頂白山(480m) 毛無山(三角点:460.8m) ×

 ポイント 
 余市市街が眼下にして、余市湾を挟んでシリパ岬とポンマイ岬が一望でき、余市の真ん中にはモイレ山も見える。夏の登山道は草が生い茂っていて毛虫もいるので、スパッツが必要になる。
 近年、町民登山を行っていないのか、登山口の看板が外され、登山道も荒れ山頂標識もなくなっている。
フルーツ街道コース
時期 5/31 7/12 10/8 10/9
=写真をクリックすると大きなサイズになります=

 アクセス
 小樽の塩谷から北後志東部広域農道(フルーツ街道)を走る。国道5号線に抜ける手前に右が舗装、左が林道の交差点がある。
 この左側にログハウス風の民家があり、登山口だが奥には駐車場がないので、右折して路駐するのが良いと思う。
  国土地理院地図  周辺地図
頂白山の入口(’04)
 5月31日 <2013(H25)年 登り2:21 下り1:37> GPSトラックは山の地図帳「2013.5.31」へ
 入り口には、頂白山入口の看板が無くなってしまい、普通の農道の雰囲気になっていた。農道際にはタチツボスミレが咲いていた。地図には表示が無い小川を渡り、沢沿いの道を登って行くと、送電線をくぐる。今日は、気温が異常に高く、ばてべてで登って行く。
入り口 タチツボスミレ 沢沿いを 送電線の下
 沢沿いの登山道にはニリンソウが咲き、カタツムリが休眠状態だった。沢にはまだ、エソノリュウキンカ(ヤチブキ)の黄色い花が咲いていた。登山道は伐採した跡なのか、突然開けた空間になる。
ニリンソウ カタツムリ エゾノリュウキンカ 開けた所
 300mのコブのあるカーブを曲がると山頂が見え出す。ブル道で幅の広かった林道も、所々で藪になっていた。ヘアーピンカーブの手前から藪が濃くなり曲がっても改善されなかった。ようやく、藪から開放されてダニも付いていないのでほっとする。道端の、キクサキイチゲを見ながら、蒸し暑い登山道を登って行く。
山頂が 藪に 狭い登山道 キクサキイチゲ
 三角点分岐付近も荒れていて、分岐なのかと疑いたくなるが、ばてばてなので先に頂上を目指す。主稜線も荒れていたが、カタクリ、オオカメノキが咲いていた。
三角点分岐 主稜線を カタクリ オオカメノキ
 山頂に上がると、山頂標識が無く、座るところも藪になっていた。わずかなスペースの岩の上に陣取ってふるとる(東峰)や大黒山を見る。かなり遅いペースで登ったので、遅い昼食になってしまった。
                     ←大
                    ふるとる        大黒山
 荒れた山頂を、早々に引き返すと、シラネアオイが咲いていて、色の濃い個体もあった。三角点に寄ると、こちらの方が開けていた。
山頂 シラネアオイ 色の濃い 三角点
 まだ白い天狗岳、丸山、湯内岳、鷹泊、シリパ岬、モイレ山、余市市街、余市湾が見えていた。
                     ←大
       天狗岳  丸山 湯内岳     鷹泊               シリパ岬 モイレ山 余市市街 余市湾
 木々が大きくなったのかポンマイ岬は覗かないと見えない位置になっていた。三角点を見て、下山を開始する。途中、背伸びをすると塩谷丸山が見える。
ポンマイ岬 三角点 三角点を 塩谷丸山
 大黒山に向かって下って行く。300mのコブのあるカーブの所に熊の糞を見つける。以前も、このカーブあたりだったので、通り道だと思う。前を下っていた愛棒が、悲鳴を上げて飛び跳ねた。よく見るとヘビがじっとこちらを見ていた。
大黒山を 熊の糞 ヘビ 蛇がこちらを
 7月12日 <2009(H21)年 登り1:21 下り37> GPSトラックは「山の地図帳2009.7.12」へ
 里山気分でスパッツも付けず、頂白山の入口へ向かうと、登山道は夏草が生い茂っていた。どうやら、夏には登山者が少ないようだ。足元には朝露に濡れた夏草が、頭上にはイタドリが生い茂っている。私が先頭に立ち、イタドリを折りながら進んで行く。途中、地図にない小川を渡り、登山道を辿って行くと、送電線の下に出る。登山道よりも送電線の下の方が良く手入れがなされていた。沢の方から、果樹園の音楽が聞こえ、時折、鳥を追い払うためか爆音が聞こえて来る。
