ホロホロ山(1322.3m)

 ポイント
 ホロホロ山の白老コースはアイヌ語呼称のユニークな看板が多い。看板は、木製から石のものに変わっている。増水している時のオッカヨの沢とピリカの沢の渡渉は注意。
白老コース
時期 9/19 10/14 11/12
=写真をクリックすると大きなサイズになります=

 アクセス
 道道86号線(白老大滝線、ニックネーム:四季彩街道)に「ホロホロ登山道入口」の大きな看板がある。林道入口には、「とどまつ沢林道」の看板もある。舗装道路からトドマツ川沿いを進み、4km位で登山口に到着する。駐車場は5台位駐車できる。
 ホロホロ山の林道:登山口から4.5合目までは、崖崩れや沢の崩壊が発生している(2013.9.19現在)。
 国土地理院の地形図 GPSトラックは山の地図帳「2013.9.19」へ 周辺地図
登山道入口
 9月19日 <2013(H25)年 登り2:19 下り1:45>
 以前、登山口には可愛い「ひげの小舎」があったが、今は、登山ポストが設置されているのみ。久しぶりに、沢沿いの登山道を辿り、オッカヨの沢に辿り着く。「オッカヨの沢」の標識は石の真新しいものになっていた。オッカヨの沢を渡ろうと思ったが、飛び石が繋がったところが無い。何処か良い所がないかと、上流へと進んでようやく渡渉出来た。薮漕ぎをして、登山道へ戻る。1合目の標識は、以前のもののようだった。
登山口 オッカヨの沢 一合目
 梯子を登り小沢を渡りながら、すっかり変わってしまったような登山道を辿って行く。曇り空を見上げると、青空ではないのに飛行機雲が見える。真新しい「ウムレクの松」の標識がでてくる。
梯子を 小沢 飛行機雲 ウムレクの松
 夫婦松はどれなのだろうかと、ウムレクの松を見上げるが、分からずじまいだった。赤い滑床が綺麗なピリカの沢も渡渉地点が直ぐには見当たらず、右往左往する。仕方がなく、滑床に石を投げ入れステップにする。
ウムレクの松 ピリカの沢 滑床 渡渉地点
 登山道は登ったり下ったりしながら、林道へ出る。林道にはホロホロ山のレリーフがあり、4.5合目の標識がある。再び、登山道を登り出すと、朽木に「ホクサッペの松」の標識が現れる。
下る 登山口 5.4合目 ホクサッペの松
 ホクサッペの松はどれかなと思いながら、空を見上げると枯れ木と青空が綺麗だった。登山道は尾根通しなので、振り向くと支笏湖、風不死岳、樽前山が見えて来ていた。標識「マチャッペの松」が現れると、広場になっていた。
枯れ木と青空 支笏湖 風不死岳と樽前山 マチャッペの松
 マチャッペの松の広場からは、恵庭岳、イチャンコッペ山、紋別岳、風不死岳に囲まれた支笏湖が丸見えだった。マチャッペの松には古い看板も木に括りつけられていた。次に、「タツニタイ見晴台」が現れ、奥に、「ホロホロの桜」の看板が目に留まる。見晴台からは三角点:不伊礼志989.2mが見えていた。
支笏湖 マチャッペの松 タツニタイ見晴台 不伊礼志989.2mが
 タツニタイ見晴台は7合目でもあり、古い標識では後1.0kmの表示もある。展望の良い尾根道を登って行くと、支尾根の岩稜が見えて来る。
7合目 タツニタイ見晴台 尾根道を 支尾根の岩稜
 形の変わったダケカンバの下には「カンナリのかんば」の標識があり、古い標識には9合目後04.kmの表示がある。「マサッキのかんば」の看板も現れ、行く手には、いよいよ、山頂が見え出す。
カンナリのかんば 9合目 マサッキのかんば 山頂が
 再び、9合目の新しい標識が立っていた。支笏湖をバックに、傾斜が増した登山道を登って行く。山頂直下には湿地に雨水が貯まったと思われる沼が見えていた。「花一輪我らが道しるべ」からは少し下る。
9合目 支笏湖 花一輪我らが道しるべ
 岩場の山頂は間近に感じられる。道端にはエゾオヤマノリンドウが2輪咲いていた。岩場を登り山頂に上がると、大きな一等三角点が鎮座していた。
岩場の山頂 エゾオヤマノリンドウ 山頂 三角点
 山頂からの展望は素晴らしく、360°の展望を楽しむ。隣の徳舜瞥山から、貫気別山、羊蹄山に重なった尻別岳、羊蹄山、本倶登山、喜茂別岳、無意根山と見渡せる。
