ホロホロ山(1322.3m) 徳舜瞥山(1309m)

 ポイント
 ホロホロ山と徳瞬瞥山のどちらを頂上にするかは、好き好きだと思うが、徳瞬別山から登る方が登山道や駐車場が確りしている。
 国土地理院の地形図 周辺地図
日鉄鉱山跡(縦走)コース  キャンプ場
時期 7/17 8/23 9/13 9/15
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 アクセス
 札幌方面からは国道453号線、道道86号線と繋ぎ、「三段の滝」から南下して「徳瞬瞥山山麓キャンプ場」を目指す。道端の標識にしたがって、左に曲がる。この道は少し狭いが全線舗装されている。
 GPSトラックは山の地図帳「2007.9.13」へ
忘れられた石碑
 7月17日 <2000(H12)年 登り2:17 下り1:53>
 車の中から見た徳舜瞥山の山頂はガスの中だが、それでも山の回りに雲が無いので登山口へ行く。駐車場に着くと先客1台のみで、ちょっと寂しいがガスの中を登る。登っている時にはほとんどガスの中だったが、雨には当たらなかった。まるで、霧のトンネルを通っているような錯覚を覚えた。9合目あたりから、羊蹄山、尻別山、無意根山、恵庭岳などが、雲の上に浮いた船団のように見えてきた。
 徳舜瞥山は素通りし、ホロホロ山へ向かう。徳舜瞥山からホロホロ山へ行く途中は花もあり、岩もありで結構楽しい登山道だった。黄色いカンゾウが綺麗で、徳舜瞥山とホロホロ山の斜面、縦走路の道端に咲いていた。ハイオトリギ、ミヤキンバイ、ヤマブキショウマ、ミヤマアズマギク、タカネシオガマも咲いていた。ホロホロ山も貸し切り状態だった。
恵庭岳 徳舜瞥山(大×) ホロホロ山(大×) ミヤマアズマギク
ミヤキンバイ(大×) 徳舜瞥山(大×)
 ホロホロ山から徳舜瞥山に戻る途中で、残念ながら霧が立ち込め始める。心無しか有珠山の噴火のせいなのか、イオウの臭いがしていた。また、徳舜瞥山に戻る途中で徳舜瞥山を霧が包み込む様は、まるで、山を後ろから手で目隠しをしたり、山をくすぐっているような情景に見えた。徳舜瞥山に戻り昼食とする。
 8月23日 <1997(H9)年 登り2:15 下り1:32>
 以前来た時には登山口まで車で上がれたが、今回は登山口まで行けた。登山口から直ぐに丸太の階段が続き、その後は石の多い道となる。登山中はあいにく霧で展望は全くない。8合目辺りから低いハイマツになるるが、9合目からまた林の中を登って行く。
 徳舜瞥山の山頂に着いても何も見えなかったが、ホロホロ山まで縦走することにする。ホロホロ山の山頂直下で、大きな岩に行く手を阻まれたので、左に回りこむ道に入ったが、途中で行き止まりになる。仕方が無く、岩の上に登り頂上を目指す。
徳舜瞥山(大×) ホロホロ山(大×)
ホロホロ山の山頂に辿り着くと、徳舜瞥山の山頂よりも更に霧が濃くなっていた。
 ホロホロ山の山頂標識と記念写真を撮し、徳瞬別山に戻り昼食を食べることにする。戻る途中で、イワギキョウ、ミヤマムラサキ、ゴゼンタチバナの赤い実、イワツツジ、コケモモが見られた。
 徳舜瞥山の山頂に戻ると、晴れ間の間から洞爺湖、尻別岳が辛うじて見えていた。振り返ると、ホロホロ山も見えて来た。
 
 9月13日 <2007(H19)年 登り2:28 下り1:57>
 広く大きくなった駐車場を出発する。登山口には「民有林道ホロホロ山線幅員5.0m総延長2.845m」の看板が立っている。登山口には既に5合目の標識がある。河原のようなガレ場を登って行くが、とても林道とは思えない。林道が崩壊したところは笹を刈ってバイパスが作られていた。
駐車場 登山口 河原のような林道 バイパス
 倒木を潜りながら苔の生した林の中を進んで行くと、紫明川のせせらぎが聞こえて来る。何処で紫明川を横切ったのかは分らないが、右岸の道を辿って行く。今度は、沢を渡り左岸に上がると「水場」の看板があり、そこが6合目だった。7合目には「ここは7合目です、鉱山登山口方面、飛行場方面」の道標があり、登山道は尾根筋の道となる。登るに従い、林が低くなり頭の上が開けた感じになる。
倒木を越え 沢を渡り 飛行場分岐 開けてくる
