大野二股岳(825.6m)                     OK

 ポイント
 登山口までの林道は長いが、山頂からの展望は360°素晴らしい。函館山、毛無山、設計山、駒ケ岳、大沼、横津岳等が望まれる。遠く、目を凝らせば大千軒岳、乙部岳、有珠山が望まれる。
下二股沢コース
=風景写真をクリックすると大きなサイズになります=

 アクセス
 函館方向からは大野を横切る国道227号線を厚沢部町方向へ行くと、大野町きじひき高原の大きな看板がある。それをやり過ごして、二車線の登坂車線に入る直前、右側に丸太で作った大きいが目立たない標識「二股岳入口」と書かれた林道の入口がある。林道を入ると、直ぐに「この山は命にかかわる事故発生」の看板が威圧する。車で林道を辿ると、崖崩れで「二股橋」のゲートまで行けず、引き返し送電線下に停める。
 国土地理院の地形図 周辺地図
二股岳入口 林道の看板
 4月29日 <2005(H17)年 登り2:33 下り2:11>
 2002年(平成14年)に、二股岳を登ろうと登山口を目指したが、林道にはゲートが下りていて、登山口まで行けなかった。おまけに、子連れ熊出没情報が書かれていたので、時間も遅かったこともあり止めたが、今回ようやく再訪できた。
 二股橋のゲートまで入れるかと思い車で残雪のある林道を進むと、崖崩れがありバックで引き返す。送電線の下まで戻って駐車する。登山の準備をしていると、トラックが通り過ぎた。かち合わせにならなくて良かったと思う。送電線下からは向いの毛無山が見えるが、肝心の二股岳は望めない。トラックが引き返して来るかと思いながら歩き出すが、トラックは崖崩れの前に停まっていた。崖崩れか所を通り過ぎると、山頂の代わりに山頂の手前にある754m峰が見えてくる。始め山頂だと思ったが、反射板が見当たらず、山頂でないことに気が付く。
向いの毛無山 送電線下を出発 崖崩れ 754m峰が見える
 歩き難い残雪の上を進むと、手前にゲートの付いた二股橋が現れた。夏山ガイドではここまで入れるはずだった。平坦な下二股沢沿いの林道を進むと、トラックの男性二人は足跡を残して沢へ下って行ったようだ。立派な看板「下二股林道第一支線」が分岐のところに立っていて、その傍に小さな「二股岳」の道標が佇んでいた。看板は⇒にもなっていてほっとする。
 林道は沢を横切りながら付けられていて、砂防ダムの所は雪解け水で、さながら三段の滝状態だった。崩落現場を何回か通り過ぎるが石が落ちてこないかとヒヤヒヤしながら通過する。どうやら、土砂の下に雪があるところを見ると雪解けが進んで地盤が緩んだときに起きたようだ。下二股沢の雪解け水は白い兎が飛び跳ねる様に流れているようだった。途中、作業道が出てくるが登山口ではなくがっかりする。目の前が開けてくると、待望の登山口が現れる。広い広場の一角に丸太が見え登山道が伸びている。丸太に近づくと、下に二股岳の看板が落ちていた。金槌がないので、仮止めをする。
ゲート(二股橋) 下二股林道第一支線分岐 崩落現場を振り返る 広場の一角に登山口が
 登山道は登山口の道標から507mPを右に見て沢沿いに伸びている。傾斜のある残雪の上を歩くので歩き難い。登山道は植林地の奥で、沢に消える。この沢の向うに道が見えるが、どうも作業道のようだった。暫く、周辺を探ると、相棒は登山口にあるのと同じような丸太を見つけた。丸太の下を見ると、登山口と同じように道標が落ちていた。拾い上げ丸太に仮止めしてみると、矢印が元来た方向を指していた。足元を良く見ると、とうせんぼ用の赤いテープが雪に半分埋まっていた。意を決して、507mPの尾根に上がリ出す。
登山口の道標 沢沿いの登山道 沢の前で道が 丸太の道標
 尾根に上がると立派な登山道が出て来た。雪の下なので下り方向が分からないまま尾根通しの登山道を登って行く。途中、何か所か倒木があり、残雪の上を迂回しながら進む。まだ、花の時期ではないらしく、エンレイソウやエゾイチゲ、ナニワズが僅かに咲いているに過ぎない。高度をグングン上げながら登るので、展望も良くなり振り向くと向い側の毛無山が望まれる。残雪も所々に顔を出すので、その度に夏道を探す。
尾根筋の登山道 エンレイソウ(大×) 毛無山を望む 残雪の残る登山道
 ようやく、山頂の電波反射板が見えてきた。一直線に付けられた登山道を登って行くが、中々着かないので、休憩すると函館市街や函館山が見え出していた。一息入れて、青空に向けて最後のきつい登りを登り切ると、目の前に駒ケ岳が飛び込んでくる。
頂上の反射板が 函館山 最後の急登 頂上の後には駒ケ岳
 反射板はロープが当りゴーンゴーンと音をだすので、相棒は近づこうともしない。山頂からの展望は素晴らしく、函館山、毛無山、設計山、駒ケ岳、大沼、横津岳等が望まれる。遠く、目を凝らせば大千軒岳、乙部岳、有珠山が望まれる。風を避け、駒ケ岳を見ながら昼食をする。駒ケ岳の後に海を隔てて有珠山が薄っすらと見えていた。
                     ←大
             函館山               毛無山      桂岳  設計山        大千軒岳 七ツ岳
                     ←大
                                 乙部岳          狗神岳            森川山
                     ←大
       三九郎岳  噴火湾     有珠山 駒ケ岳  大沼               弥五兵衛岳  横津岳 袴腰岳
 山頂は強風なので、三脚は立てられず一人だけの記念写真を撮す。最後に、駒ケ岳を遠望し、左に函館山を右に乙部岳、正面に大千軒岳を見ながら下りだす。
山頂(大×) 駒ケ岳 函館山 大千軒岳を遠望し
 急傾斜の下りはスリップダウンしないように、慎重に下る。雪が融けて間もないようなので、結構滑る。雪庇も暖気で転げ落ちていた。残雪の上はスケーティングやタチグリで下る。尾根から残雪の上を元来た沢に下るか、刈り払われた507mPの尾根を登るか迷ったが、基本通り元来た道に下る。帰りは余裕がでたのか、沢のヤチブキを見つける。林道の水溜りにはカエルの卵が陽に暖められていた。
急傾斜を下る 尾根から沢へ ヤチブキ(大×) カエルの卵

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 二人の山行記録(遊びの時間を含む)
 2005(H17).4.29(金) 晴れ
 9:58第一送電線下→10:12ゲート(二股橋)→10:21下二股林道第一支線分岐→11:08登山口→迷い尾根へ12:31頂上12:59→13:50登山口→14:44下二股林道第一支線分岐→15:10第一送電線下