                     ←大
洞爺湖        徳舜瞥山       貫気別山  尻別 羊蹄山         本倶登山  喜茂別 無意根
 無意根山の隣には、3つの頭が見える定山渓天狗岳、烏帽子岳、札幌岳、空沼岳、恵庭岳、その陰にイチャンコッペ山、支笏湖の後ろの紋別岳、風不死岳、風不死岳と樽前山の間のペウレ峰、樽前山と続く。
                     ←大
 定天   烏帽子 札幌岳 空沼岳      恵庭 イチャン 紋別岳      風不死 ペウレ 樽前山
 太平洋の海岸線には白老市街、目の前に三角点:東徳心1061.3m、窟太郎山、湖面が僅かに見える倶多楽湖、来馬岳と続く。
                     ←大
               太平洋    白老市街  三角点:東徳心     窟太郎山 倶多楽湖        来馬岳
 再び、徳舜暼山方向を眺めると、オロフレ山、有珠山、洞爺湖が見えていた。残念ながら、噴火湾の対岸は霞んでいた。
                     ←大
オロフレ山             有珠山 洞爺湖        徳舜瞥山       貫気別山  尻別 羊蹄山
 すっかり、景色を満喫していたが、昼には早かったので、麦芽風味の炭酸飲料を飲み下山を開始する。白老市街を真正面に見ながら下ると、紅葉が始まっているような感じを受けた。マチャッペの松を過ぎると、登りで見落としていた標識「ヌーベルラン」を見つける。林道へ出て、沢の渡渉を嫌って、林道を歩くことにする。距離は倍以上だが、渡渉が無い分楽だと思って下って行くと最初から崖崩れがありビビル。
紅葉を感じ ヌーベルラン 林道へ 崖崩れ
 大きな岩がゴロゴロ落下していた所を抜けると、ようやく写真を撮す気分になり、振り返って崖崩れの斜面を撮す。順調に、下って行き、ゲートが近づいたと感じだした頃、目の前から林道が消えていた。目の前には渡渉できる所はないので、上流を目指してみると、飛び石が繋がっている所があり、対岸に渡る。対岸には川原が無いので、斜面にルートを見付け何とか渡り切る。振り返ると、川の真ん中にコルゲート管が取り残されていた。
崖崩れ 林道が無い 対岸の斜面を コルゲート管が
 やれやれと思いながら、林道を下って行き、ゲートを通過する。砂防ダムのあるところの林道は流されていなかった。最後に、駐車場の一角にあるバリケードを交わして終わる。
林道を ゲートを 砂防ダム バリケード
 
 10月14日 <1995(H7)年 登り2:00>
 林道の登山口には可愛いひげの小舎があり、登山ポストが設置されていた。ここから、ピリカの沢に延びている登山道(現在閉鎖中)に入ると、小川が流れている。この小川を渡り、登山道を登って行くと、林道に出てしまう。林道を挟んで、反対側に登山道が延びているが、その入口に「21世紀に残そう/北海道自然100選●●/認定5周年記念1990.610」「1322M/ホロホロ山/登山道開設七周年記念 白老山岳会」「至山頂1.9km」の看板が立っていた(現在の登山口)。ここが5合目になる。この林道を横切って、進むと7合目にタツニタイ見晴台がある。次から次へと看板が現れ、9合目付近にはマサッキのかんばと書かれた看板がある。
ひげの小舎(大×) 林道登山口(大×) マサッキのかんば(大×)
 山頂に辿り着くと、山頂は人で溢れていた。山頂標識と記念写真を撮すにも、順番に並んでようやく撮せた。山頂の草の生えた岩場に陣取って、休むことにする。雲の上には羊蹄山が浮いて見えていた。
山頂(大×) 徳舜瞥山と(大×) 羊蹄山と(大×)
 11月12日 <2005(H17)年 登り2:42 下り1:35>

 アクセス
