豊平峡(500m)・見晴し(560m)・渓谷展望台(550m)

 ポイント
 豊平峡へはダム専用道路のゲートから歩いて行ける。レストハウスに豊平峡展望台、レストハウスの横から見晴し・渓谷展望台に上がる遊歩道が延びている。
 昔、豊平川右岸沿いの定山渓森林鉄道廃線跡が大爺淵を巡る遊歩道として解放されていた。ダムの下にはダムサイト園地(立入禁止)があり、冷水トンネル出口(九段の滝)側と遊歩道として繋がっていた。現在も、北海道森林管理局によって豊平峡ダム自然観察教育林として、定山渓自然の村からダム園地、展望台を含めた豊平川沿いの広い地域が指定されているが、廃道状態が続いている。

 アクセス
 定山渓温泉の中山峠側にある信号「定山渓」を左折して、豊平峡温泉へと入って行く。豊平峡温泉をやり過ごして、豊平峡への道標を見ながら札幌岳登山口へと向かう。登山口の奥にあるゲートは閉まっているので、整然と路駐する。ゲート横にも駐車スペースはあるが、旋回する車の邪魔になりそうだ。
  国土地理院地図 GPSトラックは山の地図帳「2020.12.6」へ 周辺地図
=風景写真をクリックすると大きなサイズになります=
 12月6日 <2020(R2)年 往復10.454km ツボ足 登り2:32 下り45>
 札幌岳登山口に着くと、既に4台路駐していたが、豊平峡に行く人は居なかった。ゲートの中に入り、すっかり雪に覆われたハイブリットバス乗場を横目で見ながら通り過ぎる。冷水トンネルが見え出すと、法面にピンクテープがあり三峰山取り付きか所のようだ。一直線に延びるトンネルの奥には、出口が見えていた。途中で、
ゲート 電気バス乗り場 三峰山取り付き 冷水トンネル
 1km強の長さのトンネル出口と入口の大きさを比べながら辿って行くと、途中で、ダム管理の車が走って来た。14分でようやく出られた。出口には、「ダムサイト園地」の道標がビニールで覆われていた。青空が無いので、先にダムサイト園地に向かって見る。柵を避けて下って行くと、シカの足跡が付いているが、新雪が15〜20cm積もっていた。間もなく、橋が現れる。
中間地点か? 出口 遊歩道の道標 橋が
 滝の沢から千丈岩が見えて来ると、素掘りのトンネルがあり、中は鉄骨と板で補強されていた。懐かしさを感じながら、すっかり老朽化したトンネルを抜ける。急に、歩き易くなって来たので足元を良く見ると、登って来た熊の足跡だった。後追いでは無いので、一応声を上げて下って行く。
千丈岩 素掘りのトンネル 鉄骨と板張り 熊の足跡1
 倒木を潜りながら下って行くと、ダムの壁が見えて来る。一旦、ダムに背を向けて豊平川沿いに下って行くと、道標「ダムサイト園地/定山渓自然の村」があり、ダムサイトが欠けていた。ここから、豊平川沿いに延びる遊歩道(定山渓森林鉄道の廃線跡)を辿って行く。くっきりした熊の足跡が遊歩道を横切っていた。
倒木を ダムが 道標 熊の足跡2
 熊は豊平川から上がって来て、遊歩道を横切り、上の遊歩道を辿ってようだ。滝の沢に架かる橋に辿り着くと、地図では、下流に滝のマークがあるが上流に滝があった。少し荒れた遊歩道を辿って行くと、トンネルとダムが見えて来る。
熊の足跡3 上の遊歩道へ 滝の沢の下の滝 トンネルとダム
 まだ、立派に見えるトンネルには柵があり、これ以上入られない。柵には警告の看板が括りつけられていた。トンネルからダムを眺めて引き返す。頭の上の千丈岩を見上げるが、冬木立が邪魔ですっきりとはしないが迫力はあった。
立派なトンネル 注意書き これより立入禁止 千丈岩
 登りながらクマが何処へ行ったのか足跡を辿って行くと、素掘りのトンネル手前で滝の沢へ下っていた。滝の沢を覗きながら足跡を探すが見付けられなかった。その代わり、小滝が連続してあることに気が付いた。
足跡が滝の沢へ 素掘りのトンネル 小滝1 小滝2
 第一滝見橋に上がり、千丈岩を振り返りながら、クマに会わなかったことでほっと胸を撫でおろす。改めて、九段の滝を眺め、ついでにクマの足跡を探すが無かった。第一滝見橋、第二滝見橋と渡り、こちら側にはトンネルの名前が無い豊平峡トンネルに入る。長さは380m位あり4分位で通過した。冷水トンネルに比べたら凄く短い様な気がした。ダムの上から、改めて、千丈岩を眺める。
