15 子供達


この頃、世の中は自然とのバランスが崩れているのでしょうか。親が子供を殺したり、国家を私物化したり、本来、宗教は人々の安らぎを与えるべきものが、異教徒に対し憎しみを教えているのではないでしょうか。勝手な大人の犠牲はいつも、子供たち。
 
子供は親を選べない
酷い親から生れたら
罪も無いのに 殺される
殺されないまでも
心に傷を持つのは悲しい

子供は国家を選べない
酷い国家に生れたら
愛国心という名のもとに
国家の奴隷となるのは悲しい

子供は宗教を選べない
親に押し付けられた神を拝む
信心深さを良いことに
憎しみを教えられるのは寂しい

人は太古に同じ母から生れたのに
国家はずーっと後から出来たのに
宗教はずーっと後から生れたのに
何で殺し合いをするのだろう
人々に安らぎを与えていて欲しい

子供には未来がっずーっとある
親の思いやりを覚えていて欲しい
国家は人のものであって欲しい
神のご加護はみんなにあって欲しい
生きていて良かったと思えるように


2001年9月19日 インドネシアにて


アメリカの良心を信じたい!



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