波連湖hareko(標高2m面積2.33ha)
=茨戸川緑地=

 ポイント
 茨戸川緑地には、舗装された遊歩道が網の目状に延びている。駐車場は3個所あり、波連湖に行くには一番奥の駐車場が近い。茨戸川緑地の管理事務所には散策とバードウォッチングの地図、二種類がもらえる。園内には遊具やパークゴルフ場もある。
 波連湖はNHK「となりのヒグマ 2021 ヒグマがマチにやってきた web」で一躍有名になった。茨戸川緑地のページへ

 アクセス
 国道337号線の生振大橋南東側の付け根に茨戸川緑地の看板と入口がある。右折で帰るときには中途半端に出てしまうと危険なので、左右の車の流れが完全に途切れるまで待とう。
 国土地理院地図 波連湖と茨戸川緑地のGPSトラック - 野山の地図帖 (goo.ne.jp) Google マップ
=写真をクリックすると大きなサイズになります=
 8月6日<2024(R6)年 一周7.376km 2:22>
 駐車場から管理事務所の裏手にある案内図や植物ガイドを眺めていると、愛棒が居合わせた係員に運動靴で大丈夫かと聞いていた。奇麗な管理事務所に入って、地図をゲットする。管理棟からビオトープ池を回って散策を開始する。池の回りには、仕掛けは古風だが見た目は近代的な井戸がある。
案内図 植物ガイド 管理棟 井戸
 池を時計回りに回って行くと、道標「観察水路/観察の丘500m」がある。地図を見ると観察水路も観察の丘の記載がないので野鳥の森を目指す。道標の近くにはカマズミの赤い実がなっていた。
池の回り 観察の丘550m エゾニワトコ
 いきなり暗い林の中になり、直ぐに真っ直ぐな道が続く。道が曲がりだすとベンチが設置された川辺の広場になる。両側からヨシが迫る道を辿って行く。なるほどこれはクマも居易かったにちがいないと思う。
野鳥の森へ 真っ直ぐな道 川辺の広場 ヨシの茂った道
 板橋を渡ると野鳥の森になる。中には、野鳥を観察するテラスもある。再び広場になって、袋小路のテラスもある。
板橋 観察テラス 広場 袋小路のテラス
 道標「観察の丘400m」「管理事務所500m」「森林浴の森140m」がある。水辺の広場には行かずに観察の丘へ向かう。道端にはノラニンジン、アザミ、クサフジが咲いていた。
道標 観察の丘へ アザミ クサフジ
 道が二又になる手前には道標「観察の丘150m」「観察水路350m」がある。地図では眺めの丘、道標では観察の丘と表現されている。生憎今日は曇り空なので展望は無いが薄っすらと山並みが見えていた。ベンチに座ることもなく草原広場を目指す。
分岐 眺めの丘へ 丘から振り返る 眺めの丘
 道端にはヤナギランが咲いていた。分岐には道標「草原広場/第2駐車場340m」「観察水路260m」が立っていた、地図との整合性が良く分からない。分岐はベンチが置かれ広場にもなっていた。気になる看板も目の前にあったが、帰りに立ち寄ることにする。
ヤナギラン 分岐 道標 分岐
 トラックの森を過ぎると東屋があり、それを過ぎるとまた東屋がある。東屋を過ぎると、分岐になり道標「草原広場/第2駐車場580m」「管理事務所980m」「第2駐車場280m」がある。どうやら、草原広場は中央の車道を挟んで広がっているようだった。CP35執念記念植樹の看板があり、どうやら植樹の森ようで東屋もある
東屋 東屋 分岐 東屋
 頭上を旭日章を付けた警察ノヘリコプターが飛んで行った。中央幹線の車道に出て、波連湖を目指す。茨戸川の水路に架かる板張りの橋を渡る。
警察のヘリ 波連湖へ 板張りの橋 茨戸川水路
 堤防に上がると、目の前に波連湖が見える。よく見ると中央部のヨシが無い、石狩川と繋がっている導水路が確認できる。ここが2021(R3)年6月18日にクマが出没して、元町の地下鉄付近まで侵入した最初のポイントになるようだ。この事件のプロローグは2020年5月29日にクマを目撃したことから始まったようだ。このクマは一年間も何処で何をしていたのだろうか?同じクマで無かったらまた出てくるのだろうか?
                    ←大
堤防から波連湖
