楓沢洞窟(標高340m)

 ポイント
 苔の洞門に劣らない苔の回廊が続いている。どん尻に楓沢洞窟がある。沢の分岐する根元(東側)の急登を登り切ると、再び、苔の回廊が続く。風不死岳、ペウレ峰、樽前山への登山ルートの途中にある。

 アクセス
 国道276号線沿いのモラップに公設駐車場があるが、モラップの西側に路駐し、楓橋まで遊歩道をサイクリングする。その橋の袂から沢に入る。
 国土地理院地図  GPSトラックは山の地図帳「2018.8.20」へ 周辺地図
 7月21日<2018(H30)年 長靴 往復7.333km(自転車3km+徒歩4.333km) 2:54>
 舗装された遊歩道(昭和の旧国道、サイクリングロード)を自転車で走行する。途中で、直接湖畔は見えないが紋別岳のパラボラアンテナは見える。半分火山灰に埋まったような楓橋に到着し、自転車を柵に括り付ける。沢へ下り奥へと進んで行く。
遊歩道 紋別岳 楓橋 沢へ
 大型トラックやトレーラが大音響で通過する紋別橋の下を潜り抜け倒木の多い沢を辿って行くと、直ぐに三ノ沢方向に林道が分岐し、その奥にも右側に分岐していた。出だしは普通の沢のようだが、直ぐに岩肌に苔が見られるようになる。
紋別橋 林道が分岐 林道が分岐 苔が
 苔の回廊が始まり、足元にはクワガタも見られた。時折、倒木たあるが両岸に苔の生えた岩の回廊を辿って行く。
苔の回廊の始まり クワガタムシ 苔の回廊
 回廊の真ん中に大きな倒木があり、潜り抜ける。綺麗な苔の回廊がどこまでも続いているように感じる。
苔の回廊 倒木が塞いで 苔の回廊
 苔の回廊もどん尻になり、トラロープで行く手が塞がれている。このロープを潜り抜け、中に入ると洞窟がある。洞窟は脆い岩なので中には入らず覗く。
苔の回廊 どん尻 洞窟 最深部
 洞窟前で記念写真を写し、今日の目的を達成する。東側の沢を覗き分岐点から延びる鎖場を見上げる。ここをクリアすれば、次の苔の回廊に進むことにする。裸地にロープがぶら下がっているが、最後の所が急で足場も悪いので手こずる。再び、苔の回廊に下りて奥へと進む。
記念写真 東側の沢 鎖場 再び苔の回廊へ
 苔の回廊の幅が狭まって岩が迫ってくる所もある。岩をすり抜けたりしながら奥へと進んで行くと、真ん中に倒木のステップがある。
苔の回廊 倒木が 倒木の足場
 愛棒はこのステップは上がれないと言うので、一人で難なく登ってみた。この奥にも苔の回廊は続いているようだったが、ここで引き返す。この沢の右岸には、登山道か鹿道かは良くわからないが、苔の回廊に沿って踏み跡があるようだった。
 再び、鎖場を下って、東側の沢のトラロープを潜って中に入るが、崩れた石や倒木が多くて得るものはなかった。戻って、来た道を帰る。苔の回廊は光線の加減で綺麗に見えた。
足場の上から 苔の回廊が続く 東側の沢へ 苔の回廊を
 どん尻の岩を見たら、捕獲石とその取れた跡が見えた。アーチ状になった岩肌、真っ赤な石も面白い。最後に、クロカタビロオサムシを見つけると、一人の男性とカップルに相次いで出会う。
捕獲石とその跡 アーチの形 赤い石 クロカタビロオサムシ
 湖畔に下りて、流木に座りコーラを飲む。目の前には丹鳴岳、恵庭岳、幌平山、イチャンコッペ山、紋別岳、キムンモラップ山、モラップ山と見渡せた。
                               ←大
丹鳴岳 恵庭岳    イチャンコッペ山 紋別岳  モラップ山
 帰りは、自転車で遊歩道を走り、路駐場所を目指す。

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 二人の山行記録(遊びの時間含む)
 2018(H30)年8月20日(月) 曇り 長靴 往復距離7.333km(自転車3km+徒歩4.333km) 2:54 
 8:23路駐場所→自転車→8:36楓橋8:39→8:41紋別橋→8:45分岐→8:46砂防ダム→8:48埋もれた砂防ダム・分岐→9:15洞窟9:21→右岸へ→9:29鎖場→9:38倒木のステップ→9:49引き返し→9:51倒木のステップ→10:11東側の沢へ10:16→11:51紋別橋→11:52楓橋→10:53支笏湖畔11:02→11:05楓橋→自転車→11:17路駐場所