目黒区の風景
=写真をクリックすると大きなサイズになります=
 大鳥神社(2025年2月1日) Google マップ

 アクセス
 都道317号線と目黒通り(都道312号線)が交わる交差点に「大鳥神社」の道路標識がある。その南西の一角に神社がある。入り口は都道317号線沿いに鳥居がある。駐車場へは西門からになるが、御祈祷以外の車は乗り入れ禁止。目黒区みどりの散歩道 (不動コース)参照。
鳥居
 鳥居とその右にある社号標を見上げて石段を登って行く。社号標は岡山市万成光田石材本店謹製で昭和4年9月に建立されたようだ。境内には大鳥の紋の刻まれた手水舎や由緒書き、ご神木もある。ご神木は解説板「年代不詳の昔から/武蔵野の名木と知れれ/昭和5年、熱心な町民/運動の末、境内に献木される/昭和20年の空襲に見舞われるも/復活した奇跡の大銀杏である」が添えられていた。
社号標 大鳥の紋の刻まれた 由緒書き ご神木
 手水舎から神楽殿の裏側に行くと公衆トイレがある。その前に石柱、灯籠、石碑と看板がある。石柱には「都天然記念物 大鳥神社のオオアカガシと刻まれた石柱がある。その後ろに解説板がある。解説板にはオオアカガシは枯れてしまって、その跡に若木が植えられているようだ。灯籠はキリシタン灯籠と呼ばれていて、解説板によれば竿石にイエス像が刻まれているようだ。引き返して奥へ辿って行くと目黒稲荷神社がある。その手前に石碑群が鎮座していた。
オオアカガシ 解説板 キリシタン灯籠 目黒稲荷
 真ん中にしめ縄の付いた石碑があり、向かって左に3基右に4基合計8基が鎮座している。向かって一番左側は力石のようだが何も刻まれていない。二番目には「(馬●)鳥石/●●當世話會 若者中/右不明」と刻まれている。三番目は庚申塔のようで「延宝三暦(1675)/奉納庚申供養●●/十月六日/施 三匹の猿 主」と刻まれている。
 真ん中の石碑「神楽家」には神楽塚の解説板がそえられている。五番目は三匹の猿の上に立ち鉾、剣、弓等を持っている青面金剛像で、石碑には「元禄元年(1688)/霜月十七日/大聖院/広沢三郎鎮●」の文字が刻まれている。
 六番目は灯籠の竿石のようで、石灯籠と刻まれている。七番目は同じく青面金剛像で持っているものが少し違うようだ。庚申塔には奉納者面金●一躰講中/宝永元●(1704)●●十四日」と刻まれている。最後の八番目も青面金剛像で「元禄元年/●辰十月廿一日」と刻まれている。
神楽塚 力石と供養塔 神楽塚と青面金剛 青面金剛

散歩路もくじ8へ   次品川百景へ   北の探歩訪へ

 mayu散歩路記録
 2025(R7)年2月1日(土)