藤野富士(651m)                      OK
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 ポイント
 山頂の西側が木立により展望が無いが、北側から藻岩山や札幌市街地が一望できる。ケルン(主稜線の南側)からの展望は良く、支笏の山々が望まれる。山頂の尾根に雪の積らない岩場がある。
 「藤野聖山園」の事務所に立ち寄り、登山届を出すこと。
  国土地理院地図  周辺地図
聖山園より
藤野聖山園コース

 アクセス
 国道230号線の藤野からすずらんゴルフ場、藤野聖山園の看板の立つ交差点からオカバルシ川沿いの道を遡る。最終除雪地点に近づくと、左側に藤野聖山園の門が見えてくる。門からも舗装道路が延びていて辿ると、立派な事務所がある。事務所に入り駐車場の使用をお願いし、登山届に記帳する。帰りも必ず寄るようにと言われ、矢印を記入した墓所案内図まで頂く。トイレを借用し、一番奥の駐車場を目指す。
 聖山園の扉には「朝6時30分開門、16時閉門」とあった。事務所は8時30分からのようだ。
 GPSトラックは山の地図帖「2009.3.25」へ
 3月25日 <2009(H21)年 登り1:19 下り39 スノーシューイング>
 指定された一番奥の駐車に駐車して、お墓の前で準備をする。墓石の名前がこちらを向いているので、皆さんに見られているような錯覚に陥る。駐車場から墓所の南東際から南に延びる地図に点線で描かれた道を目指す。振り返ると駐車場の奥に焼山と豊見山(牧場の山)が見えていた。硬石山と藻岩山は重なって見えていた。いよいよ、法面の端から登って行くが、法面を直登している跡もある。
駐車場から 焼山と豊見山 藻岩山 法面の端へ
 法面を登ると焼山、豊見山、砥石山、青山、藻岩山、硬石山、藤野マナスル(岡田の山)が一望される。
                     ←大
     焼山          豊見山           砥石 青山             藻岩 硬石 藤野マナスル
 法面を上がり奥に進むと、ピンクテープが垂れた林道らしき所にでる。ピンクテープは山頂目掛け真っ直ぐ付いていたが直登せず、地図の林道を辿って、東尾根を登ろうと林道を進む。林道はやがて不鮮明になり、奥の尾根に向かってだらだらと続いているので、林道をあきらめ目の前の尾根に取り付くことにする。
 尾根には縦横無尽にスノーシュズ、スキー、つぼ足の跡が付いている。尾根と思ったところは、沢地形の小さな尾根だった。小さな尾根を登りきると、次の小尾根を探ながら何とか登って行く。最後は、トラバース気味に尾根に上がる。比較的平らな尾根を登って行くと、雪が地熱で融けたとしか思えない所があった。
林道を 小尾根の急登 平らな尾根 雪が融けた
 山頂を見上げると、笹が立ち始めている。もう、春なのかなと思いながら南方向にトラバースしながら、笹の切れ目を探す。ようやく、笹の切れ目を探し尾根に上がると、目の前にケルンがあった。その先には札幌岳が見えていた。ケルンからは、南側が開け樽前山、風不死岳などの支笏の山々が一望される。
山頂直下 山頂直下をトラバース ケルンと札幌岳 樽前・風不死
 恵庭岳、空沼岳、札幌岳を見ながら一息入れる。東側には白旗山、野牛山が望まれる。ケルンから山頂へは、不自然に雪が融けた岩場の穴を避けながら辿る。
恵庭岳 空沼岳 札幌岳 白旗山 野牛山
 山頂直下は左右に木立のある狭い尾根になり、開けると平らな山頂が現れる。隣りの焼山や無意根山は木立に遮られてすっきりしない。山頂から北側に少し下ると札幌市街地が見える。
山頂直下 山頂 無意根山 札幌市街地
