狩場山(1520.2m) 南狩場(1464m)                    OK 熊糞有り

 ポイント
 お花畑は一面ツガザクラ、山頂は見晴らしが良い。山頂近くに小さな親沼と子沼がある。登山ルートは4つくらいあるようだが、普通の人は新道が無難だと思う。
千走(ちわせ)新道コース
=写真をクリックすると大きなサイズになります=

 アクセス
 島牧村の道の駅を過ぎて、すぐ左に横長の黒っぽい看板があるので、そこを左に曲がる。賀老の滝まで15kmくらい舗装道路が続くが、細い道なのでバスやキャンピングカーには気を付る。賀老の滝駐車場には綺麗なトイレがあるが、閉鎖していた。
 「賀老の滝」駐車場の奥にも舗装道路が延びているが、すぐ砂利道の林道賀老線となる。4.6kmくらい進むと登山口に着き、駐車場が2か所ある。登山口は駐車場の奥にある橋の袂にある。登山口にはコースガイドと注意事項が記されている看板が立っている。
 国土地理院の地形図 山の地図帳「2006.8.26」へ 周辺地図
看板

 8月26日 <2006(H18)年 登り3:09 下り2:40>
 第一駐車場は満杯だったので、第二駐車場に引き返すと、アブの集団に取り囲まれてしまう。車で右往左往していると、函館山岳会のご一行さんが数台に分乗して到着した。みなさん、アブは眼中に無いようで車から下りて準備をしだした。これで、アブが分散して、われわれも準備を始めることが出来た。橋の袂の登山口に着き、登山届に記帳を済ませて、沢伝いの少し荒れた道を登る。所々で南狩場山の岩峰が見える。山肌に深いヒダを刻んだ大平山も見え出す。汗をかきながら1合目へ到着する。
第二駐車場 登山口 南狩場山を望む 1合目(大×)
 汗をかきながら2合目へ登って行くと、山肌に深いヒダを刻んだ大平山も見え出す。2合目「頂上3.2km⇔登山口0.8km」に到着して、暑いのでスパッツを外してしまう。引き続き薮の中を登って行く。
薮の中 大平山を望む 2合目(大×) 薮の中を
 3合目は別名「休み台」と呼ばれ、ダケカンバの幹に丁度良く座れるようになっている。東狩場山を正面に見たりしながら登って行くと、大平山が見え出し、その左には羊蹄山が、その更に左にはニセコ連峰が見えだすと、4合目「頂上2.5km⇔登山口1.5km」に到着する。
休み台(3合目) 東狩場山を 大平山と羊蹄山 4合目(大×)
 瀬棚の海が見え出し展望が開けてくる。南狩場山の見える辺りから、小さくジグをきって登って行くと5合目に到着する。
瀬棚の海 展望が開け 南狩場山を望む 5合目
 空にはトンボが飛び交い、オオカメノキも真っ赤な実を付けだし、秋が近いことを告げていた。瀬棚や北檜山町の市街や港が見え、その奥には奥尻島が海に浮かんでいた。本調子でない相棒は南狩場山を見て、あれが山頂だったら良いなと、弱気だった。けれども、真新しい熊の糞を見てもびっくりしなくなったのは、大きな成長かもしれない。オオカメノキの実のような未消化の実が混じった真新しい糞を踏まないように通過する。
オオカメノキの実(大×) 瀬棚と奥尻島 南狩場山 真新しい熊の糞
 六合目を過ぎ南狩場山に向いながら登って行くと、6合目「頂上1.5km⇔登山口2.5km」のお花畑に到着する。お花畑の中にも道は付いているが、通行禁止になっていた。
南狩場山に向って 6合目(大×) お花畑 通行禁止
 お花畑からは大きく迂回してハイマツや笹薮を漕ぎながら登って行く。お花畑の上に着くと青空でタカがホバリングしていた。数枚の標識が現れると真駒内の分岐になる。この分岐には標識が多く「千走コース登山口/南北海道山岳遭難防止対策協議会」「▲(千走分岐)/狩場山(1,520M 真駒内登山口/南北海道山岳遭難防止対策協議会」が一つの柱に立っている、この分岐は千走分岐と記されていた。その他に「千走新道コース」「7合目」「←島牧」「真駒内コース」の標識がある。余に道標が多いので、登って来た道に目印の石を置いて行く。
お花畑の上へ 真駒内分岐(7合目) 千走新道コース(7合目) 道標(大×)