千丈岩 九段の滝 豊平峡トンネル 千丈岩
 ダムには擁壁で囲まれたカムイ・ニセイ橋が架かっている。橋を通り過ぎ堤の上を歩き出すと、トンネル側の岩の上に石碑が見える。ダムの守り神なのだろう。ダム堰堤を奥へと進んで行くと、大爺淵の奥に定山渓天狗岳が見えて来る。最後に、保守点検用のトンネルになり、その横に殉職者の碑が鎮座している。碑陰を見ると4人の方々の名前が刻まれていた。
カムイ・ニセイ橋 岩の上の碑 大爺淵と定天 追悼碑
 追悼碑はアーチダムが望める位置に安置されたようだ。ダムの中に小さな滝も見えた。引き返したダム園地への入口にあるトンネルも見えていた。トンネルからはダムの壁が間近に感じられたが、結構離れていることが分かった。千丈岩を振り返り、ダムミュージアム方向へ向かう。
アーチダム 滝? トンネルが 千丈岩
 豊平峡の管理事務所、ダムミュージアムと辿って行くと、「豊平川右岸林道」の入口がありゲートが閉まっていた。その傍には、ボートを上げ下ろしするためのスロープが湖畔にあった。ここから、船を下ろして流木を回収するのだろうか。定山湖の中には、島も浮いていた。
管理事務所 ダムミュージアム 林道ゲート 中島
 ダムミュージアムの前からは、定山湖、千丈岩、豊平峡ダム、渓谷展望台、だむみえーる、管理事務所が見渡せる。
                     ←大
定山湖          千丈岩 豊平峡ダム     渓谷展望台 だむみえーる
 ダムミュージアムから引き返して、電気バス乗り場を通り過ぎ、だむみえーるに向かう。だむみえーるの前には、観光客用の豊平峡展望台がある。岩の上を見上げると、石碑が一段と大きく見えていた。
電気バス乗り場 だむみえーるへ だむみえーる 石碑
 だむみえーるの豊平峡展望台からは、ダムミュージアム、管理事務所、定山湖、大曲山、820m峰、豊平峡ダム、千丈岩、822m峰と一望できる。
                     ←大
管理事務所 定山湖 大曲山 820m峰   豊平峡ダム 千丈岩 822m峰
 だむみえーるの横に遊歩道があるが、案内看板(冬期撤収?)は無くなっていた。雪の下は丸太の階段なので、踏み外さないように登って行く。林の中で方向を変えながら登って行くと、見晴し展望台に着くが、看板は無かった。次に、少し下がり気味に石碑のある尾根の北側の尾根を目指すと、渓谷展望台があり東屋、ベンチ、看板がある。
遊歩道入口 方向を変えて 見晴し展望台 渓谷展望台
 渓谷展望台からは、別の角度で定山湖やダムが楽しめる。大爺淵の奥に定山渓天狗岳も見えるが、残念ながら目の前の千丈岩は冬木立越しですっきりとは見えない。渓谷展望台から愛棒に電話をして、下山を開始しようとしたら、水面に白い線が見えていた。見晴し展望台でもジョツシーが見えていたが、どうやら、風によるさざ波だったようだ。
定山湖と看板 千丈岩 大爺淵と定天 ジョツシー
 ゲートに戻ると、ランニングをするご一行さんと出会う。この道路は確り除雪され、トンネルの中は雪が無いので快適なのだろうか? 駐車場所には、車が10台位に増えていた。豊平峡温泉は車で溢れていた。

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 二人の山行記録 (遊びの時間含む)
 2020(R2)年12月6日(日) 曇り時々晴れ 往復10.454km 登り2:32 下り45
 7:53駐車場所→8:06冷水トンネル8:20→835ダムサイト園地・自然の村分岐→8:44トンネル→8:58分岐→9:17九段の滝→9:24豊平峡トンネル9:28→ダム周遊:→10:13遊歩道入口→10:22見晴し展望台→10:25渓谷展望台10:30→10:36遊歩道入口→10:42豊平峡トンネル10:46→10:49冷水トンネル11:02→11:15駐車場所