浦臼町の名所旧跡
 動輪 澤田翁頌徳碑 賓塔者サハリン残留邦人各家先祖代々諸々聖霊追福菩提成碑 山口誓子歌碑 四国八十八か所石仏 鶴沼チャシ 新四国八十八か所霊場 いこいの森公園 浦臼神社(浦臼神社創祀九十周年之碑 岸翁彰徳碑)
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 動輪<2010.7.31> 周辺地図
 浦臼の郷土資料館前にSLのモニュメントがある。近づいて見ると、札沼線を走っていたSLの動輪のモニュメントだった。傍には、新旧の由来書があり見比べる。
 次に、浦臼郷土資料館前に進み、浦臼観光案内図を見て、資料館に入ると、無料だったが撮影禁止だった。中には、アイヌのチャシや農機具等が展示されていた。開拓の生活を復元した蝋人形には驚かされる。
モニュメント 新しい由来書 古い由来書 浦臼観光案内
 澤田翁頌徳碑<2010.7.31>  周辺地図
頌徳碑
 鶴沼公園の北口近くに、道路に面して建っている。大正14年5月10日建立した碑を昭和47年7月1日に改修したようだ。
 カタカナ交じりの碑文が裏に書かれている。
 賓塔者サハリン残留邦人各家先祖代々諸々聖霊追福菩提成碑<2010.7.31> 周辺地図
石碑
 碑の上には凡字が刻まれている。上に8の字形、次に台形、その次ぎが丸い石が積み重ねられている。以前に小田城跡で見た墓にそっくりだった。浦臼町は樺太に渡った方々が多かったのだろうか。
 山口誓子せいし歌碑<2010.7.31> 石仏群 周辺地図
歌碑
 「夕焼けて 西の十萬億土 透く 誓子」と彫られた歌碑がある。その傍に石仏群が鎮座している。
 更に、四国八十八か所の石仏も並んでいる。最後まで見ると、どうも金剛寺の境内なのではと思う。
 鶴沼チャシ<2023(R5)年4月25日> GPSトラックは山の地図帳「2023.4.25」へ 周辺地図
 新四国八十八か所の脇に路駐ささて頂き、農道を登って行くと法面がスプリングフェアリーで埋め尽くされていた。エゾエンゴサクは青系の単色だった。
スプリングフェアリー カタクリ キクサキイチゲ エゾエンゴサク
 農道が真っ直ぐ樺戸山塊に向かって延びていて、カーブの所に倒れかかった道標「チャシ→」がある。下の畑か上の畑か迷ったが、上の麦畑の縁を辿って見るとチャシがあった。浅い空堀がなかったら、チャシとは気が付かない人もいるかもしれないと思う。エゾエンゴサクと僅かにカタクリの咲く空堀の左右を見てチャシに入る。
樺戸山塊 道標 空堀左 空堀右
 三方が崖、入口が空堀に守られたチャシだった。チャシの中から木立越しに樺戸山塊が見える。農道に帰ってチャシを見るが木立に遮られ全貌を見ることは出来なかった。路駐場所に戻り、頭上を見上げるとキタコブシが咲いていた。
チャシから キタコブシ
新四国八十八か所霊場 石仏群
 4月25日<2023(R5) 一周約1.2km> GPSトラックは山の地図帳「2023.4.25」へ 周辺地図
 順路は、一福修行大師像とお堂をスタート地点として、右回りに巡る。沢を越える所には梯子のような階段や橋が架かっている。一番西側の尾根違いの所にはベンチが設置された休憩所になる。
お堂 階段 休憩所
 休憩所から橋を渡り北側のカタクリの咲く順路を辿って行く。途中、平行する順路に迷い込まないように、トラロープと道標「立入禁止/←矢印の方向に進んでね!/同行二人」と「順路はまっすぐです/←/この中を通らないで!」がある。舗装道路沿いにも出入口があるが、そこには、トラロープと道標「おつかれさまです/道路に出ないで下さい!/へんろみち→」がある。
カタクリ 途中の道標 道路沿いの道標
 外回りから内回りに変わって辿って行くと、弘法大師像があり、先ほどの順路は真っ直ぐの道標がある所が見える。舗装道路沿いの道になると、エゾエンゴサクやキクサキイチゲが斜面を埋め尽くす。お堂の裏手に着き、振り向くと切り株に出口と書かれていた。
弘法大師像 舗装道路沿い エゾエンゴサク キクサキイチゲ
 いこいの森公園<2023(R5)年4月25日> GPSトラックは山の地図帳「2023.4.25」へ 周辺地図
案内板 100年オンコ
 浦臼神社といこいの森公園は繋がっていて、公園内はまだ冬枯れの状態だった。その中で樹齢100年オンコは存在感がある。
 今日の公園は、浦臼神社の駐車場となり満車だった。
羅臼神社 周辺地図
 7月31日<2010(H22)年>
記念碑 JRの線路が
 歌碑と道路を挟んで、羅臼神社が目に付いた。鳥居をくぐり境内に入ると「浦臼神社創祀九十周年之碑がある。
 碑の裏には由緒書が彫られ、昭和六十三年五月十日建立とある。
 境内を辿ると、JRの踏切(廃線になった)が現れ、渡ると石段が神社の本殿まで続いているようだが、スズメバチが怖いので登るのを止める。
 4月25日<2023(R5)年> GPSトラックは山の地図帳「2023.4.25」へ
 いこいの森公園の駐車場が満車なので、新四国八十八か所霊場の脇に路駐する、廃線跡を歩いて第一鳥居に行き、引き返して123段の石段(一か所崩れていたが1段とした)を上がる。途中に岸翁彰徳碑があるが、混雑しているので碑陰を見ないで登ってしまう。登りきると、第二鳥居があり、その左手にトラロープが張られた新四国八十八か所霊場からの短絡路がある。鳥居を潜ると、お祭りと見間違う程大勢の人でにぎわっていた。
廃線 第一鳥居 彰徳碑 第二鳥居
 鳥居を潜ると、エゾエンゴサクとカタクリの絨毯だった。人の居ない所を探して写真を撮る。エゾエンゴサクの単色の所もある。奥に行くと、椅子に座った一団がカメラの砲列をスプリングフェアリーに向けていた。その先にエゾリスが現れるのを待っているようだった。
エゾエンゴサクとカタクリ群生 エゾエンゴサク

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 二人の散歩路記録
 2023(R5)年4月25日(火) 2010(H22)年7月31日(土)