雨霧山(509.0m) |
ポイント 夕張岳のビューポイントは峠の手前にあり、峠からは樽前山から余市岳が一望できる。遠く海を挟んで駒ケ岳が薄っすらと望める。 |
熊の沢ルート |
アクセス 国道452号線を走り、南清水沢を目指す。清水沢工業団地の標識がある信号から、夕張長沼(道道1008号)線(工業団地の反対側)に入る。道路共用区間終点が登山口となる。 国土地理院地図 GPSトラックは「2005.12.23」の地図帖へ 周辺地図 |
12月23日<2005(H17)年 往復スキー10.400km 登り:2:32下り:1:30> |
栗山町の最高峰なので、栗山側から入ろうと思ったが、距離が長いので、とても一人では無理と、夕張市の南清水沢を目指す。 最終人家の道端に車を停め道道1088夕張長沼線(未開通:不動の滝へ通じる予定)の道路共用区間を辿る。スノーシューのグループが入っているのか、一級国道だった。マイナーな山かと思っていたら、地元ではメジャーな山のようだ。間もなく、道道が右にカーブするが、真っ直ぐ進むと雨霧林道になる。雨霧林道には開放されたゲートと看板がある。 沢沿いは寒気が滞留しているのか、寒くデジカメも悲鳴を上げてフリーズする。仕方が無く、ザックから予備電池を取り出し、交換する。それでもようやく動く程度だった。夕張を通ったときには-23℃だったので、今日は相当冷えているようだ。口の周りは息が凍って真っ白になっていた。木立は凍りついた枝をイルミネーションの様に光らせていた。長い沢沿いの林道を歩いていると、女性の話し声が聞こえる。立ち止って、聞き耳をたてると、それは凍った沢の下で水が流れる音だった。 |
道路共用区間終点 | 雨霧林道ゲート | イルミネーションの様 | 話し声が |
高度が上がってきたので、振り返ると夕張岳が沢一杯に広がっていた。登るに連れて夕張岳が姿を現し、その一角に芦別岳の真っ白な頭を現す。林道を上がっているのだが、山らしい雰囲気になってくる。 |
沢一杯に夕張岳が | 沢からはみ出す | 夕張岳が | 芦別岳が |
峠の手前で振り返ると絶景が広がっていた。夕張岳を中心に左は幾春別岳、白い頭だけの芦別岳、滝ノ沢岳、尖った前岳が見え、右には屏風山が見ることができた。スノーシューのトレースは峠の手前で終わっていた。余程、天気の悪いときにきたようなので、今日の景色を見てもらいたかったと思う。トレースに感謝しラッセルを開始すると、間もなく峠に出る。 |
芦別岳 滝ノ沢岳 前岳 夕張岳 屏風山 |
雨霧林道は鬼首峠からヘアピンのように右に栗山方向へ下るが、雨霧林道から支線が真っ直ぐ伸びている。栗山方向から誰かが登ってきたトレースがあると思ったら、鹿の道だった。山頂へは本線のように見える支線を辿ると、途中で、樽前山から余市岳が並んで見える。樽前山の左には薄っすらと山影が見えるが駒ケ岳ではと思う。暫し、見惚れてると、背後からファントム戦闘機2機が音も無く飛行機雲を引きずりながら函館方向に飛んでいった。山々が余りにも綺麗なので、広々と横たわっている勇払原野は二の次に見えてしまう。 |
駒ケ岳 樽前 風不死 白老 紋別 恵庭岳 漁岳 空沼岳 |
雨霧林道の支線を辿ると、切り通しがあり、峠になっている。この峠が雨霧山の三角点名にもなっている鬼奥峠なのだろうかと思いながら山頂への取り付き地点を探す。どうやら、切り通しの裏側から植林地帯を登って行くとよさそうに見えた。ジグを切りながら登って行くと、夕張岳は木立越しになるので迫力がない。直ぐに山頂に着くと、雪の中から三角点の棒杭が頭を出していた。 |
鬼首峠を振り返る | 切り通し(鬼奥峠?) | 夕張岳が僅かに | 山頂 |
山頂からは木立越しに樽前山から余市岳を見ながら、少し早い昼食とする。目の前の木は誰かが展望を得るために切ったようだが、切り口からまた伸びだしていて、少し目障りだった。 |
恵庭岳 漁岳 空沼岳 札幌 無意根山 余市岳 |
帰りがけ、峠の近くでスノーシューのご一行さんに出会う。峠に着いた時の喚声はすごかった。ツアーコースにでも入っているようだ。帰りは傾斜が緩いので歩くがごとく滑る。 |
=不動の滝= 道道1008夕張長沼線は夕張市の南清水沢と栗山町の御園にある不動の滝を結ぶ計画のようだ。 不動の滝には東屋やトイレ(冬期閉鎖)、駐車場がある。その中に木で出来た「成墾記念碑」がある。記念碑の傍を通ったときに、中から水の流れる音がした。丁度、滝の音が碑で反射して聞こえたのだろう。(2005年12月3日) 不動の滝は栗山町の名所旧跡に詳細を載せています。 |
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山行記録 2005(H17)年12月23日(金) 晴れ 往復スキー10.400km 登り2:32 下り1:30 8:15登山口→8:28ゲート→10::26峠→10::47頂上11:16→12:35ゲート→12:46登山口 |