マサリヌプリ(三角点名:吹上 673.3m 愛称:小樽内山) 山頂OK

 ポイント
 林道は整備が行き届いている。残念ながら展望は木立越しだが、小樽・積丹、増毛、札幌方向が見渡せるポイントがある。是非、登山道として一般開放をお願いしたい山だ。
張碓川林道コース

 アクセス
 札幌方向から札樽国道(5号線)を走り、張碓川を跨ぐU字カーブの付根から旧国道に入る。そのまま、真っ直ぐ奥へ進み、張碓川に架かる小さな橋を渡り、今は忘れ去られた日露戦争時代の旧軍事道路(石倉山へ)を右にやり過し、真っ直ぐ張碓川の左岸沿いの林道を辿る。送電線を越えると間も無くアメダスと最終人家が右に見える林道入口がある。林道の入口手前に駐車スペースを見つけ駐車させていただく。
 国土地理院の地形図  GPSトラックは山の地図帖「2006.6.17」へ  周辺地図
=写真をクリックすると大きなサイズになります=
 6月17日 <2006(H18)年 登り2:28 下り1:04>
 林道の入口は背の低いゲートで守られていて、傍に「熊出没のため立入禁止」の看板があるが自己責任で入らせていただく。直ぐに、林道は分岐するが、右の林道を進む(左は和宇尻山)。林道の脇にはカマズミの白い花やタニウツギのピンクの花が咲いている。林道と言うよりは保守の確りした砂利道と言う感じだ。
林道入口 カマズミ タニウツギ 保守の確りした林道
 林道はジグを切って上がって行くので、カーブに差し掛かるときは見通しが利かないので、熊さんに聞こえるように声を発する。「ファー」とか「ホッホー」とか発するが、ドラツグミよりはまだましだと思っている。カーブを2回過ぎて、小さなカーブに差しかかったら、霧が晴れて隣のフレチシヌプリ(516m峰)が顔を出した。
 今度は、ハクサンチドリ、オオアマドコロ、白花のノビネチドリ、シラネアオイの草花が道端を飾っていた。朝が早く、まだ気温が上がっていないためかセミが足元に転げ落ちてきて、危なく踏むところだった。寝ぼけたセミを摘んでフキの葉に載せると、目が覚めたのか飛んで行ってしまった。
隣の516m峰 ハクサンチドリ 白花ノビネチドリ シラネアオイ
 山頂へのカーブの所から朝里に下る道を探すが、僅かな痕跡はあるが廃道になってしまったようだ。三角点のある山頂を後回しにして、林道の終点を目指し少し下って行く。吹上はどの位の昔かは知らないが、放牧地だったようなのだが、それが、平成11年ころからアカエゾマツやダケカンバを植えたようだ。その時の作業道が、立派な砂利道なんだと看板を見て納得する。
 立派な作業道を下ると、今度は鳥の雛が道を横断する。巣から落ちたのなら助からないなと見ていると、それでも元気で草むらに消えた。良い運命が待っていることを願うばかりだ。道は下り坂になり、木立越しに積丹の山々、小樽湾、増毛の山々、銭函の海岸が見える。終点は突然訪れ、砂利道が藪に消える。石倉山への道を探すが、この道も、朝里への道と同様に痕跡はあるようだが廃道となっていた。木立越しに石倉山が見え藪漕ぎすれば行けそうな近さだ。
 終点から戻る途中で、山菜を採ったまでは良かったが、杖を置き忘れたことに気が付き引返して探すが見つけることは出来なかった。
 諦めて、三角点のある山頂を目指す。作業道からは「12」と書かれた板のあるところから入るが、不自然に藪が薄いので難なく登って行く。尾根に辿り付き、高みを探すとピンクテープの下に三角点を見つける。帰りの藪で、ルイヨウショウマに見送られ下山する。途中の林道からは、木立越しに石狩湾を望むことができた。後はセミ時雨の中を下る。
石倉山を望む 三角点 ルイヨウショウマ 石狩湾を望む

 =山名考=
 柾里川の源頭になる山なので、「マサリヌプリ」と勝手に呼ぶことにした。この山は小樽運河からも良く見える無名峰なので、小樽に相応しい山の名前を付けて欲しいと思っていました。マサリは山麓に柾里の地名もあり、アイヌ語で浜の草地、ヌプリは山の意で、北海道らしいと思います。
 地元の小樽・朝里のまちづくりの会では2009年3月31日のプログでは小樽内山と呼び出したようです。一般的には川の名前、山麓の地名から山名を付けることが多いです。小樽内川はさっぽろ湖に注いでいるし、オタルナイ湖はあるが、間にエゾ松沢川が流れている。昔の石狩の浜の名前オタ・ル(オル)・ナイが、転化して小樽になったので、地名は地名だが山の名前の付け方としては異色だと思う。

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 二人の山行記録 (遊びの時間含む)
 2006(H18)年6月17日(土) 曇り
 6:41駐車場所8:01三角点取付地点(通過)→8:08林道終点8:12=杖探し=8:38三角点取付地点8:46頂上8:51→8:56三角点取付地点→9:55駐車場所