張碓チャシ(132m) 三角点:張碓(89.6m)
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 ポイント
 張碓チャシ遺跡は未整備で、遊歩道は無く藪に覆われている。ピークには看板の支柱があり、以前には整備されていたのだろう。チャシとはアイヌ語で砦の意味がある。当時の道は、今のJRの線路がある所のみで、小樽と石狩が繋がっていた。道行く人は崖の上からは丸見えだったろう。
   
チャシと恵比須島
 12月4日 <2009(H21)年 一周1:30 藪漕ぎ 単独>

 アクセス
 札幌側から国道5号線を走り、張碓川に架かる札樽道の張碓大橋を2度潜と小樽側のカーブに入口がある。ここから小樽側に少し行くと、左手に駐車場がある。
  国土地理院の地形図 GPSトラックは山の地図帖「2009.12.4」へ 周辺地図
 自宅から自転車で歩道に積もった雪に難儀しながらようやく入口に辿り着く。入口の柵に自転車を括りつけ、広場の右に延びていた広い道を辿ると直ぐに道が無くなる。仕方が無く、今度は左側に行って見るが道は無い。意を決して目の前にあるコブへ上がって見る。尾根は藪だが比較的薄そうなので、尾根伝いに行く。右側には空壕と思われる窪地が尾根と平行に付いているようにも見えるが、空壕の中は倒木だらけで辿ることは出来ない。尾根にも倒木があり、その度に、進路を変える。崖に近づくと空壕があり、下り易そうな所を探して乗り越える。空壕の深さは胸位だが、昔は人の背を越える位の深さだったのだろう。
入口から小樽方向を 道路が無くなる 目の前のコブへ 空壕
 北側の方が藪が薄いだろうと思い、北側へ逸れて行くと崖の縁に出る。崖からは遠くに高島岬のある赤岩山が、眼下にJRの線路が見える。崖は尾根を横から見る位置にあり、トラバース気味にやや登りながら藪漕ぎをする。再び、空壕を越えて尾根に上がると、目の前にコブが見えて来る。コブに上がると海の向うに増毛の山々が見えていた。
赤岩山と線路が 空壕を越えて 一つ目のコブ 増毛の山々
 左が崖の細尾根を辿って行くと、最後のコブが現れる。崖下には波打ち際を通るJRの線路が見える。コブの近くには三角点と思われる、赤いテープが垂れていた。
左が崖の細尾根を 最後のコブが 崖下に線路が 三角点が
 コブに近づくと、オバーハングした崖に金網が覆われている。三角点はその崖の所にあり、目印に三角の櫓が組まれていた。標石に黄色いマークが付いているところを見ると、最近、点検を行ったようだ。どうやって、ここまで来たのだろうと思い、三角点関係者の努力に頭が下がる。三角点の付近からすっきりと海を見たいと思い、ドンドン下って行くと、再び、崖下に線路が見えて来る。
オバーハングした崖 三角点 標石 崖下に線路が
 更に下って行くと、赤岩山のある高島岬がすっきり見えて来る。JRの線路に行き交う列車も良く見えていた。海の向うの真っ白な増毛の山々や樺戸の山々が見え、石狩平野に黒く突き出た格好の現代のチャシである北の防衛拠点「阿蘇岩山」が睨みを利かせている。
赤岩山と線路 増毛の山々 樺戸の山々 阿蘇岩山
 眼下には恵比須島が見えているが、木立が邪魔なので、すっきり見える所まで下てみる。崖の金網の縁や上を通りながら下って行くと、銭函天狗山が見えて来る。恵比須島は下がってもすっきりしないので引き揚げる。
 再び、三角点の所まで戻って、遅い昼食にしようとリュックを下ろし、時計を見ると1時半になるところだった。自転車で帰るのに、道路が凍ってきたら厄介だと思い、昼食を断念する。最後に、水を補給しながら増毛の山々を見て、崖下の線路を覗いて引き返す。
銭天 恵比須島 増毛の山々 線路
 コブを振り返り、細尾根を振り返りながら帰路につくが、来た時は大きく迂回したので、帰りは一直線に帰ることにする。出来るだけ藪の薄い所と思ったが、結構藪が濃く難儀する。藪の濃い所は雪で寝ている笹の上を歩くが、見る見る間に、ズボンが濡れて来る。
 ようやく最高地点と思われる所に着くとピンクのテープが垂れている。鉄の支柱が左右にあり、かなり大きな看板が立っていたと思われる跡だった。この支柱の先が曲がっているので雨よけも付いていたのだろう。その傍らに、窪みがあり、古平の丸山にあった烽火の跡にそっくりだ。掘ってみて炭でもあれば烽火だろうかと思いながら最高地点を何処から下りようかと思って辺りを見回す。
 この最高地点は空壕で取り囲まれたいるようで、円壕ではないかと思う。空壕の下り易い所を探して下り、最高地点を振り返り、最初に取り付いた尾根に戻る。
コブを振り返り 看板跡・最高地点 窪み 最高地点を振り返る
 帰りの歩道にはまだ雪があり、下りでもペダルをこがなければ自転車は進まなかった。

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 二人の山行記録 (遊びの時間含む)
 2009(H21).12.4(金) 曇り 一周1:31 単独
 12:29入口→12:46空壕→12:55崖→13:02空壕→13:11コブ→13:14三角点→13:17最下部→13:22三角点→13:25コブ→13:52最高地点(看板跡)→14:00入口