南岳(982.9m)山鳥峰(三角点:879.6m)   × 

 ポイント
 林道終点近くから急な尾根を登り切ると、コブが連なっている稜線となるのでアップダウンがある。稜線からは展望が良く余市岳、朝里岳、白井岳、毒矢峰、ヒクタ峰、定山渓天狗岳(山)、無意根山などの山々が一望できる。
山鳥峰林道コース

 アクセス
 定山渓から小樽に抜ける道道1号線(定山渓レークライン)から豊羽鉱山に分岐する道道95号線に入り、白井川沿いの道を進む。定山渓天狗岳・余市岳登山口を過ぎると「山鳥橋」がある。橋の袂に駐車スペースを見付けて駐車する。道路沿いの除雪機で除雪されている場所はスノーモビルの溜まり場なので、トラブルにならないように注意したい。
 国土地理院の地形図  GPSトラックは「2007.4.22」の地図帖へ 周辺地図
 4月22日 <2007(H19)年 登り3:27 下り1:12 スキー>
=写真をクリックすると大きなサイズになります=
 山鳥橋の橋の真ん中には「スノーモビル乗り入れ禁止」の看板が空しく、雪に刺さっていた。その横をすり抜けてスノーモビルの履帯の跡が付いている雪の上を辿ると、直ぐに「山鳥峰林道1116m」の錆びた看板と「狩猟入山禁止」の看板が出てくる。朝が早いので、雪はまるでロシア風(カリンカリン)だ。林道は意外と急で長尾山をバックに登って行く。林道が尾根道になる所から尾根越しに真っ白な余市岳の頭だけが見えて来る。
山鳥橋 山鳥峰林道看板 長尾山をバックに登る 尾根越しに余市岳
 林道が尾根道になると、北側の展望が開け、白井岳、毒矢峰、ヒクタ峰が木立越しに見えて来る。林道は地図では右にカーブして沢に消えているが。山鳥峰を目指して真っ直ぐ尾根に取り付く。尾根は急でジグを切って登って行く。帰りにはこの尾根は急で滑られないと相棒がぼやく。急な尾根を休みながら登って行き、振り返ると定山渓天狗岳(山)が勇姿を見せていた。
白井岳を望む ヒクタ峰を望む 林道から尾根へ登って 定山渓天狗岳を
 尾根を登って行く途中にキツツキの穴の空いた木を見つけるが、キツツキの音はしなかった。標高点の811mまで登りきると真っ白な余市岳が望まれ、振り帰ると定山渓天狗岳(山)が望まれる。これからはアップダウンを繰り返しながら840m峰、山鳥峰と登ることになる。山鳥峰の手前から右に余市岳、左に無意根山が望まれるようになる。
キツツキの穴 余市岳を望む 定天をバックに 余市岳を望む
 無意根山は煙っていて綺麗には見えない。山鳥峰は平らで、何時通過したか分からないまま進んでしまう。山鳥峰と次の890m峰の間は展望が開け定山渓天狗岳(山)、白井岳、毒矢峰が良く見えるようになる。
無意根山を望む 山鳥峰 定天を望む 白井と毒矢を
 890m峰からも余市岳や無意根山が望まれ、もう少し晴れていれば申し分にないところだが、黄砂の影響か煙っている。改めて、中国製の割り箸は使わないことを誓う。山に持ってきている箸は使い捨てを止めた。
余市岳を望む 無意根山を望む 余市岳を望む 無意根山を望む
 標高点937m峰は木々が無く平らで展望が良く、真正面に無意根山が見えるところだった。標高点937mからは南岳は林の中で、確認できなかった。相棒がバテてしまったので、ここで終わりにしようと思ったが、相棒が行って来ても良いというので、一人で奥へ進んで行く。余市岳を真正面に見ながら登って行くが、余市岳が間近に感じるようになる。余市岳の稜線には蟻のように人が連なって見える。途中で振り返ると、相棒も体力が回復したのか後から続いて登ってきていた。南岳へは案外スムースに来てしまった。案の定、南岳の山頂は林の中で、景色は木立越しになっていまう。それでも、真っ白な余市岳を間近に見ながら昼食とする。
