白雲岳(2230.0m)赤岳(2078.5m)、小泉岳(2158m)、緑岳(2019.9m)

 ポイント
 赤岳は花の季節でなくても花を結構楽しめる。白雲岳から緑岳は近そうだが、時間がかかる。大雪山には色の付いた名前の山が多い。この山行は赤・白・緑の三色登山になる。
銀泉台コース  

 アクセス
 大雪湖の湖畔を走る上川国道(273号線)から道道212号旭川大雪山層雲峡線(現在は道道1162号銀泉台線)に入り、銀泉台を目指してダートを走る。銀泉台ヒュッテ(2005年で閉鎖)があり、その前の駐車場に停める。今日は、うっかりおにぎりを忘れてしまい、普段、ヒュッテで売っていないおにぎりを作っていただき、登山届けを出し登山口に向かう。
 国土地理院地図 周辺地図
 8月30日 <2000(H12)年  一周9:16>        物語へ  北の山遊詩:旭岳と雲へ
 真っ青な空は大雪山の上だけで、周囲には雲が押し寄せていた。登山口を過ぎるとすぐに、イソツツジの群落になる。ここから旭岳温泉を結ぶ大雪山横断道路を作ろうというお役人がいるのが信じられない。まもなく、第二花園の看板が現れ、イワギキョウやイブキトラノオなどが咲いていた。
雲海 第二花園(大×) イワギキョウ イブキトラノオ
 奥の平、コマクサ平の標識も現れてきて、エゾウサギギクが咲き、ナナカマドの真っ赤な実、真っ赤になりかけのウラシマツツジなどが見られる。コマクサは登り切った比較的平坦な所に自生していて、盛りは過ぎたとは言え、可憐な花をまだ咲かせていた。赤岳の頂上は頂上という雰囲気がまるで感じられない。山頂標識が無かったら通り過ぎるところだ。
奥の平(大×) コマクサ平(大×) エゾウサギギク 赤岳(大×)
 赤岳からは白雲岳、北海岳が望まれる。
           ←大
            白雲岳                                 北海岳
 黒岳の方角には丸い凌雲岳と尖った烏帽子岳が望まれた。次の小泉岳は分岐点としか感じられない山頂が白雲岳が目の前に見えて来る。小泉岳からは烏帽子岳にかなり近づいた感じがするが、距離的には遠いはずだった。
 小泉岳から、真っ直ぐ白雲岳の石室と北海岳の分岐を辿って、お目当ての白雲岳に足を運び、白雲岳の火口の入口に到着する。
赤岳から烏帽子を 小泉から白雲を 小泉から烏帽子 白雲火口原入口

 白雲岳の火口原は野球場かローマのコロシアムを彷彿とさせる。火口の中から見上げると、雲が青空を駆け回っているように見える。火口を半周し、最後の岩を登ると頂上に踊り出る。
 頂上の一枚岩に陣取って、おにぎりを食べだす。おにぎりは、管理人さんがわざわざ新聞紙に包んでくれたのでまだ暖かかった。目の前には旭岳が雲に隠れ全体を中々見せてくれない。

白雲火口原 雲が青空を駆ける 白雲岳(大×) 旭岳が雲に隠れ

 頭の上には魚の背骨の様なほそまひ雲が現れる。お鉢の方は丸見えなので、横目で見ながらおにぎりを食べる。粘っていると、旭岳がようやく顔を出すが、直ぐ雲がかかってしまう。帰りは、チングルマの綿帽子を見ながら下山する。しばらくして、若い女性が一人で登ってきた。彼女が緑岳へ行くと言うので、我々も 予定を変更して行くことにした。途中に紫色のトリカブトがはい松の下で咲いていた。白雲の石室にはだれも居なかった。石室の扉には○○コースは閉鎖中、石室は使用禁止の張り紙があった。

背骨のような雲 白雲岳から旭岳を チングルマ 白雲小屋
 緑岳方向はまだ雪渓があり、雪の端はもう腐っているので歩くことは出来ない。仕方が無く、石に巻き付けた赤いテープを頼りに雪渓を迂回する。横から見ると赤い布切れが着いた杭が雪渓の両端に刺さってる。ガスの時には全く見えなくて苦労するかもしれないところだ。コルに着いて、やれやれと思い、緑岳の方を見ると、先ほどの女性はもう下りてきた。頂上直前でまた別の若い女性に出会う。
 ようやく、緑岳に辿り着き、早速、山頂標識と共に記念写真を撮す。眼下に、高高根ケ原に点在する沼が望め、雪渓は首輪をした真っ白な犬のようにも見えた。
エゾタカネツメクサ 緑岳(大×) 高根ケ原 高根ケ原の白い犬
 振り返ると旭岳、熊岳、間宮岳と白雲岳が目の前に見えていた。頂上には老夫婦がいて、食事をしていた。話を聞くと高原温泉から登って来たようだ。体力が無いので、白雲岳には行かないで緑岳で十分だと言う。
           ←大
        旭岳          熊岳   間宮岳               白雲岳
雲が押し寄せ ニペソツ方向
 また、雲が押し寄せて来て、ニペソツ方向は見えなくなってしまった。
 小泉岳へ帰る稜線は小石がゴロゴロしていて足元が定まらない。愛棒は2回転び、足を捻挫した。昭和40年代の学生時代以来の白雲岳だった。
 =学生時代=
赤岳から旭岳 赤岳から烏帽子岳 白雲岳から旭岳 学生時代(大×)

 =高山植物の鉢植え=
 帰りにヒュッテで売っていた高山植物の鉢植えを買う。当然のことながら、高山植物は大雪山のものではなく、栽培されたものだと言う。花を見て来た後なので、キバナシャクナゲ、ツガザクラ、チョウノスケ等を数点買ってしまう。チョウノスケは洋種で大柄だった。

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 二人の山行記録(遊びの時間含む)
 2000(H12)年8月30日(水) 晴れ、曇り 三色登山(一周9:16)
 5:44銀泉台6:14→登山口6:22→第一花園6:43→第二花園7:00→ 奥の平7:11→第三雪渓7:36→赤岳0.8km7:51→第四雪渓→8:15赤岳8:22→小泉岳8:41→分岐8:50→9:17白雲岳山頂上10:43→分岐11:06→白雲石室11:28→分岐11:52→12:03緑岳頂上12:10→分岐12:22→小泉岳13:03→赤岳13:19→第四雪渓13:35→0.8km13:41→第三雪渓13:55→コマクサ平14:10→奥の平14:18→第一花園14:40→登山口14:58→銀泉台15:00