 更に、少し下って行くと藻岩山と砥石山が重なって見える。振り向くと紋別岳が見えていた。風を避けて木の下に陣取り、札幌市街地を見ながらココアを飲んでいたら、何時の間にか、十数羽のカラスに囲まれていた。熱いココアをぐい飲みして、さっさと山頂を後にする。墓所が近いので彼岸のお供え物で人間の食べ物の味をしめたのかなと思う。山頂からは直登したテープが点々と続いたいたが、大人しく登って来た道を帰る。ケルンから西側に下ってみたら、境界見出標が木立に打ち付けられいていた。どうやら、作業道のようだ。
藻岩山と砥石山 紋別岳 山頂 西側の道の境界見出標
 作業道を岩場の見晴らしの良い所まで下って見ると、恵庭岳、空沼岳、真簾峠651.8m峰、狭薄山、札幌岳、盤ノ沢山が一望できた。作業道はオカバルシ川の方へ下っているようだ。再び、ケルンまで登り返す。
                               ←大
        恵庭岳            空沼岳 真簾峠651.8m峰 狭薄山  札幌岳   盤ノ沢山
 帰りに、スノーシューズで滑ろうと思うが、斜面の雪面が凸凹なのと、クラストしている上に薄っすら雪が積もっているので、上手く滑れずひっくり返る。滑りは諦め、登って来たトレースを忠実に串刺しにして下って行く。法面に帰り、再び、豊見山と砥石山を見て駐車場に向かうと、焼山と豊見山の谷間に白い山影と尖った岩が見える。どうやら、余市岳と定山渓天狗岳のようだった。
豊見山と砥石山 白い山影と尖った岩 焼山と豊見山の谷間に 余市岳と定天
鳥居沢川コース

 アクセス
 国道453号線を札幌から支笏湖に向かい、常磐を過ぎると、カーブに真駒内スキー場(現在休業中)の入口がある。さらに、奥(空沼登山口方向)へ進むと右手に林道が現れる。2つ目の林道(鳥居沢川沿い、地図の292地点)が登山口となる。
 3月26日 <2005(H17)年 登り2:03 下り1:31 スキー>
 3月21日で既にクローズした真駒内スキー場を通り過ぎて、鳥居沢川沿いに出来た「リゾートランド常盤村」の小屋のある林道から取り付く。今回はスノーモビル連中の影も無く、われわれ2人で重たく積もった雪をラッセルして進む。
 520m峰の丸い爆裂火口のような地形を見ようと520mの延長線上の尾根に取り付く。直ぐに、一つ目の林道を横切り、尾根を登って行くと、また、林道に出る。林道から520m峰の尾根に取り付こうとするが、林道が良い傾斜で登って行くので林道を辿る。
リゾートランド常盤村 鳥居沢川沿いの林道 一つ目の林道を横切る 二つ目の林道に出る
 林道を辿ると、隣の山が木立越しに見え出す。鳥居沢川沿いの林道で真正面に見えた468m峰、以前に登った真簾峠にある651.8m峰のようだった。途中で、沢沿いに520m峰と532m峰のコルへ上がって行く林道があり、そのまま進む。コルからは532m峰が木が無いので丸見えだった。
468m峰 真簾峠651.8m峰 沢沿いの林道を上がる 532m峰のピーク
 532m峰にも地図には爆裂火口のようなところがあるが、植林と倒木があり近づけなかった。532m峰の登りは真駒内スキー場(三角点名:穴沢)をバックにして登って行く。ピークに立つと見晴らしが良く、隣のスキー場の後に、晴れていれば市街地も望めそうだった。紋別岳、イチャンコッペ山も見えていた。532m峰から藤野富士を望むと、結構立派にみえる。向って左側の斜面は白いスカートがずり落ちていて、春を感じる。
 532m峰を後にして、また、コルへ下る。コルへ下り、尾根に取り付くが、傾斜が急で倒木や潅木が邪魔して中々進まない。それでも、途中から真駒内スキー場、532m峰、520m峰、その後に「野牛山」が見え出す。
真駒内スキー場をバック 藤野富士を望む 真駒内スキー場 野牛山・532m・520m
