幌似鉄道記念公園  

 ポイント
 公開は5月1日〜10月31日、9時から17時の間で、月曜日は休館。

 アクセス
 国道276号線の国富から泊村に抜ける道路に入ると、左手に間もなく見えて来る。
 国土地理院の地形図 周辺地図
=写真をクリックすると大きなサイズになります=
 どう見ても、鉄道の駅舎としか見えないが、公園の看板や解説板があるので、公園であると確信する。解説板を見ると「大正元年11月1日開業の岩内線が、昭和63年6月30日に73年間の歴史を閉じ、昭和63年10月30日に公園化した。その後、平成19年に移設した」旨が記されていた。改めて、駅舎を見て、駅舎内に入る。駅舎に入ると、当たり前ながら切符売り窓口がある。窓口の料金表を見ると、東京都区内12,400円、大阪市内14,300円と記されていた。これを見ると、当時の人々は東京や大阪に繋がっているんだと言う実感があったと思う。バス停だと、東京には繋がっているという実感は沸かない。
公園の看板 解説板 駅舎 切符売り窓口
 発車時刻表を見上げると、昭和60年3月14日改正で、登り8便、下り7便で、種別に汽車の「汽」の字が踊る。記事には札幌、函館、小樽、長万部の接続が記されていた。
 プラットフォームに出ると本来の駅は複線だったが、目の前には単線のレールがあり、貨物上屋が線路の無い陸にあがり、線路の上には、客車と車掌車があった。客車に近づいて行くと、駅名標がある。
発車時刻表 プラットフォームから 貨物上屋と客車 駅名標
 車掌車には鍵がかかっていなかったので、覗いて見る。壁には防護手順が貼られ、机には防具用具入れが置いてあった。入口側を見ると、受授証入れの文字が目に付いた。荷物の伝票でも入れていたのだろうか。
車掌車の中 防護手順 防具用具入れ 受授証入れ
 入口の上には、赤い色をした汽笛の弁と思われるものが見える。車掌車から出て、客車に乗ろうと思ったら、鍵がかかっていて入ることが出来なかった。仕方がなく、駅舎に戻ると。計量室があり覗いて見る。
汽笛の弁? ダルマストーブ 駅舎を 計量室
 計量室は物置代わりになっているようで、発車時刻表や普通運賃表があり、「東京都区内11,800円、特急料金上野まで6,900円、大阪まで13、500円 」の文字が見える。隣駅だった前田駅の運賃表(60.4.20改訂)もあり、「東京都区内12,400円、大阪市内14,300円」と少し違っている。駅舎にはカンテラも展示されていた。
発車時刻表 普通運賃 前田駅の運賃表 カンテラ
 当直部屋には制帽、制服が吊るされ、生活感を演出しているようだった。切符の売り場も覗けて、中には目を引く真っ赤な「さよなら岩内線」の円形プレートが飾ってあった。昭和60年6月30日の文字も見える。
制服 駅舎内 駅舎内 さよなら岩内線
 駅舎から出ると、廃線跡地を国道276号線のバイパスになる「岩内共和道路」の建設が進んでいた。

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 二人の散歩路記録
 2013年7月17日(水)