 ノリウツギの花と実が混在するので秋の気配を感じるが、まだ、トンボが飛んではいない。見晴台に着いても雨がパラつくだけで、展望は得られない。見晴台は9合目でもある。霧の中に山影を探していたので足元が疎かになり、雨で滑るようになっていた木の根に上がってしまい、横転してしまう。余りの痛さに脛を摩ると、ズボンに血が滲んでいた。誰もいない徳瞬瞥山の山頂に着くが、雲の中だった。
ノリウツギ(サビタ) 見晴台(9合目)(大×) ウメバチソウ 徳瞬瞥山山頂
 展望が無いので、徳舜瞥山は素通りしホロホロ山へ向かうことにする。霧が薄くなったので徳舜瞥山を振り返ると山頂は結構な岩山に見える。岩場ではシマリスが餌を欲しそうに近づいては、思い直したように遠ざかって行く。ホロホロ山へは真っ白に枯れたハイマツの林を横目で見ながら下って行く。登山道はエゾオヤマリンドウの真っ青な花で飾られていた。花の時期なら、カンゾウ、ハイオトリギ、キンバイ類、ヤマブキショウマ、アズマギク、シオガマと咲いているところだ。
徳瞬瞥山を振り返る シマリス 枯れたハイマツ エゾオヤマリンドウ
 徳舜瞥山とホロホロ山のちょうど中間地点にある大きな岩の頭が見えて来る。一旦、下って大きな岩の縁に攀じ登り通過する。平らな稜線を辿って行くと、突然、ホロホロ山の急斜面が霧の中から現れる。ホロホロ山に近づくに従い、山頂も霧の合い間から見えるようになる。
大きな岩の頭 大きな岩の縁を ホロホロ山の急斜面 ホロホロ山が
 登山道は斜度を増しながら、伸びているが、大きな岩が鎮座する岩場になる。岩場を避けて、左から回り込もうとした跡が、登山道のように見えるが、大きな岩を攀じ登って行く。大きな岩を越えるとホロホロ山の山頂に到着する。以前、来たときには恵庭岳が見えて感動したのだが、残念ながら霧で何も見えない
 ホロホロ山の山頂に辿り着き休憩しながら、転んだ時の怪我の状態を恐る恐る見る。ズボンの裾を捲くると、皮の剥けた傷が見えていた。早速、キズドライを吹き付け、バンソウコウを貼り、その上から湿布をする。その間も晴れ間は広がらず、山頂で記念写真を写して帰り支度をする。
登山道が急になる 岩場になる ホロホロ山山頂 山頂(大×)
 最後に、立派な三角点を写していると、突然晴れ間が広がり、北尾根が見えてくる。北尾根には踏み跡が続いているが、何処まで行けるのかは不明だ。冬にはこの尾根から登って来るのだろうかと興味深々なのだが。三角点「不伊礼志:989.4m」越しに樽前山の裾野に刻まれた社台川の白い河岸が見え出す。三角点「不伊礼志:989.4m」には林道が山頂付近まで伸びているようだ。山頂から下を覗くと湿地に沼が見えていた。
三角点 北尾根が 社台川の河岸 山頂直下の湿地
 また、霧が濃くなって、もう、展望が期待出来ないので徳瞬瞥山に向かうことにした。途中で、タカネシオガマがまだ咲いていた。晴れていれば、高度感の有りそうな崖の縁を下って行く。下って行く途中で、徳瞬瞥山から霧が一瞬だが取れてきた。ナナカマドも葉を赤くして秋の始まりだと教えてくれる。
タカネシオガマ 崖の縁を 徳瞬瞥山が 紅葉の始まり
 カッパに良く似た岩も現れ、良く見ると目を閉じ瞑想しているようにも見える。道端には、ピンク色に染まったノリウツギも見られる。
カッパ岩 ピンクのノリウツギ 中間地点の大岩 徳瞬瞥山を
 ホロホロ山と徳瞬瞥山の中間地点の目印になる大きな岩を通過すると、霧が晴れて尖った山頂が見えて来る。だんだん、山頂に近づいて行くと、切り立った南側の崖が見えるようになる。エゾオヤマリンドウの花は開かないのだが、少し開いて中が見えていたので、覗いてみた。ウメバチソウも花から実まで同じ株に同居している。柱状節理の破片なのか板状のザレが多い斜面を登り返して行くと、山頂に到着する。
山頂が見え出す 少し開いた花 ウメバチソウ 山頂直下
 山頂の岩場には数パーティーがいて、この天気じゃホロホロ山まで行く気がしないと座っていた。われわれは、山頂標識のある方が空いていたので、手頃な岩を見つけて昼食の準備をする。座ってから、なんでこちらが空いていたかが分った。それは風がまともにあたることだった。西側から東側の岩場を見ると、山頂から切り立った崖になっている様子がわかる。地震になったら、這ってでも崖の縁から離れなければと、要らぬ心配をする。徳瞬瞥山の山頂標識は2003年に新しくなったようで、一回り大きくなっていた。徳瞬瞥山からは洞爺湖が望まれるのだが、霧で全く駄目だった。山頂にはアズマギクもあったはずだが、今回は影も形もない。