 今度は、少ないとは言えお花畑の中を辿って行く。白い花の中に黄色いミヤマキンバイ、シナノキンバイソウと思われる黄色い花が混じって咲いていた。花が終わってしまったツガザクラもあるので咲いていたら綺麗だろうと思う。
お花畑の中を お花畑の中を ミヤマキンバイ(大×) シナノキンバイソウ(大×)
 また、展望の無いハイマツ帯に入ると日にちの経った熊の糞があり、踏まないように通過する。標柱「頂上まで1km/登山口まで7.3km」が地べたに置かれていたが、真駒内コースの標柱にようだ。今度は、真新しい熊の糞が落ちていて、頭上には須築(すっき)川の看板が木に括りつけられていた。良く見ると、日本百名谷の中に入っているようだ。
熊の糞 標柱 熊の糞 須築川
 須築川の展望所に上がると、眼下に深い谷が刻まれていた。ここから、瀬棚や奥尻島が良く見える。展望所から南狩場山を見上げると、結構な岩山に見えてくる。
須築川の谷 瀬棚と奥尻島 南狩場山 展望所を後に
 直ぐに、8合目「頂上0.8km⇔新道登山口3.2km」の標識が出てくるが、真駒内コースと紛らわしいので新道登山口の表示になっていた。ここから、大きな岩の間や裂け目を越えて行くが、太っ腹の人は通れない位の岩の隙間もある。歩き難い岩とハイマツの登山道を辿って行くとようやく、南狩場山の頂上に着く。頂上には「南狩場(1464m)」の標識が木に括り付けられていた。
8合目 岩の間を抜ける 岩の裂け目を(大×) 南狩場山(大×)
 南狩場山の頂上からは狩場山の頂上が良く見え、旧道の分岐の白い標識も見えるが、まだまだ遠い。南狩場山の藪を越えると、平坦な尾根道となり、島牧村も雷電山や積丹半島をバックに見え出す九合目を過ぎて、島牧村方向を見ながら平坦な尾根道を辿って行く。
狩場山の頂上 9合目 島牧村 平坦な尾根道
 道端には熊の掘り返しがあり、何を見つけたのかと穴を覗くが分からない。親沼が現れ、中を覗くとサンショウウオ?が動いていた。子沼は穴の水溜りかと思う。
熊の掘り返し 親沼 サンショウウオ?(大×) 子沼
 子沼は小さいが、イワイチョウの白い花が回りに咲いていた。島牧コースの道標が現れ、頂上へは平らな道を辿るのみだ。山頂標識と記念写真を撮す。鳥居は10年前と比べると少しくたびれていた。
イワイチョウ(大×) 道標 山頂へ最後の登り 山頂(大×)
 山頂からは須築川渓谷が望まれた。奥に進むと、三角点の山頂があり、茂津多コースが上がってくる。山頂の片隅で食事をしていると、キアゲハチョウが飛んできて目の前に止まった。
須築川渓谷 三角点の山頂 茂津多コース キアゲハチョウ(大×)
 山頂からは島牧が良く見え、積丹半島や雷電山が母衣月山越しに、目の前にフモンナイ岳、海側に山肌の出た天狗岳が連なっていた。
                      ←大
         天狗岳                           フモンナイ岳          母衣月山 積丹 雷電
 東狩場山方向には大平山、長万部岳が南狩場の方向にはメップ岳とカスベ岳が望まれた。
                      ←大
                      大平山 東狩場山       長万部岳 メップ カスベ 南狩場     
 函館方向は残念ながら雲に覆われ、駒ケ岳や噴火湾などを見ることができなかった。食事を終え、茂津多方向へほんの少し下がると岩があり、その上に上がって違った角度から、前山、 オコツナイ岳、天狗岳、フモンナイ岳を見る。
                      ←大
           前山             オコツナイ岳                  天狗岳       フモンナイ岳
 須築川渓谷は真正面に見下ろせたが、沢屋さんはこの谷を登って来るので、信じられない気持ちで見ていた。
                      ←大
須築川(すっきがわ)渓谷
 山頂に帰りかけると、足元に「みおろしの沼」の標識を見付け、再び、見下ろしの沼を探しに岩場に戻ってみるが探せず、帰ろうとしたら眼下に小さく光る沼(地図の945の地点)を発見して喜ぶ。