 昼食が終わりかけた頃に、西側からスノーモビルが十数台騒音と油臭い排気ガスを振りまきながら上がって来た。一流企業のメーカーがこんな公害のエンジンを恥ずかしくなく良く作ると思う。南岳で休憩した後、余市岳と山鳥峰の二班に分かれて爆走して行く。われわれも、長居は無用と立ち去る。スノーモビルは尾根伝いのルートを使っているが、われわれは、極力登り返しのないように、コブをトラバースしながら下って行く。振り向くと、天気が少し回復してきたのか、朝よりも余市岳が真っ白に見える。隣の毒矢峰と奥のヒクタ峰が重なって見えてもいた。
937mから無意根山を望む 山頂から余市岳を 余市岳を望む 毒矢・ヒクタ峰を望む
 山鳥峰の手前では尾根から少し下がったためか、遮るものが無い展望が見事だった。真っ白な余市岳、平らな朝里岳、二コブの白井岳、馬蹄形の毒矢峰、三角に尖ったヒクタ峰、相変わらず雄々しい定山渓天狗岳(山)が一望でき満足する。
                                                   ←大
           余市岳     朝里岳       白井岳      毒矢峰 ヒクタ峰  手稲山  定天
 無意根山方向は残念ながらまだ煙っていた。山鳥峰を滑り降りる前に、GPSで確認しようとしたら、「GPSは電波の届かないところなので、広い所に出ろ」とのメッセージ画面になっていた。尾根の上なので、無視してリターンキーを押したら。登って来たライン上に現在地表示がなされたので、やれやれと思って下って行く。
 最後のコブをトラバースして林道に下ろうと、相棒のスキーをザックに括り付け(シートラ)して、自分のスキーを手に持って下って行く。登って来た後が無く不安だったがGPSを見る限り、登って来たライン上に現在地があるので、更に下って行く。目の前には深く刻まれた沢が広がり、その延長線上には定山渓小天狗岳が望まれるようになる。隣の尾根には見覚えのある今朝辿った林道が見えて来た。ようやく、間違ったことに気が付き、GPSの電源を入れ直すと、コースを大きく逸脱していた。
 つぼ足で戻り、頃合を見計らって、スキーで元のルートに戻り、再び、相棒のスキーをシートラし、両手に自分のスキーをぶら下げて下って行く。ようやく、林道に戻りスキーで下ろうとするが、雪は腐り、挙句のはてにスノーモビルでかき回されてしまっているので、スキーの制動が利かない。相棒が滑りやすいようにと均し気味に滑って行くが、相棒は随分転んでしまったようだ。
 もう少しで、山鳥橋だと思ったら、数台のスノーモビルが上がってきた。道端に避難して見送る。帰り道、空のペットボトル1本を回収する。
無意根山 山鳥峰を滑り下りる 定山渓小天狗が スノーモビルのご一行
 =スノーモビル考=
 メーカーも公害を野山の撒き散らさないエンジンを作るべきだと思う。使う方もルールを守って使うべきだと思う。「天知る、地知る、子(君)知る、我知る」後漢時代の楊震の言葉を大事にしたい。

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 二人の山行記録 (遊びの時間含む) 
 2007(H19)年4月22日(日) 薄曇り 山鳥林道コース スキー 登り3:27 下り1:12
7:16山鳥橋→8:20林道尾根へ→8:29尾根へ→9:01P811m→9:31山鳥峰→9:39P890m→10:20P937m→10:43山頂11:26→11:38P937m→12:00山鳥峰=12:43尾根間違いで引き返す811-780コル復帰12:55=13:09林道へ→12:50山鳥橋