手稲山(1023.1m) |
ポイント 手稲オリンピアハイランドスキー場は4月第二週から平日が休業日になるので、その間に登ることになる。 |
オリンピックハウスルート |
アクセス サッポロテイネスキー場のハイランドスキーセンターやロープウェイ山麓駅(休業中)付近に駐車場がある。 国土地理院地図 周辺地図 |
4月14日<2022(R4)年 往復スキー8.280km 登り2:02 下り34> |
駐車場から、真っ白な手稲山が見えていた。早速、スキーにシールを貼ろうとしたら、手が滑って砂利の上に落としてしまう。アッと驚く為五郎の気分で直ぐに拾うが、砂が付いて取るのに一苦労する。気を取り直して、オリンピックハウスへと足を運ぶ。エイトゴンドラ山頂駅と併設しているロープウェイ山麓駅の後ろにはオリンピックマークが付いたゴンドラが見える。パラダイスピステを横切るときに手稲山が良く見えて来た。 |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
手稲山を | オリンピックハウス | ゴンドラ駅 | 手稲山を |
振り返ると石狩湾が見えていた。女子大回転ピステへと登って行く。擦り減ったシールなので、気を抜くとカリカリ斜面に負けてずり落ちる。平日なのにサミットエクスプレスが動きだしていた。先行者を良く見ると、カリカリ斜面に苦戦しているようだった。先行者は女子大回転のピステを喘ぎながら登っていったが、とてもその真似は出来ず、平坦なナチュラルコース(林道)を登って行く。男女回転のピステ越しに真っ白なネオパラ山が見えて来る。大きく遠回りをして、南に向かうと、女子大回転のピステが見えて来る。上からは、スキーヤーが音を立てて滑り降りて来る。 |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
石狩湾を | 女子大回転が | ネオパラ山を | 女子大回転を |
女子大回転からシティビューパノラマが分岐して、ナチュラルと交差する所で、夕張岳、芦別岳、十勝連峰が見える。ナチュラルからシティビュークルーズへ分岐するピステがあり、ナチュラルコースを離れる。シティビュークルーズに入ると、遮るものが無く、恵庭岳、風不死岳、樽前山が望めた。 |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
芦別岳 | 十勝連峰 | 恵庭岳 | 風不死・樽前 |
振り返ると、地平線に真っ白な十勝連峰、芦別岳、夕張岳、少し手前にイチャンコッペ山、樽前山、風不死岳のパノラマがあった。 |
![]() |
![]() ![]() ![]() |
十勝連峰 芦別岳 夕張岳 イチャンコッペ山 樽前 風不死岳 |
ケルンからは、藻岩山、砥石山、風不死岳、恵庭岳、空沼岳、百松沢山、烏帽子岳岳、無意根山、定山渓天狗山、羊蹄山、白井岳、余市岳と望まれた。 |
![]() |
![]() ![]() ![]() |
藻岩山 砥石 風不死 恵庭 空沼 百松沢 烏帽子岳 無意根 定天 羊蹄 余市 |
ケルンの横を通って山頂に向かうと、手稲ゲートがあり、注意書きも添えられていた。山頂への道は樹氷で奇麗だった。山頂に辿り着くと、次から次と登山者やスキーヤーが到着する。 |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
ケルン | ゲート | 樹氷 | 山頂 |
山頂の南側には風不死岳、恵庭岳、空沼岳、百松沢山、札幌岳、無意根山、定山渓天狗岳、羊蹄山、ヒクタ峰、白井岳、余市岳、朝里岳、奥手稲山と連なって見えた。 |
![]() |
![]() ![]() ![]() ![]() |
