ネオパラ北東峰(643.3m)手稲峰(595.2m)
=手稲山北東尾根=

 ポイント
 手稲山(タンネウェンシリ)から派生する北東尾根は、ネオパラ山から始まりネオパラ北東峰(643.3m)、手稲峰(595.2)、454m峰、宮の澤(310.7m)と連なっている。手稲峰から延び下る尾根は岩場の細尾根が多く、スノーシュー向きと思われる。
西区宮の沢ルート

 アクセス
 手稲から国道5号線を札幌方向に走り、南19条宮の沢線に右折する。札樽道を潜り、宮の沢屋内競技場方向に右折する。宮の沢4条にある特別老人ホーム沿いの道路が広く除雪しているので、ありがたく駐車させていただく。
  国土地理院地図 周辺地図 GPSトラックは「2009.2.4」の地図帖へ
道路沿いの駐車スペース
 2月4日<2009((H21) 往復スノーシュー6.710km 登り2:41 下り54> 
 駐車スペースから、除雪されている道路を最終人家へと辿る。途中、右手に北の外壁屋があり、その前から尾根に取り付く道があり楽そうだったが最終人家を目指す。最終人家前で、スノーシューズを履き道の延長線となる沢を歩く。送電線下から尾根へと取り付こうとしたが、倒木を交わしているうちに送電線を通り越してしまう。何とか尾根が急にならない内に岩場の細尾根に辿り着く。岩場の尾根には所々に落とし穴があるので、気を付けて辿って行く。落とし穴は見つけ次第、下山の時に落ちないようにと穴を大きくする。尾根は一段と狭くなってきて斜面から岩が覗いてくる。
最終人家方向 岩場の細尾根 落とし穴 岩が覗く
 右手に454m峰を中心とした尾根を冬木立越しに見ながら辿って行く。左手の岩尾根越しに640m峰の頭が白く覗いて見えたり、右手に白い手稲峰の尾根も見え出す。尾根は何時の間にか、広く、傾斜も緩んできて台地状になってくる。林には途中で途切れたエゾリスの足跡が見受けられる。凄いジャンプ力だと感心する。まず、先に手稲峰を目指すことにして、進路を北に取りだすと、右手にネオパラ山と640m峰が二重に見えてくる。
640m峰 手稲峰の尾根が エゾリスの足跡 ネオパラ山と640m峰
 やがて、山頂直下になると、冬木立越しに山頂が透けてみえてくる。山頂に辿り着くと、雪庇が連なっていたので、雪庇の上に上がりピークを踏む。ピークからは小樽湾が見えて感動する。
手稲峰直下 手稲峰 ピーク 小樽湾
 小樽湾以外は冬木立越しになりすっきりしないが、目の前に千尺スキー場跡、新川、石狩湾新港が見えていた。
           ←大
銭天 小樽湾             千尺スキー場跡   新川       石狩湾新港
 木立の隙間からは手稲プールのある稲積公園、石狩湾新港が覗けた。今度は640m峰を目指し、雪庇の尾根を下って行く。この雪庇は谷側に発達していないので、シュカブラ(風紋)が綺麗にうねっている様を見ながら下って行く。尾根筋は地図では下りになっているが、登って行く。変だと思ったら、目の前に岩塔が現われる。
稲積公園 石狩湾新港 シュカブラ 岩塔
 景色が良いかと岩塔に登って見ると新川河口が覗ける程度だった。岩塔から下りてコルまで下がり、コルから雪庇の下を辿って行くと、640m峰とネオパラ山が見え出す。急傾斜で一息入れながら振り返ると手稲峰が見え、その肩越しに石狩湾新港が見えていた。
新川河口 640m峰とネオパラ山 手稲峰 石狩湾新港
 急傾斜を登りきり尾根に上がると、その一角だけ展望が開けていた。三角点:宮の澤、札樽自動車道、北大、JRタワーが望まれる。
           ←大
三角点:宮の澤 札樽自動車道   北大 JRタワー
 尾根には、港の岸壁にあるビット(係留索留め)の様な形をした雪の塊があった。最後は、緩傾斜を登り切ると山頂に到着する。山頂の小さな雪庇に上がり、見回すがネオパラ山、手稲峰が見えるのみなので、雪庇の片隅に座りココアを飲む。
ビットの様な 640m峰の山頂 ネオパラ山 手稲峰
 飲み終えて、下山するが、帰りはコルから手稲峰をトラバースして、登って来たトレースに合流する。下山途中、男性1人女性3人のパーティに出会う。

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 登山記録
 2009(H21)年2月4日(水)
 晴れ ラッセル10〜40cm 往復スノーシュー6.710km 登り2:41 下り54
 7:46老人ホーム7:51スノーシュー装着7:56→8:05送電線下→8:12尾根へ上がる→9:00台地→9:47手稲峰9:49→10:01岩塔→10:34P640m10:48→10:57コル→トラバース→11:06トレースに合流→11:16台地から細尾根へ→11:31送電線下→11:41老人ホーム