伊達紋別岳(714.6m)前紋別岳(715m)7合目紋別岳(644.4m)

 ポイント
 1000m以下の山では最高の景色が楽しめる物凄く贅沢すぎる山だ。登山道も手入れが行き届いている。家族でも十分楽しめるだろう。
北海道立太陽の園コース
時期 5/7 11/11
=風景写真をクリックすると大きなサイズになります=

 アクセス
 道央自動車道の伊達インターチェンジを下りて、「太陽の園」を目指して左に曲がる。太陽の園の中に入って行くと、左手に「ロッジやすらぎ」の看板とベンチが置かれた「登山者専用駐車場(未舗装)」がある。紋別岳登山口へ舗装道路を登って行くと右手に「モンベツ岳登山口入口」の道標が見えてくる。そこを、右に曲がると、左手に、「モンベツ岳登山口入口」の道標があり、その林の奥に「モンベツ岳登山口」の道標がある。
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太陽の園入口 登山者駐車場 登山口入口 登山口へ
  5月7日 <2009(H21)年 登り1:51 下り1:21>
 登山道を登って行くと、直ぐ林道を横切り、井戸の給水タンクと思われる施設が林の中に見えて来る。再び、林道を横切ると直ぐに登山届ポストがある。愛棒が届けを書いている間、足元に咲いていたタチツボスミレを見ていた。目の前に暗い森が現れると「一合目」になる。
カラマツ林を 登山届ポスト タチツボスミレ 暗い森
 暗い森が終る頃、シラネアオイの播種床が設置されていた。二合目からは、有珠山や昭和新山が早くも望むことができるはずだが、残念ながら海からの霧が押し寄せて何も見えない。「草分け神社跡」の標柱が現れ、傍に大きな岩がある。辺りは綺麗に刈られていて、スイセンも植えられ人のにおいが漂う。岩の上を見ると窪みになっているが、手洗い水を溜めたのだろうか。
シラネアオイの播種床 二合目 草分け神社跡 岩の窪み
 次に、「一望台」という看板が現れ三合目になる。展望の得られない中、登って行くと四合目になる。霧が晴れると山肌に縦横無尽に走る作業道が見えてくる。笹山に植林でもするのだろうかと思う。
三合目 一望台(三合目) 四合目 山肌の幾何学模様
 エゾエンゴサクの青い花が咲いている稜線を辿って行くと、五合目(500m)の標識が現れ、行く手に三角の形をした七合目が見えてくる。隣りの稜線越しに羊蹄山が蜃気楼の様に見えていた。六合目を過ぎるとガンバレ岩が現れ、傍を通り過ぎて振り向くと、マタキテと書いてあった。
エゾエンゴサク 五合目(500m地点) 羊蹄山が ガンバリ岩
 七合目に着くと、山頂にあった山頂標識が木の間に括りつけれれていた。奥には、室蘭岳や稀府岳が展開していた。ここは、旧紋別岳の頂上で、今は「紋別岳七合目終点」という柱が立っている(以前来た時に、この柱の彫りをノミで丁重に彫りなおしている人がいた。この古い山頂標識は何か思い入れがあるのだろう。紋別岳の下に標高の代わりに七合目終点という文字を彫りなおしたとしか思えなかった)
 ここは「いっぷく広場」とも呼ばれていて、ベンチが設置されている。「いっぷく広場」という場所だったが、タバコを吸わない愛棒は休憩する。この地点は昭和28年に造標された四等三角点があり、中ノ峯の名称が付けられている。
旧山頂標識 七合目 いっぷく広場:三角点 三角点:中ノ峯
 このピークから、室蘭方面や対岸の「駒ケ岳」が良く見えるのだが、今日は海から霧が流れ込み見えなかった。それでも、カムイヌプリ、残雪の白い斑点のある室蘭岳、目前の稀府岳が逆光に映え、天狗岩も大きく見えていた。
                     ←大
            カムイヌプリ 室蘭岳    東稀府 稀府岳 天狗岩
 振り返れば、アップダウンを繰り返す稜線の奥に前紋別岳、羊蹄山の隣りに山頂が望めるが、まだまだ遠くに感じられる。