風不死 恵庭 空沼 百松沢 札幌 無意根 定天 羊蹄 余市 朝里岳 奥手稲山 |
北側には、春香山、和宇尻山、石倉山、赤岩山、銭函天狗山が連なり、弧を描く石狩湾その海岸線に新港が望めた。 |
![]() |
![]() ![]() ![]() |
春香 和宇尻 石倉 赤岩山 銭函天狗山 石狩湾 新港 |
最後に、改めて石狩湾、羊蹄山と恵庭岳を望み山頂を後にする。 |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
石狩湾 | 羊蹄山 | 恵庭岳 | 山頂 |
サミットエクスプレスの山頂駅付近には、スノーボーダーが大勢いた。下りはシティビュークルーズコースを選ぶが、カリカリ斜面にも自信が無いので、ボーゲンや横滑りでピステいっぱいに滑る。上から高速のスキーヤーが来ないかと、横切るたびに確認する。幸にも、上から滑り降りて来るスキーヤーやボーダーに会わなくてほっとする。 林道では、クロスカントリースキーなのか、スケーティングしながら登って行く。馬力があって羨ましい。 パラダイスピステでは三浦雄一郎スキー教室なのかちびっ子も大勢いた。三浦雄一郎(89歳)さんも滑っていたようだ。 |
5月7日<2014(H26)年 往復ツボ足4.912km 登り1:06 下り37> |
駐車場まで、愛棒に車で送ってもらい、自転車を下ろして準備をする。昨日まで、スキー場がオープンしていたので、シートラで行こうと思っていたが、テレビ山道に雪が無いので、不安になりつぼ足で行くことにした。スノーシューもいらないと思い長靴でロープウェイの山麓駅前をスタートする。天気は、今一だったが手稲山は晴れていた。ラッキーと思いながら、ピステを登って行く。ピステは圧雪されていて十分滑れそうだった。やはり、スキーを担いでくれば良かったかと、ピステを振り返る。 |
駐車場 | 山麓駅 | 手稲山を | ピステを |
女子大回転のゴールハウス越しに山頂を見ながら登って行き、テレビ山道に上がる。山頂に向かって延びるテレビ山道も、まだ、確りしたピステ状態だった。振り返ると、後続の男性が登ってきていた。女子大回転コースは所々土が現れてきていて、雪は途切れていた。斜面の雪は軽アイゼンを着けるほどではないが、硬いのでキックステップをしながら登る所もある。振り返ると石狩湾や三角山、円山、藻岩山が見えていた。もう少し遠目が利けば良いのにと贅沢なことを考えながら登って行く。 |
ゴールハウスと山頂 | テレビ山道を | 石狩湾を | 三角山・藻岩山 |
急登が終わると山頂が見えてくる。急登をスノーモビルが2台登ってきて、コースのポール等の撤去作業を行っていた。再び、テレビ林道に出ると、山頂方向には立入禁止の旗が立ち、ロープが張られていた。ロープウウェィの山頂駅が見えて来るので、つい山頂駅に足が向く。思い直して山頂を目指す。 |
山頂を | スノーモビルが | 山頂駅 | 山頂 |
山頂の少し小高い雪山に上がり、百松沢山、烏帽子岳、定山渓天狗山、ヒクタ峰、白井岳、余市岳、朝里岳を望む。 |
百松沢 烏帽子岳 定山渓天狗 ヒクタ峰 余市岳 |
足場を踏み変えて、今度は海側を見回すと、奥手稲山、第二吹上、吹上(マサリヌプリ)、石倉山、高島、銭函天狗山が連なって見えた。 |
奥手稲山 第二吹上 吹上 石倉山 高島 銭函天狗山 |
石狩湾は、煙っていたが石狩湾新港を確認できた。 |
石狩湾 石狩湾新港 |
アンテナ群も、夏よりも高い位置からスッキリと見えていた。 |
アンテナ群 |
山頂は雪が融けて、岩が出ていた。柵越しに、改めて、百松沢山、烏帽子岳、定山渓天狗山、ヒクタ峰を眺める。 |