 突然、愛棒が右足がチクチクすると言い出した。今日は、スパッツを付けていないのでダニが付いたかと、スボンの裾をめくるがなにもいなかった。次に、左足がチクチクすると言い、ズボンの裾をめくると大きな毛虫が出て来た。どうやら、毛虫の毛が刺さったようだ。ガムテープを持って来なかったので、代わりに湿布で毛を取り、エアーサロンパスを吹く付ける。
 愛棒は痛くて歩けないので下ると言い、ニッカーボッカーズ風にズボンの裾を靴下に入れて退散する。仕方がなく、一人で登って行くが、木々も生い茂っていて展望が無い。300mのコブを通過するころ、ようやく山頂が少し覗いてくる。
頂白山の入口へ 夏草が生い茂り 小川を渡る 山頂を見上げる
 山頂を巻くように付いている道も、夏草に覆われている。再び、山頂が覗くが直ぐに展望が無くなる。道端には数少ないクルマユリが咲いていたのが救いだった。ヘアピンカーブにさしかかる前に、獣臭かったので、キャディーさんよろしくファーっと何度か叫ぶ。ヘアピンカーブの付根には、以前、大黒山方向へ行く道があったが、跡形も無くなっていた。登り切り、木立越しに振り返ると赤岩山、塩谷丸山、桃内毛無山が並んで見えていた。
夏草が生い茂り 山頂を見上げる クルマユリ 赤岩・塩谷丸山
 山頂と三角点の分岐になるが、先に三角点(毛無山)に寄ることにして、一旦、広場に下って行くと危なくヘビを踏むところだった。ヘビも慌てて藪に逃げ込んでいった。三角点から山側を見ると、然別市街が望まれる。
分岐 ヘビ 三角点 然別市街
 海側には余市市街が展開し、余市湾を挟んでシリパ岬とポンマイ岬が見えていた。余市の真ん中には小さなモイレ山も見える。
           ←大
                    シリパ岬   モイレ山 余市市街    余市湾     ポンマイ岬
 記念に、三角点に寄り添って立っている山頂標識を撮し、山頂へ向かう。山頂への尾根道も夏草が生えていた。山頂直下では青空が覗いてきた。山頂に着くが、以前よりも荒れ夏草や木々が伸びていて展望が全く無くなっていた。
山頂標識 山頂へ 山頂直下 山頂
 山頂から見える大黒山も霧に包まれすっきりしない。携帯電話で愛棒に下山を知らせようとしたが、圏外だった。下山を開始し、分岐から下る時にポンマイ岬が見えていた。送電線下からの展望も全く無く、足元ばかりを見ていたらクワガタが歩いていた。近づくと威嚇姿勢をとる。登山口近くになると、愛棒から電話が入る。
大黒山 ポンマイ岬 送電線下 クワガタ
 10月8日 <2000(H12)年 登り1:08 下り1:10>
                             北の山游詩:小川のせせらぎ 秋の実たち 枯れ葉の音楽会
 フルーツ街道から山側に入って、農道の空き地に駐車する。最初は手入れの行き届かない農道状態だったが、だんだん良くなり、どこまでも車で行けそうな道になってくる(頂上直下の広場までブルで道だった)
 良い道を登って行くと間もなく小川を渡り、その後、沢に沿って登って行く。道の上には栗、山ブドウ、コクワが転がっていた。教育委員会が登山道の管理をしているのかの看板が立っている。登っていると、道の傍の草原からバッタが音を立てて飛び上がる。コオロギも鳴いていて秋を感じた。
 林の中に延びる登山道を登って行くと展望が開け、目の前に紅葉した頂白山が見えて来る。山は岩山状でなかなか、良い形をしている。道はいったん、山頂を通り過ぎてしまうので不安になるが、間もなくUターンしだし頂上を目指す。頂上直下に辿り着くと、駐車場のような広い広場になる。
 広場の奥には三角点があり、少し登ると忍路の兜岬まで見渡せた。三角点の山頂は踏み固められているので、古くからあるようだった。広場に戻って、反対側に延びる最近刈り払われた尾根道を登ると、頂上に辿り着いた。
 頂上からは余市市街を良く見下ろせ、三角の形をしたシリパ岬、港、モイレ山を従えた余市湾が見事だった。余市川もノエノエとアクセントを付けて流れていた。
途中で頂上を 三角点より余市を 頂上より余市を
 山頂標識は残念ながらなかったが、標識らしい板が石の下になっていた。山頂の岩に座って、景色を見なが昼食をする。昼食を終えて、広場から大黒山に向かって下りだすと、赤岩山や塩谷丸山が見えていた。
 今日は初めから終わりまで貸し切りだった。道端の赤い木の実や紅葉を見ながら下って行く。この実は、エゾニワトコではと思われる。最後は農家のみなさんのお見送り付きだった。