徳瞬瞥山の山頂に 西側から東側を 山頂(大×) 山頂から崖を
 冷たい風に吹かれていたので、寒くなり下山することにした。下山途中に、牧野と駐車場が見える。展望台からは大滝市街地も見えて来た。恵庭岳も遠望できるようになる。
牧野と駐車場 大滝市街 恵庭岳 7合目
 大滝市街地を望んで、樹林帯に入り、展望が利かなくなる。道端には、「タマゴダケ」と思われる大きなキノコが生えていたが、毒キノコの「ベニテングダケ」と見分けが付かないので、誰も採らない。ゴゼンタチバナの実も付いているが、食べられると言うが手が出ない。つくづく、秋が近いと実感しながら下山すると、立派な駐車場に着く。以前の駐車場はそのままだが、「ホロホロ山自然休養林」の立派な石碑は忘れ去られたように、草むらに佇んでいた。
大滝市街 タマゴダケ? ゴゼンタチバナの実 駐車場
 9月15日 <1999(H11)年 登り2:09 下り1:40>
 山へ向かう道すがら小雨がパラついていたが、登山口に着くと春の花曇りのような天気になっていた。さわやかな風と柔らかな日差しを享けて、久しぶりに快適な登山になる予感がする。登山者も多く、駐車場は混雑をしていた。登山口から丸太の階段を登るが、直ぐにゴロゴロした石の上を歩くことになる。沢を2回渡ると6合目付近のベンチのある水場になる。そこを過ぎると7合目の旧道分岐になる。8合目になると展望台が現れ、洞爺湖や羊蹄山が見えるようになる。9合目が来るまではしばらくかかる。
 徳瞬別山の山頂に上がると人が多かったので、ホロホロ山へ縦走することにした。縦走路は景色が良く快適で、エゾオヤマリンドウやウメバチソウが咲いていた。
 やがて、ホロホロ山の山頂に着き山頂標識と記念写真を撮す。洞爺湖、徳舜瞥山、恵庭岳もバックにして写真も撮し、徳舜瞥山に引き返す。
ホロホロ山(大×) 洞爺湖を(大×) 徳舜瞥山を(大×) 恵庭岳を(大×)
徳舜瞥山(大×) 洞爺湖を(大×)
 徳舜瞥山に戻ると、先程よりも混雑していて、座るところがないので、南斜面に少し下って陣取った。山頂ではおばさん連中がスズメの学校顔負けで、話をしていた。
 
 

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  二人の山行記録 (遊びの時間含む)
 日鉄鉱山跡コース
 2007(H19).9.13(木) ホロホロ山、徳舜瞥山 曇り時々霧雨 登り2:28 下り1:57
 7:57登山口→8:18六合目→8:45七合目→9:03八合目→9:21九合目→9:46徳舜瞥山頂上→10:25ホロホロ頂上10:47→11:24徳舜瞥山頂上11:56→12:17九合目→12:27八合目→12:44七合目→13:08六合目→13:26登山口
 2000(H12).7.17(月) ホロホロ山、徳舜瞥山 曇り 登り2:17 下り1:53
 7:55登山口→8:13六合目→8:40七合目→9:00八合目→9:14九合目→9:37徳舜瞥山頂上→10:12ホロホロ頂上10:17→10:51徳舜瞥山頂上11:33→12:49九合目→12:01八合目→12:17七合目→12:37六合目→12:52登山口
 1999(H11).9.15(水) ホロホロ山、徳舜瞥山 曇り 登り2:09 下り1:40
 9:39登山口→9:58六合目→10:20七合目→10:38八合目→10:53九合目→11:15徳舜瞥山頂上→11:48ホロホロ頂上11:54→12:24徳舜瞥山頂上13:13→13:26九合目→13:48七合目→14:23登山口
 1997(H9).8.23(土) ホロホロ山、徳舜瞥山 曇り 登り2:15 下り1:32
 登山口→44旧道分岐→18、8合目→18、9合目→24徳舜瞥山頂上→33ホロホロ頂上→22徳舜瞥山頂上→16、9合目→11、8合目→14旧道分岐→29登山口