                     ←大
    羊蹄山            山頂         前紋別岳
 七合目から一旦下り、境界石のあるピークへと登って行くと、羊蹄山や有珠山が見え出す。
七合目を後に 境界石のあるピーク 羊蹄山が 有珠山が
 境界石のあるピークを登るとピークに踏み跡があり、上がって見ると何かにつまづく。何だろうと思って下を見ると境界石だった。七合目を振り返ると、北斜面にまだ残雪が残っている。足元を見ると、岩が飛出ていた。以前来たときには、ここから噴火湾、伊達市街、有珠山、昭和新山、洞爺湖が一望できたのだが、今日は雲海の下だった。
境界石のあるピークへ 境界石 七合目を振り返る 境界石のあるピーク
 次のピークを見ると岩山だった。ピークにはここだけにフレップがあった。みはらし平からは室蘭岳、稀府岳、有珠山が望まれる。
次のピークを フレップ みはらし平 有珠山を
 奥に、カムイヌプリ、室蘭岳、目の前に東稀府岳、稀府岳、天狗岩があり、七合目の旧山頂や境界石のピークは既に後ろに遠退いて別の山の様に見えた。
                               ←大
カムイヌプリ 室蘭岳    東稀府岳  稀府岳 天狗岩              旧山頂 境界石のピーク
 稜線の奥に「前紋別岳」を見ながら辿って行くと「エゾキンポウゲ」が咲きかけていた。「前紋別岳」に着くと「羊蹄山」が真正面に見えていた。山頂標識は柱状のものから大きな横長なものに建替えられていた。
前紋別岳へ エゾキンポウゲ 八合目 前紋別岳
 「高佐平道」の標柱が立っているが、その意味が分らないまま、下って行くと、「シラネアオイの丘」と山頂の間に有珠山が見える。九合目の標識を過ぎて登って行くとシラネアオイの丘が現れるが、まだ花時期ではなく笹薮だった。
高佐平道 有珠山と山頂 九合目 シラネアオイの丘
 シラネアオイの丘をトラバースして山頂を目指すと、羊蹄山が山頂に横に見えて来る。最後の登りを登り切ると鐘が吊るされ、新しくなった山頂看板が出迎えてくれた。足元には、真っ赤に塗られた三角点が一般の三角点より深めに埋まっていた。
山頂を 羊蹄山を 山頂に 三角点
 北側に噴火湾と駒ヶ岳、目の前に洞爺湖、有珠山、昭和新山、昆布岳、羊蹄山、尻別岳と思ったが雲海が広がり有珠山、昭和新山、羊蹄山だけが見えていた。
           ←大
                  有珠山       昭和新山                        羊蹄山
 東側に、徳瞬瞥山、ホロホロ山、オロフレ山、カルルス岳から来馬岳へ続く稜線が白く見えた。
           ←大
             徳瞬瞥山 ホロホロ山   オロフレ山   カルルス岳  来馬岳
 南側を振り返れば、登山道の向うに室蘭岳、その手前に七合目、東稀府岳、稀府岳と続いていたが、噴火湾側は雲海で真っ白に埋め尽くされていた。
           ←大
               室蘭岳    七合目            東稀府岳 稀府岳
 雲に隠れている洞爺湖が見えそうになるので、ココアを飲みながら待つが、一向に好転しないので諦めて下山することにした。新しい山頂標識と伴に記念写真を撮し、鐘を鳴らして、真正面に稀府岳を見ながら下山を開始する。下って行くと、ご夫婦が登って来たので、道を開けると先に下りてと合図する。軽く会釈して先に下山する。再び、アップダウンを繰り返しながら延びる登山道を下って行くと、七合目が見えるようになる。
山頂標識と伴に(大×) 山頂標識の裏 稀府岳を見ながら 七合目を見ながら
 今度は、単独の男性が上がって来たので、軽く会釈し通過を待つ。フレップのあるピ−クを登って行くと「有珠山」が見えて来る。次の境界石のあるピークの崖を見ると綺麗な女性(ピリカメノコ)の顔が現れる。境界石のピークを登り、再び、下って先程のピリカメノコの岩を振り返るとこちらの顔は怖い顔に変身していた。