 道道86号線(白老大滝線、ニックネーム:四季彩街道)に「ホロホロ登山道入口」の大きな看板がある。林道入口は白老滝の南に、「とどまつ沢林道」の看板もある。雨水で流されたか所が多いので、慎重に進むと、1.4km位で「とどまつ沢支林道」の看板がでてくるが、ここは道なりに進む。舗装道路からトドマツ川沿いを進み、4km位で登山口に到着する。駐車場は5台位駐車できるが、上のゲート前にも広いスペースがある(普通の車はここまで)。
 ホロホロ山の登山道:登山口から5合目下までは、崖崩れのため閉鎖されている。代替として林道を歩く(2005.11現在)。
 国土地理院の地形図 GPSトラックは山の地図帳「2005.11.12」へ 周辺地図
登山道入口
 登山口には可愛い「ひげの小舎」があり、登山ポストが設置されている。屋根の色が10年前は赤だったが、今は青になっている。ホロホロ山登山口の看板も以前は黒字だったのが、白字になっていた。登山道は崖崩れで閉鎖されていた(以前は、ピリカの沢に延びていた登山道を小川を渡りながら辿った)林道を辿ると、5分位で開放されたゲートを通過し、三角点「東徳心1061.3m」が真正面に見えだす。三角点「東徳心」は山頂かと見間違えるほど形が良い。林道は激しく方向転換しながら登るので、途中、樽前山や風不死岳、ホロホロ山の北尾根を望みながら登ることが出来る。
ひげの小舎 開放されたゲートを通過 東徳心1061.4mが 樽前山を望む
 北尾根の左側には山頂らしきピークも見えて来ので、林道歩きも悪くは無い。凍って滑る砂利道を1時間位登って行くと、再び登山口のような看板が現れ本格的な登山道となる(以前の林道出会)。以前の登山道は下らないようにバリケードがしてあった。登山道の入口にある看板は変わっていなかったが、以前一番下にあった「至山頂1.9km」の看板は道の左側の別な場所に移設されていた。本格的な登山道を登って行くと、頭の上だけ青空になり、山頂の展望が楽しみになる。登山道は尾根道なので、展望が良い。真正面に山頂が見え隠れするが、山頂が見える度に近づきだす。三角点「東徳心」が後ろに退いて、変わって1260m峰が左手に連れる。
北尾根を望む 林道から尾根へ 青空が 1260m峰が左に
 登山道を登って行くと「5合目1.5km」の標識が現れる。これから次から次へと浮き彫りの看板が現れ出す。「ホクサッペの松」「ヌペルーラン」「マチャッペの松」と続く。
5合目1.5km ホクサッペの松 ヌペルーラン マチャッペの松
 ホロホロの桜は大きな桜で手前に看板が立っていて、7合目の「タツニタイ展望台」のはずだが標識が見当たらなかった。
 山頂が見え出し、どんどん近づいて来ると、「カンナリのかんば:9合目」「サマッキのかんば」も出てくる。マサッキのかんばは以前登った時に記念写真を写していたので懐かしさが蘇ってくる。
ホロホロの桜 山頂が見え出す 山頂が近づく カンナリのかんば
 山頂が近づくと木々の葉が無くなっているためか、山頂直下の岩肌がゴツゴツと露出して見える。今まで比較的良い天気だったのが、雲が流れてきて展望を遮るようになったので先を急ぐ。愛棒はペースが上がらないので先に行けと言う。途中で窟太郎山と日の光を反射している海が望まれた。山頂直下の岩場に着く頃にはすっかり雲に覆われ展望は無くなっていた。「花一輪我らが道しるべ」の看板を過ぎると、最後の岩場になる。
山頂が間近に 頂上直下 窟太郎山と光る海 花一輪我らが道しるべ
 岩場には雪が積もっていて、道が判然としないが一歩一歩登って行く。夏山の最盛期だと大勢の人で賑っているのだが、頂上は貸切だった。山頂標識と記念写真を撮す。何時もなら、隣の徳瞬瞥山が見えるのだが仕方が無い。前にある作業道だらけの三角点「不伊礼志:989.4m」を見ながら昼食とする。不伊礼志は林道を詰めると山頂まで作業道がありそうだった。
 一向に、天気が回復しないので、早々に下る。下って行くと明るくなったので、恨めしそうに山頂を振り返る。ストックを頼りに、タチグリで一気に滑り降りようとすれば滑らず、思わぬところで滑ってしまいながら下る。途中、登って行くときに見落とした「ペカス○○われ○○」の掠れた看板を見る。その看板は「カンナリのかんば:9合目」と「ホロホロの桜」の間にあった。林道の登山口に下ると、ピリカの沢は、やはり閉鎖されていた。