百松沢山 烏帽子岳 定山渓天狗 ヒクタ峰 |
場所を変えて今度は、ヒクタ峰、白井岳、余市岳、朝里岳、奥手稲山、第二吹上、吹上(マサリヌプリ)、石倉山、高島、銭函天狗山を見回す。 |
ヒクタ峰 白井 余市 朝里岳 奥手稲山 第二吹上 吹上 石倉 高島 銭函天狗 |
吹上、石倉山、高島、銭函天狗山、石狩湾、新港を見回す。 |
吹上 石倉 高島 銭函天狗山 石狩湾 新港 |
最後に、岩塔のあるヒクタ峰を望み、石碑を見て、山頂に引き返す。手稲山の奥の院は半分雪に埋まっていた。 |
ヒクタ峰 | 石碑 | 山頂 | 奥の院 |
山頂は風が強いのでケルンで休もうと、三角点の解説と三角点を見て、山頂を後にする。自然歩道の看板はまだ雪に埋まっていた。ケルンは夏よりもスッキリ見えていた。 |
三角点の解説 | 三角点 | 自然歩道の看板 | ケルン |
ケルンから百松沢山、烏帽子岳、定山渓天狗山、ヒクタ峰、白井岳、余市岳、朝里岳、西峰を一望するが、ここも風が強く休めないので、下山を開始する。 |
百松沢 烏帽子岳 定山渓天狗 ヒクタ峰 白井 朝里 西峰 |
ケルンからゲレンデに向かおうとすると、ネオパラ山、三角山、円山、藻岩山、百松沢山、烏帽子岳が一望できる。 |
ネオパラ山 三角 円山 藻岩山 百松沢 烏帽子 |
振り返って、定山渓天狗山を見てケルンを後にする。急なピステでは、タチグリを楽しむ。コースを外れて、ピステに戻るとシートラの男性が登っていた。帰りの滑りは楽しみだろうと思いながら下って行く。最後に、オリンピックハウスを見て終わる。 |
定山渓天狗山 | ピステを | シートラの男性 | オリンピックハウス |
=クラーク博士登山考= クラーク苔を検索していたら、クラーク苔の表紙 GAIA - 楽天ブログに下記のような記述がありました。以下抜粋です(https://plaza.rakuten.co.jp/jifuku/diary/201303030002/)。 札幌の郊外に海抜三千尺の手稲山あり、当時道はなく熊笹深く生い茂って登山は楽で はない。クラーク先生は一行十四名の先頭に立ち、登山を始めたのは明治十年一月三 十日の厳寒の候であった。一行山頂に、近付くや見事なる丈余の地衣は大樹の枝に懸 って生長しある 〔本書裏表紙のクラーク苔〕 を発見し、先生喜ぶこと限りなく、これ を採集せんとするも樹高うしてよじ登る由もない。ここにおいて先生一策をあんじて 自分の肩を踏み台として一行中の丈の高い者をのせて遂に採集せることあり。 この登山は午後より雪降りとなりて下山最も困難を極め、一行中四、五名は山麓まではどーやら下ってきたが一 歩も歩行できなくなった。クラーク先生はその遅れたものまで待ち合わせ、麓の民家より馬を雇いて帰校せしめ たが、先生の情宜の厚きには我らは感涙を催した」 とあります。これは、遭難一歩手前の状況で驚きです。クラーク博士が見付けた地衣類も、山頂に老木自体が無いので、もう無いのではと思います。 |
山行記録冬山1へ 次奥手稲山へ アソビホロケール山へ |
---|
山行記録 2022(R4)年4月14日(金) 往復スキー8.280km 登り2:02 下り34 7:47駐車場→8:09テレビ山道へ→ナチュラルコース(テレビ山道)→9:06シティビュークルーズへ→9:33ケルン→9:49山頂9:57→10:02シティビュークルーズへ→10:09ナチュラルコースへ→10:22女子大回転横断→10:31駐車場 2014(H26)年5月7日(水) 往復つぼ足4.912km 登り1:06 下り37 7:40駐車場→7:55テレビ山道横断→8:36テレビ山道へ→8:46山頂8:50→9:00ケルン→9:19テレビ山道横断→9:27駐車場 |