フレップのコブから ピリカメノコ 境界石のピーク 怖い顔
 七合目へ登り切ると、12時近くになったので昼食にするか迷ったが、下ってから食べることにする。「室蘭岳」「稀府岳」「羊蹄山」を見回し下山を開始する。六合目辺りまで下ったら、12時のサイレンが鳴り渡る。以前、来た時にはカシワの林の中で可愛いグレーのぬいぐるみのようなエゾリスに会ったので、探すが居ない。
七合目へ 七合目 羊蹄山を コース案内
  11月11日 <2001(H13)年 登り1:37 下り1:13>    北の山游詩:エゾリス
 登山口はちょっと分かり難いが、由緒ある仏像が祀ってある所から登る。カラマツ林の中を辿ると、間もなく、登山届ポストがある。ここから2合目まで急登が始まる。2合目からは、有珠山や昭和新山が早くも望むことができる。登山道に、青と赤の翼を持った綺麗な鳥が飛んでいた。
 その後は楽な登りが続き、6合目を過ぎたあたりにガンバレ岩が登山道の真ん中に現れる。7合目になると、いっぷく広場が現れる。ここは、旧紋別岳の頂上だった地点だが、今は紋別岳七合目終点という柱が立っている。この標柱をノミで丁重に彫り直している人がいた。この古い山頂標識は何か思い入れがあるのだろう。紋別岳の下に刻まれていた標高の代わりに、七合目終点という文字を彫りなおしたとしか思えなかった。
有珠と昭和新山 ガンバレ岩 洞爺湖 紋別岳七合目(大×)
 この場所にベンチが置かれ、本当にいっぷく広場というとおりの場所で、噴火湾、伊達市街、有珠山、昭和新山、洞爺湖、霞んではいるが対岸の駒ケ岳が見えた。この地点は昭和28年に造標された四等三角点があり、中ノ峯の名称が付けられている。
           ←大
             噴火湾    伊達市街                  有珠山 昭和新山 洞爺湖
 ここから、見晴の良い尾根を登ったり、下ったりして行く。デジカメでは撮らなかったが左側に恵山と駒ヶ岳、目の前に洞爺湖、昭和新山、昆布岳、羊蹄山、尻別岳、右に徳舜別岳、オロフレ山、後にカムイヌプリと室蘭岳、近くの天狗岩がある東稀府山(578.1m)に囲まれて進む。なんとも贅沢すぎる登山道だった。その間、三角点、みはらし平、8合目と通過し、前紋別岳に辿り着く。前紋別岳からは有珠山を見ながら登山道を辿って行く。
みはらし平 海が 前紋別岳 有珠山
 前紋別岳を過ぎてコブがあり九合目になると、登山道は下りだす。登山道は凍結しているので、しっかりと足場を確保しながら下る。山頂の左に伊達市街地を、右に洞爺湖を見ながら、頂上を目指す。時折、山頂に青いテントが見え隠れする。
 頂上に着いて、驚きは爆発した。なんと、この景色の贅沢なこと、ただただ、驚嘆するばかりだった。目の前には伊達市街地が広がり、その一角に伊達火力発電所のエントツが一際高く見えていた。
伊達市街地が 山頂が 洞爺湖が 伊達市街地が
 洞爺湖、有珠山、昭和新山がより近くに見えた。残念なのは先ほどまで裾野を惜しげもなく出していた羊蹄山や白銀に光っていた尻別岳が陰っていたことだった。
 青いテントと思っていたのは、山頂に張られたツェルトだった。ガンさんご一行様が野営したのかと思ったが、違ったようだ。実は前日にHYMLのGAN隊11名がオフミ登山をやっていて、私達にも声がかかっていたが、レベルが違いすぎるので遠慮していた。
 洞爺湖を正面に陣取り、早速、ジンジン冷えた体をカップヌードルや暖かいココアを飲んで暖める。座りながら、左の噴火湾から右に有珠山、昭和新山、洞爺湖 昆布岳 、羊蹄山、尻別岳と見回す。
           ←大
噴火湾        有珠山    昭和新山       洞爺湖 昆布岳   羊蹄山     尻別岳
