遠藤山(735.4m)於古発山(708m)穴滝(410m)

 ポイント
 於古発山は展望が全くない。遠藤山は作業道を辿れば、木立越しに海が覗く。穴滝は一見の価値があるが、取り付きの道はぬかるんでいて、水量の多い時には水没している所もある。天神・常盤線(作業道)は長く単調で展望もないが、白井沢林道分岐まで車で入れるようになっていた(駐車スペースは6台位)。
小樽自然の村→奥沢水源地縦走コース

 アクセス
 小樽環状(道道956号)線の峠から天狗山観光通りを上がると天狗山の途中に小樽自然の村がある。そのゲート前に広い駐車場があり、その奥に登山口がある。自然の村が近づくと、右側に似たような広場が出て来るので、やり過ごすこと。
 国土地理院地図 GPSトラックは山の地図帳へ 周辺地図
=風景写真をクリックすると大きなサイズになります=
 8月11日<2022(R4)年> 長靴 縦走11.962km 3:35
小樽自然の村前⇒57⇒於古発山⇒29⇒遠藤山⇒49⇒穴滝⇒1:20⇒天神浄水場路上
 小樽自然の村前まで、送ってもらい、登山口登山口に歩み寄ると、左手の幹に「天狗山4.5km」「621m峰1.5km」の道標があった。この日辺りにあったいこいの森分岐は藪になっていて判別付かなくなっていた。林道天狗山線のゲートを交わして奥へと登って行く。
小樽自然の村 登山口 道標 ゲート
 道は直ぐ分岐し、木立に「天狗沢支線/880m」の看板が見える。道端にはノリウツギも咲いて来る。「遠藤山/1.9km」の標識が見えると、分岐の621m峰になる。「天狗山/3.0km」「自然の村/1.7km」の道標もある。
天狗沢支線分岐 ノリウツギ 遠藤山1.9km 621m峰
 道はササ被りになるので、植木ばさみでギロチン刈りをしながら辿って行く。時折、頭の上に青空と雲が奇麗に見える。「藤山」「おこばち分岐0.9km」「丸山4.4km」「オコバチ山/708m」の標識を過ぎると於古発山に辿り着く。山頂標識「オコバチ山/708m」が木立に打ち付けられている。山頂には、先行者が休んでいた。男性の話では、山頂付近に刈り払われた道があるので辿ってみたとのことだった。
ササ被り 青空と雲 おこばち0.9km オコバチ山
 於古発山から下って行くと、遊歩道が林道と並行になる。遊歩道は、ササ刈りが大変そうに見えたので、遠回りだが林道を辿って行く。林道は、頭の上に青空が見えて解放感があり、時折、木立の隙間から桃岩が顔を出す。途中、毛無山に延びている林道が分岐する(途中で藪に消えるらしい)。引き続き林道を登って行くと、丸山から来る登山道の入口を見落としそうになる。標識も無く、荒れ気味だった。昔、パラボラアンテナがあった辺りにアンテナが立っていた。
林道を 桃岩 山頂へ アンテナ
 遠藤山の山頂に上がると、山頂標識「遠藤山/735m」道標「穴滝/2.4km」「天狗山/4.9km」が立っていた。その前に三角点もある。愛棒に電話して、2時間後に天神浄水場前に迎えに来てもらう。4時間過ぎたら待ってられないので帰ると脅される。穴滝からの下りは手入れが行き届いていないようなので、再び、植木ばさみを取り出し、刈りながら下って行く。ササ刈りに夢中になっているので途中の景色が飛んでしまった。最後に、大きな木の倒木が道を塞いでいた。這いながら交わすと、穴滝の遊歩道に下りた。木立には道標「穴滝0.2km」が見えたが、「遠藤山2.1km」の道標は無くなっていた。この分岐の位置はカシミールで使える国土地理院地図のレベル16だけ手前の間違った位置に表示されている。
遠藤山 三角点 倒木 穴滝0.2km
 ジャコウソウが道を覆っていて、植木ばさみで切ろうとしても刃に挟まって切れない。仕方がなく、ズボンを濡らしながら奥へと進んで行く。コルゲート管のある所は良いが、水溜まりや道が水没している所もある
ジャコウソウ コルゲート管1 水溜まり 道が水没
 下ばかり見ていたので、洞窟が近づくまで分からなかった。洞窟に入り入口を振り返りながら、滝のある奥へと進む。壁面には祭事跡の窪みがある。大正時代まで、穴滝八大龍神が祭られていたようだ。洞窟の奥の滝に近づき、暫し、涼を取る。
入口を振り返る 奥に滝が 壁面 穴滝
 今日は一寸水量が多いようで、滝の巾が広く感じた。洞窟の入口へと向かい、帰路に付く。洞窟に見えそうな所で振り返ると、岩壁に穴が開いている様に見える。沢沿いには、涼しげなエゾアジサイが咲いていた。途中で、男性とすれ違い、言葉を交わすが私の長靴が羨ましそうだった。
穴滝 入り口 洞窟を振り返る エゾアジサイ
 女性にも出会うが登山靴だった。コルゲート管がある所は良いが、ぬかるんだ所や水没している所が多いので、登山靴では厳しいと思う。入口を振り返ると、「遠藤山2.4km」「穴滝0.5km」「浄水場4km」の看板がある。「奥沢4号線」分岐を過ぎると法面に凝灰岩と思われる岩肌が見える。新しい国土地理院の地図では、穴滝の入口周辺の天神・常盤線と勝内川の位置関係が修正されている。
コルゲート管2 コルゲート管3 入口
 ジグザグ作業道が現れるので上を見たら送電線の下だった。奥沢2号線は奇麗に整備されていた。奥沢1号線は夏草に覆われていたが、果たして天狗山に登ることができるのだろうか。天神・常盤線ゲートを交わすと、木立に「穴滝3.0km」「浄水場前1.5km」の道標がある。
送電線下 奥沢2号線 奥沢1号線 浄水場前1.5km
 天神・常盤線ゲート振り返り見る。ゲート前の駐車場も振り返って見る。天神・常盤線(奥沢本線作業道)の入口には車止めのバリケードは無かった。その傍に、「天狗山11.3km」「穴滝4.5km」「松倉岩9.4km」の看板がある。天神浄水場前で電話して舗装道路の上で拾ってもらう。
天神・常盤線ゲート 駐車場 道標 入口を振り返る

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 山行記録
 2022(R4)年8月11日(土)
 晴れ 長靴 縦走11.962km 3:35
 7:53小樽自然の村前→7:55ゲート→7:58天狗沢支線分岐→8:26P621(遠藤山1.9km)→8:46おこばち0.9km→8:50オコバチ山→8:57林道へ→9:11林道分岐→9:13登山道入り口→9:19遠藤山9:23→1001:穴滝0.2km→10:12穴滝10:21→10:36作業道(穴滝入口)へ→10:46送電線下→11:01奥沢4号線分岐→11:11奥沢2号線→11:14ゲート(駐車場)→11:38天神浄水場前→11:41車ピックアップ