 ようやく、真っ白な斜面に到着するが、雪崩が怖いので極力藪側を登る。この斜面の雪はずり落ちていて穴が所々に現れていた。尾根に上がると展望が良く、小滝沢(三角点:630.4m)の後に「紋別岳」「イチャンコッペ山」霞んだ「恵庭岳」が見えてくる。後は緩傾斜の尾根を辿るだけと思っていた。
紋別岳・イチャンコッペ 雪崩斜面か? 雪の緩み 頂上へ緩傾斜の尾根
 傾斜が緩い尾根を辿ると、岩場に差しかかる。この岩場は雪が融けていて横切るのに一苦労する。雪の積もっている岩から岩へ細いスノーブリッジがあり慎重に通過する。以前小樽の石倉山でもあったが、どうして雪が融けてしまうか不思議だ。
 今度は雪庇が張り付いた尾根を登る。雪庇の上は歩き難いので、雪庇の下側を辿るとようやく、頂上近くになり、雪庇が小さくなったので乗り越える。山頂は吹雪いて何も見えなかったが昼食とする。時折救急車のサイレンや街の喧騒が聞こえてくる。
 下りは、滑るようで滑らず、転げまわる。おまけに、梢に積もっていた雪が時折吹く強風で頭の上に容赦なく落下する。
雪が融けた 山頂 山頂に到着 林道を下る
オカバルシ川沿い林道コー(途中撤退)
 藤野聖山園は正月の8日までお休みだったので、門の前を除雪し車を置く。門も閉まっているので、脇から入ろうかと思ったが、深い沢があり自然の要塞のようでだめだった。管理人さんの許可が下りれば通れたのだが残念だ。
 しかたなく、オカパルシ川沿いの林道を進むが、まもなく、除雪された道も終わり、50cmはある新雪をラッセルするはめになった。頭上に今朝方降った雪が、風に揺られて爆弾のように爆発する。雪面には林の影が綺麗に落ちていて、まるで林の様だった。頂上とコブが目の前に見えていたが、林道と山の間に沢があるので、なかなか近づけない。それでも、橋を渡ると山が近くなったように感じた。
林道から藤野富士を望む 樹上で雪が爆発 雪面のもう一つの林 頂上とコブを望む
 しかし、林道を真っ直ぐ辿ると、山から遠ざかるので、仕方なく林道を外れて山方向へ登る。雪が深いので、一進一退をしながら登って行くと、道にぶつかった。良く見ると、先ほどの道がU字を描いて登ってきていた。12時近くなったので、山頂の見えるところで昼食とする(434m地点あたり)。昼食が終わり記念写真を撮したが、ハレーションを起こし酷い写真になった。
 昼食後、また少し山の方へ登ってみたが、ふたこぶラクダのようだった。しかし、ここからは急で登ることは出来ないと感じた。もう少し回り込んで尾根の取り付けると良いのだが、もうラッセル出来ず引返す。
昼食地点(×大) もう少し奥へ 引返し地点からコブを望む 引返し地点
 引き返しながら林道を振り返り、角度が変わると真簾峠の山が見えていた。
 駐車地点に帰り、藤野富士を見て終わる。
林道を振り返り 真簾峠の山が 駐車地点

山行記録冬山2へ   次盤・滝の沢山へ   アソビホロケール山へ

 二人の山行記録(遊びの時間含む)
 2009(H21)年3月25日(水)
 藤野聖山園コース 晴れ スノーシューズ 登り1:19 下り39 ラッセル無し
 9:02駐車場→10:12ケルン→10:21山頂10:46→10:51ケルン付近11:54→11:28駐車場
 2005(H17)年3月26日(土) 鳥居沢川コース 曇り スキー 登り2:03 下り1:31
 9:02鳥居沢川林道→9:21一つ目の林道を横切る→9:38二つ目の林道へ→10:09P532m10:21→11:03頂上への尾根→11:17頂上11:45→12:34P532m→13:16林道入口
 2001(H13)年12月31日(月) オカバルシ川沿いコース 晴れ スキー ラッセル50cm
 10:30聖山園前→11:55昼食12:25→12:40引返し地点→13:12聖山園前