 函館のご一行さんが山頂に到着したので、下山を開始する。鳥居を撮すのを忘れてしまったので、振り返りながら撮して下山する。途中で、道標を発見して近づいて見ると、「真駒内コース/(このコースは北桧山町へ出ます)/●千走新道コースへの分岐は/3m頂上側です/-島牧村」の道標を見付ける。ここで、間違った大変なことになるので立てているのだろう。
標識(大×) 見下ろしの沼(大×) 山頂を 分岐
 お花畑は、通行禁止なので来た道を下る。下っている最中に、石があると思って草を踏み抜き、転がり落ちるが、幸い怪我はなくほっとした。愛棒も下山途中、何度もスリップして転んでしまう。
 8月26日 <1996(H8)年 登り3:35 下り2:00>
 登山口から直ぐ、沢伝いの荒れた道を登る。気温が上がる中、笹薮を登って行くので、かなり体力を消耗してしまう。所々で山腹の岩峰が覗いて来る。白く剥き出した岩があり、その前で記念写真を撮す。お花畑が見えるようになると、お花畑を直登する道もあるが、お花畑を迂回するようにハイマツの中を行く。お花畑には花は咲いてはいなかったが、ツガザクラの大群落で感動した。お花畑には、鋭い切り口のある盗掘の跡と高山植物を惜しげもなく掘り返す熊の掘り返しの跡が混在しているようだった。お花畑の上に出ると、左から真駒内方向からの道が合流し、頂上まで1.3kmの標識があった。そこから、南狩場に向かって登るがかなりきつい。南狩場には山頂まで1kmの道標があり、お花畑になるとだらだらと登って行く。途中で大きな沼と小さな沼があった。
 頂上近くには、旧道の分岐があり、その延長線には山頂標識と間違うような大きな標識が見えていた。頂上に着くと、祠が中央にあり、ちょっと下がった左に山頂標識があった。
白い岩で(大×) 白い岩 山頂(大×) (大×)
 頂上からは奥尻島、大平山が間近に見え、遠くには、羊蹄山、アンヌプリ、駒ケ岳、噴火湾などが見えた。大平山は山肌が剥き出しで、いかにも険しい印象だった。奥尻島は島全体が見えた。頂上で昼ご飯を食べていると、リスがたくさん寄ってきて食べ物をねだる。まもなく、前山まで行って来たというカップルが反対がわから現れる。すぐそこに、熊の糞が3か所あったと言われ、昼飯どころでなくなり、おにぎりを半分食べ残し、記念写真もそこそこに、北側の景色も見ないで立ち去る羽目になる。
大平山と(大×) 大平山
 帰りに頂上から少し下がった旧道の分岐に道標があり新道から登ったときには新道の道標は無く、真駒内方向へ帰ることになるが、凄く不安になる。帰りがけ、南狩場の北斜面はかなりの崖だった。
 下のお花畑は時間短縮に真っ直ぐくだるが、枯草が滑りやすく、愛棒は一回転したが幸い怪我はなくほっとした。下山途中何度も転びながら下山する。
茂津多岬コース(未踏) 
 狩場山登山道の中で最長となるが、私には全く無理だ。途中までも行ってみたいが、熊の生息地ということで躊躇している。茂津多岬へは狩場トンネルの南側出口から海側へ狭い舗装道路を登る。車は交差できないところがあるので注意(退避場を常に頭に入れておく)。
茂津多灯台 灯台から狩場山の一部 登山口 標識と登山ポスト

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 二人の山行記録 
 2006(H18).8.26
 千走新道コース 晴れ 登り3:09 下り2:40
 8:45第二駐車場→8:48登山口→9:04一合目→9:25二合目→9:43三合目(休み台)→9:56四合目→10:07五合目→10:15熊の糞→10:26六合目→10:58真駒内分岐→11:16熊の糞→11:19熊の糞→11:19須築川看板(七合目)→11:22八合目→11:28南狩場山→11:36九合目→11:43親沼→11:54山頂12:28→12:38九合目→12:58八合目→13:15真駒内分岐→13:34六合目→13:49五合目→14:01四合目→14:13三合目→14:35二合目→14:48一合目→15:05登山口→15:08第二駐車場
 1996(H8).9.29 千走道コース 晴れ  登り2:35 下り2:00