 堤防から湖畔に下って湖面を見渡す。先ほどいた水鳥は何処かに飛んで行ったようだ。ここ以外はヨシに囲まれて近づけないようだった。
                    ←大
 堤防に戻って、北側の橋を見に行く途中で警察のヘリが戻って来た。北側の市の境界にはゲートが見えた。橋へと砂利道を下って行くと橋の手前にゲートがあり、それ以上辿ることが出来なかった。
警察のヘリ ゲート 橋へ ゲートと橋
 堤防に戻って北側の茨戸川を振り返る。石狩川は良く見えるかと思ったが途切れ途切れの線のようだった。堤防の南側は除草作業が終わっていてスッキリとしていた。奥には札幌大橋が見えていた。堤防の道路は、車、自転車、ジョギングの人たちで賑わっていた。堤防の降り口から教育大学越しに薄っすらと藻岩山が見えていた。
北側の茨戸川 石狩川 南側 教育大学と藻岩山
 南側の茨戸川を眺めて引き返す。
          ←大
南側の茨戸川
 橋の袂に川の名前と由来が記された看板がある。茨戸川にはローマ字表記があるが、BaratokawaなのかBaratogawaなのか分からない。川の名の由来には「今の茨戸市街にあたる発寒川の下流は、古い地図では、川筋の至る所が大小の沼になって/いたため「パラト(広い・沼)」と呼ばれていました。大正7年より始まった石狩川の捷水路/工事によりできた旧石狩川に茨戸川の名が付けられたものと考えています。」と記されていた。川の袂には「石狩西部広域水道企業団/1号送水 札幌管理上屋」の看板の架かる施設があった。幹線道路を戻って、標識の無い分岐から左に入り南側の草原広場を目指す。
川の名の由来 送水場 幹線道路を 草原広場へ
 第2駐車場に近づいて行くと、道標「草原広場0m」「観察水路/観察の丘590m」「集いの広場/第1駐車場750m」と案内図がある。駐車場から出て、改めて駐車場を振り返る。草原広場から森林浴の森に入ると、ホーマックの森、さっぽろふるさとの森、HABの森等の看板がある。ここから、往路で気になった看板のある囲いを見に行くと、Para-toキャンプ場の看板だった。キャンプ場は草ぼうぼうだった。
道標(草原広場) 第2駐車場 森林浴の森 キャンプ場
 戻って集いの広場を目指すと、道標「集いの広場/第1駐車場500m」「草原広場300m/第2駐車場300m」がある。分岐から幹線道路に少し行くと看板「さっぽろふるさとの森」がある。道端には真っ赤なエゾニワトコの実がなっていた。茨戸川は見える様で見えない。集いの広場に着くと櫓や遊具が見えて来る。その中に集音器もあり、小声でも話し会えた。
道標 エゾニワトコ 集いの広場 集音器
 櫓に上がると、ようやく茨戸川が見渡せた。休憩所の回りには影法師日時計や風見鶏もある。
茨戸川が 休憩所 影法師日時計
 休憩所は円く道で囲われているので一周してみた。最後に、馬頭観世音を目指して南下指定行く。道はパークゴルフ場の中を辿って行く。最初に庚申塚に辿り着く。
集いの広場 ミニアスレチック パークゴルフ場 庚申塚
 庚申塚の後ろから茨戸川に下りる道があるが、戻って来れないと困るので川面を見るだけにした。馬頭観世音はその隣に鎮座していた。帰りは近道しようかと思ったら、パークゴルフ場のゲートがあり引き返す。管理棟の正門を通り駐車場に到着する。
川面 馬頭観世音 ゲート 管理棟正門
 

 =湖の数値=
 湖の標高はは国土地理院地図によれば2mとなる。面積は国土地理院の地図上でカシミールを用いて測定すると0.0233㎢。

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 二人の記録
 2024(R6)年8月6日(火) 一周7.376km 2:22
 9:21駐車場→9:33野鳥の森→9:37水辺の広場→9:44眺めの丘→10:01草原広場→10:05植樹の森→10:06車道へ→10:09橋→堤防へ→10:17波連湖→10:27北側の橋→10:37橋→10:40車道から南草原広場へ→10:46第二駐車場→10:53キャンプ場→10:57森林浴の森→11:06集いの広場(櫓)11:18→11:26庚申塚・馬頭観音→11:43駐車場