山頂直下の岩場 山頂(大×) 山頂直下を振り返る ピリカの沢閉鎖
 寒気が緩んで雪が柔らかくなった林道を下って行く。青空が覗く山頂方向を見ると山頂が綺麗に見えていた。樽前山方向を見ると社台川に削られた白亜の岸壁が見え、その上に樽前山が見えていた。真っ赤な岩に砕け真っ白な流れになりながら流れるトドマツ川は綺麗だった。意外と見所のある林道歩きに満足しながら下って行くと綺麗に整備された駐車場に着く。
林道から山頂を振り返る 樽前山と社台川の河岸 真っ赤な岩の清流 駐車場へ
 =ホロホロ山の登山道=
 「岩村一一(かずいち)氏を委員長とする登山道検討委員会が昭和53年に発足し、白老峰の会により登山道ルートの調査がなされた。その5年後にあたる昭和58年7月2日登山道の整備を開始し、2か月後の9月4日に完了した。その年の10月2日に山開きを行った(白老山岳会の20周年記念誌より)」
の歴史がある。先人のお陰で、人気のコースとなり、多くの人々が毎年登山を楽しんでいる。
 =ホロホロ山の看板=
 白老コースには本格的な浮き彫りの看板があり、全て白老山岳会会員の手作りとのことだ。看板の記述は、北海道白老らしくアイヌ語が主流だ。詳しくは、「白老山岳会の20周年記念誌」があり、ホロホロ登山道、周辺の滝や沢、ホロホロ湿原など詳しく載っている(gan談)。
場所 呼称 意味 場所 呼称 意味
ウムレクの松 夫婦の松 7号目 ホロホロの桜 ?の桜
5合目の下 オッカヨの沢 若い男の沢 ペカス○○ 掠れて読めず
5合目の上 ホクサッペの松 後家の松 9合目 カンナリのかんば かみなりの白樺
ヌペルーラン 涙坂 マサッキのかんば ねそべる白樺
マチャッペの松 男やもめの松 花一輪我らが道しるべ
7号目 タツニタイ見晴台 白樺林見晴台
 ストリーはいかにですが、「幸せな夫婦も夫を亡くし後家になったり、若い男も何時の間にか男やもめになったりして、辛い人生を泣きながら登って行くと、タツニタイで一度は素晴らしい事に出会うが、次には雷に打たれて、倒れ、一輪の花に化身し、次ぎに来る人達が迷わないように道標となるという」悲しい物語なのでしょうか(憶測)?

二人の山行記録もくじへ  次徳舜瞥山へ  アソビホロケール山へ

 二人の山行記録 (遊びの時間含む)
 2013(H25).11.12(土) 曇り 登り2:19 下り林道1:45
 8:49登山口→8:53オッカヨの沢(渡渉)→9:08一合目→9:21ウムレクの松→9:23ピリカの沢(渡渉)→9:40林道から登山道へ→9:58ホクサッペの松→10:18マッチヤッペの松→10:26ホロホロの桜(7合目:タツニタイ見晴台)→10:48カンナリのかんば(9合目←2.6km)→10:51サマッキのかんば→11:05花一輪→11:08頂上11:29→11:40カンナリのかんば(9合目←2.6km)→11:53ホロホロの桜(7合目:タツニタイ見晴台)→11:57マッチヤッペの松→12:06ヌペルーラン→12:11ホワサッペの松→12:20登山道から林道へ→13:14登山口
 2005(H17).11.12(土) 積雪10cm 林道 曇り 登り2:42 下り1:35
 8:19登山口→8:24ゲート→9:16林道から登山道へ→9:28五合目(1.5km)→9:35ホクサッペの松→9:42ヌペルーラン→9:50マッチヤッペの松→10:07ホロホロの桜(7合目:タツニタイ見晴台)→10:30カンナリのかんば(9合目←2.6km)→10:36サマッキのかんば→10:56花一輪→11:01頂上11:21→11:35カンナリのかんば(9合目←2.6km)→11:43ペカス?→11:48ホロホロの桜(7合目:タツニタイ見晴台)→11:51マッチヤッペの松→12:00ヌペルーラン→12:04ホクサッペの松→12:07五合目(1.5km)→12:14登山道から林道へ→12:56登山口
 1995(H7).10.14(土) 晴れ 登り2:00