 振り向くと、室蘭岳、東稀府山、霞んだ駒ケ岳が見えていた。
                     ←大
室蘭岳             東稀府山 駒ケ岳                 噴火湾         伊達市市街
 北側には、 徳舜瞥山、ホロホロ山、オロフレ山、来馬山、室蘭岳が並んでいた。
                     ←大
           徳舜 ホロホロ       オロフレ山           来馬山                  室蘭岳
 我々が一段落して、鐘鳴らして遊んでいたら、先ほどのご夫婦が登ってきた。色々話しているうちに、名前は地元伊達の佐藤さんということが分かった。どうやら、夫婦で登山道を切り開き、整備をしているようだった。
 頂上で記念写真を撮し、下山を開始する。帰りは寒風が吹き、登山道が凍り付き硬くなっていた。駒ヶ岳を見ながら前紋別岳、8合目、みはらし台、7合目と下って行き、2合目辺りで、かわいいグレーのフサフサしたぬいぐるみのような毛の生えたエゾリスに会った。木から下りてきてと頼むが、先方は知らぬ顔でもくもくと何かを食べてはちらっとこちらを見ていた。耳も毛がフサフサして、風に揺れていた。表情はものすごく穏やかで、コアラ的な雰囲気だった。
頂上(大×) 前紋別岳から八合目 みはらし台 かわいいエゾリス(大×)
 =山頂談義=
 2001年に地元伊達の佐藤さんとお話する機会があった。佐藤さんの話では、夫婦で登山道を切り開き、整備をしているとのこと。七合目の不思議な標識を尋ねたら、旧山頂標識とのことだった。一般の登山道以外に、公共牧場からと、現在の登山道から少しそれたところから直接登ることができるが、山頂から道が見えないので藪漕ぎはあるとのことだった。
 春は3月から夏山として登ることが出来、5月にはシラネアオイが綺麗だと教えてくれた。佐藤さんは年中登っていて、年の始めは1月3日に登るとのことだった。
公共育成牧場送電線下コース(未踏)

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 二人の山行記 (遊びの時間含む)
 2009(H21)年5月7日(木) 曇り時々晴れ 登り1:51 下り1:21
 8:55駐車場→9:08登山ポスト→9:11一合目→9:24二合目→9:28神社跡→9:40三合目(一望台)→9:37四合目→9:48五合目→10:00六合目→10:04ガンバレ岩→10:06七合目(いっぷく広場)10:11→10:19境界石P→10:25みはらし平→10:27八合目→10:35前紋別岳→10:39九合目→10:41シラネアオイの丘→10:51山頂11:23→11:39九合目→11:41前紋別岳→11:44八合目→11:45みはらし平→12:52境界石P→11:56七合目(いっぷく広場)→12:01六合目→12:08五合目→12:15四合目→12:17三合目→12:21神社跡→12:24二合目→12:32一合目→12:33登山ポスト→12:44駐車場
 2001(H13)年11月11日(日) 曇り時々晴れ 登り1:37 下り1:13
 9:14駐車場→9:23登山ポスト→9:25一合目→9:37二合目→9:40三合目→9:46四合目→9:56五合目→10:06六合目→ガンバレ岩→10:13七合目(いっぷく広場)→10:20境界石P→10:27みはらし平→10:29八合目→10:35前紋別岳→10:41九合目→10:51山頂11:26→11:38九合目→11:41前紋別岳→11:48八合目→11:49みはらし平→11:54境界石P→12:07七合目(いっぷく広場)→12:05六合目→12:12五合目→12:21三合目→12:26二合目→12:32一合目→12:34登山ポスト→12:39駐車場