頂上(大×) 赤岩・塩谷丸山を エゾニワトコ 紅葉(大×)
 10月9日 <2004(H16)年 登り1:07 下り51>GPSトラックは「山の地図帳2004.10.9」へ
 ログハウス風の民家があり、その前を通り過ぎようとすると、犬がいて尻尾を振りながら吼えていた。直ぐに、ぶどう棚の畑が出てくる農道なのか林道なのかわからない道を進む。道端の木々は紅葉したものも見受けられる。間もなく、小川が道を横切って流れていた。前回来た時には、日光に輝き綺麗に見えたが、今日は曇天なのでそうでもないと思いながら、小川を渡り沢沿いの道を登って行く。送電線をくぐるところに「教育委員会の看板」があったが、今は何を書いているのか分からなくなっていた。道の正面に目指す頂上が見え出す。
林道を登る 道端に紅葉が 小川を渡る 正面に山頂が見えて
 道の状態がだんだん良くなり、どこまでも車で行けそうな道になる。今年も町民登山会のために頂上近くまでブルで道の手入れをしたようだった。
 前に来た時には栗、山ブドウ、コクワが転がっていたが、クルミがある以外、全く見当たらなかった。台風で木々も倒れているので、飛ばされてしまったようだった。虫達にも影響がでたのか、バッタも飛ばず、コオロギの鳴き声も聞こえてこなかった。その替わり熊の糞が道の真ん中にあった。辺りは獣の臭いが漂っていた。回りを見渡すが熊の姿は無いので、少しほっとする。糞を見ると、青いどんぐりと思われる実が中から覗いていた。思わず、どんぐりころころ どんぐりこ お熊に食べられ さー大変 ブドウが出てきて今日は坊ちゃん一緒に糞になろーと呟く。
 太陽が頂白山と大黒山から派生するコブのコルから顔を出してきた。獣の臭いの消えない道を登って行くと岩山状でなかなか良い形をしている頂上が一段と近づく。道は一旦、山を通り過ぎてしまい、山から離れるので、不安になる。目の前に大黒山が迫りだすと、Uターンする格好で、平坦な尾根道となる。以前、大黒山方向へ道があったが、今回は全く跡形がなくUターンするだけだった。頂上は更に良い道になり、左に頂上を見ながら進む。
熊の糞 途中で頂上を 大黒山方向への道が 頂上を目指して
 頂上と広場の分岐が出てくる。頂上への道は前回よりも登山道らしさを増していた。良く手入れが行き届いた尾根道を登って行くと岩場の山頂へ到着する。頂上からは余市が望めるが、前回来た時よりも木が大きくなってしまったのか、すっきりした眺望は得られなかった。もっとも、今日は曇天でガスってもいた。
頂上と三角点の分岐 頂上への尾根道 頂上へ到着(大×) 頂上
 頂上で大黒山を正面に見ながら朝食をとる。岩越しには仁木町の大江地区が見えていた。食事を済ませると直ぐに下る。帰りに、三角点に立ち寄るために広場に下る。
正面に大黒山 岩越しに仁木の大江 広場へ
 帰りに三角点に立ち寄るが、晴れていれば、余市から忍路の兜岬まで見渡せるのだが、今日はすっかり霞んでいた。
 広場から大黒山に向かって下りだすと、赤岩や塩谷丸山が見えたのだが今日は残念ながら見えない。送電線の下まで下ってくると、稲倉石山や天狗岳と思われる山々が見えて来た。
三角点 三角点より余市を 大黒山に向かって 稲倉石山 天狗岳?

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 二人の山行記録
 2013(H25)年5月31日(金)
 曇り 登り2:21 下り1:37
 10:50駐車場所→11:59P300m→12:34ヘアピンカーブ→13:11頂上13:14
13:26三角点→13:38ヘアピンカーブ→14:05P330→14:51駐車場所
 2009(H21)年7月12日(日) 曇り 登り1:21 下り37 途中から単独
 8:56駐車場所→7:47P300m→10:10ヘアピンカーブ→10:11三角点10:1310:19頂上10:22→10:28ヘアピンカーブ→10:37P330→10:59駐車場所
 2004(H16)年10月9日(土) 曇り 登り1:07 下り51
 6:20登山口→7:16ヘアピンカーブ→7:27頂上7:37→7:42三角点→7:47ヘアピンカーブ→8:28登山口
 2000(H12)年10月8日(日) 晴れ 登り1:08 下り1:10
 12:23登山口→12:41後2.5km→13:31頂上14:04→三角点→15:14登山口