって下って行くが、直ぐに急登になる。
中山を後に 雷電山 前雷電山へ下って 急登に(大×)
 中山からは「三角点:蛇下687.27m」の海側に刀掛岩方向の岩も見え出す。中山からはハイマツの中を下るが、この道は、ハイマツを中途半端に切っているので、草や笹に隠れた切り株が脛に当たり、大変歩きにくい。コブを幾つか越えて行くと前雷電の手前のコブで刈り払機を担いだ人が見えてくる。追いつくと食事中だったので、笹刈りのお礼を言って先を急ぐ。振り返るとまだコックリ湖が見えていた。コブは意外と急でロープを伝って登って行く。大きな岩を交わす所やハイマツのトンネルを抜けながら前雷電山を目指す。
蛇下と刀掛岩方向 手前のコブ コックリ湖がまだ見え ハイマツのトンネル
 ハイマツのトンネルを抜けると、岩場になり大きな岩を越えながら登って行く。前雷電の頂上は少し笹を刈った程度の頂上でなにもおもしろみが無い。前雷電で休んでいると、笹刈りに追い越され、1人が刈り1人が跡片付けを始めた。もう1人は下から刈って上がるようだ。雷電山に向かって歩き出すが、山頂は雲に覆われ見えなかった。
トンエルを抜ける 岩を越えて(大×) 前雷電 雷電山へ
 また、一度下って、だらだらと辿ると前雷電同様雲の中の頂上だった。頂上に着き、雲の中で食事後、小さな池とパンケナイ方向を見に行く。以前あった踏むと笹薮が動く枯れ木は細ってその役目を果していなかった。以前土嚢を周囲に積み上げていた池は自然の池のように佇んでいた。山頂に戻ると笹刈り隊は山頂を刈り、蘭越方向へ下っていった。それを見て、われわれも山頂を後にする。   下って行くと、もう一人が笹刈りをしていたので、いろいろ聞いた。この男性は国体以来、毎年笹刈りをしていると言う。雷電峠のことを聞くと、鉱山があったこと、昔は、松前の殿様が籠で通ったこと、その祭に籠を置くための石垣があることを教えてくれた。熊野山への道は、朝日温泉の看板から直ぐに通行止めで、倒木も酷くあると言う。
 さらに、付け加えて、雷電峠は行くなと言う。昼間でも、崖に落ちて無くなったタケノコ採りの霊が鈴を鳴らしてさまよっているのを3人で見たと言う。呼び止めようとしても、全く聞かないらしい。話は尽きそうもないので、お礼を言って別れる。
 前雷電を過ぎると、風が強くなり帽子が飛ばされる。
山頂(大×) 山頂の池 笹刈り隊
 また、コックリ湖が見え出すが取りあえず、フタコブラクダのような中山を目指し下山する。中山に着いて、記念写真を撮し、山頂方向を見ると依然として雲の中だった。
コックリ湖を見ながら 中山に向って下る 中山(大×) 中山から山頂方向を
 良く見ると中山は紅葉が始まっているようだ。中山の最高地点を巻くようにして下って行くと、また、コックリ湖が見え出す。天狗岩の上に辿り着くと、青い日本海をバックに弁慶の薪岩と熊野山が見えた。青い海を見ながら天狗岩の下へと下る。
紅葉の始まり 中山を回り込む 天狗岩の上から 天狗岩の下へ
 天狗岩には看板が括りつけられていた。雷電峠の分岐に辿り着いたので、雷電峠方向へ少し入ってみたら、キャプタイヤが延びていた。愛棒が心配するので、峠まで行かずに引き返すが、入口付近より中の方が状況は良かった。下って行くと、何に使っていたのかキャプタイヤが残置されていた。最後に丸木橋を渡り温泉に辿り着く。
天狗岩 雷電峠分岐 キャプタイヤ 温泉に

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 二人の山行記録 (遊びの時間含む)
 2006(H18).9.9 晴れ曇り 登り4:11 下り3:45
 
7:27駐車場所→7:31登山口→8:08峠分岐→8:36天狗岩→8:57コックリ展望→9:10中山→11:12前雷電山→11:38雷電山12:00→12:35前雷電山→14:22中山→14:50天狗岩→15:13峠分岐→15:42登山口→15:45駐車場所
 1996(H8).8.25 快晴 登り3:45 下り3:10
 
登山口→30→峠分岐→30→天狗岩→40→中山→1:45→前雷電山→20→雷電山