生石Oishi神社(76m)・生石寺

 ポイント
 第一鳥居の所に寺号標「荘内札所十八番生石山延命寺」と社号標「村社生石神社」があり、由緒書きが添えられている。第一鳥居へと階段を登って、鳥居を潜ると周辺案内板がある。この案内板は重要なので写真を写すこと(訪れた時はこの案内板を見落としてしまった)。生石(おいし)神社は、兵庫県の生石(おうひこ)神社の分社と伝えられている。その時期は大化の改新頃とも言われている。明治元年(1868年)に出された「神仏分離令」で、神仏混合(神仏習合:混淆)が終わり、お寺と神社が分離され、今に至っている。

 アクセス
 国道345号線から山側へ入るが、道標はない。第一鳥居の所からは階段なので、一本北側の小路を辿って第一鳥居の後ろにでる。鳥居を背にして上って行くが、道路は急なのと細いので交差は出来そうにない。無理をしないで特別養護老人ホーム あずま横の東平田さくら公園に停めるのが無難か。
 Google マップ 生石神社(酒田市)
=写真をクリックすると大きなサイズになります=
 赤い旗に導かれて田舎道を上って行くと、左手にお寺、真ん中に鳥居、右手に鐘楼(しょうろう、しゅろう)が見えて来る。入口には板碑群の解説板が立っている。草むらには庚申塚が草に埋もれていた。
田舎道 お寺と鳥居 板碑群の解説 庚申塚
 道端には魚縁法要碑や板碑、その後ろに仏さんの案内板「(三)左 (四)右/阿弥陀 観世音/キリーク サ/釈迦 地蔵/パク カ/阿弥陀/キリーク」と梵字が並んで記されていた。守護仏が左(第三番)には阿弥陀・観音(キリーク・サ)、右(第四番)には釈迦・地蔵(パク・カ)と言うことだろうか。お寺の横には石の橋と第二鳥居があり、その奥に急な階段が延びていた。石の橋は昭和30年に前田さんと生石さんの金婚記念の寄附によって架けられたようだ。
魚縁法要碑 板碑 仏さんの案内板 二の鳥居
 神額(しんがく)を掲げた鳥居を潜ると、右手に板碑群が並んでいるが、傾いているものも多い。手前の板碑を見ると、「義眞道實信/●伽妙諭信」「蹟求道通信/智明比丘定」と刻まれているようだ。左手の建物の中に入っている十二仏種子曼荼羅板碑には、その上に歴史考古学者望月友善著(抜粋)の解説板が添えられている。解説板によると、この十二仏の碑は、日本で唯一つと記されている。
石碑群
神額(しんがく) 石板碑 十二仏種子曼荼羅板碑
 神様の通る真ん中を避けて、およそ90段の石段を登って行くとひと汗かく。手水舎には龍の置物がある。この龍の口から水がでるようになっている。この手水舎は平成二十四年に屋根を修復したと屋根の下の板に書かれていた。その前の修復は十二年のようだ。大正十四年に架けられた石橋を渡り奥へと進んで行くと、本殿が見えてくる。参道には灯籠も見られる。
手水舎 石橋 本殿が 灯籠
 参道には23番目の板碑があり、解説板「(23)阿しゅく(門の中に∧、その下に人人) ウン」と書かれている。板碑をよく見ると看板に書かれている梵字が刻まれているようだ。稲荷大神の神狐塚もある。
(23)阿しゅく ウン 神狐塚
 神狐塚の解説板も添えられていた。本堂に近づいて行くと、左手に御神木が見える。両側に対の鬼瓦、灯籠、狛犬を配した参道を詰めると、扉の上に社号額「生石神社」が祀っている。御祭神は大己貴命、少彦名命、菅原道真公のこと。鬼瓦は昭和25年の屋根改築時のもののようだ。
神狐塚の解説板 本殿 社号額 鬼瓦
 隣に巨石を祀る白山神社の看板があり、奥に鳥居が見える。その奥に行くと白山神社があった。背後には大きな岩が鎮座していた。看板の所に引き返してくると、上の霊園や大森山に行けそうな道が延びていた。神社の横を見ると壊れかけた祠があった。
看板と鳥居 白山神社 大岩 二十四と壊れかけた祠
 壊れかけた祠のところには看板「二十四/種子不明/●聖人道円/興国五委●月/旦那維●」が立っていた。御神木は杉の木のようだ。
二十四 壊れかけた祠 御神木
 引き返して行くと、皇大神社の看板があり、その後ろに赤い鳥居の残骸が横たわっていた。参道を辿って行くと板の橋の奥に皇大神社が見えてくる。扉の上には大神宮と書かれた扁額が祀ってあった。最後に石段を右に寄って真っすぐ下って行く。
皇大神社への参道 皇大神社 大神宮 石段を下って
 石段を下ってお寺の横から、改めて険しい山を見上げる。改めてお寺の前庭に鎮座している石仏、弘法大師像、金剛力士像を拝んで回る。お寺は、真言宗・智山派・御本尊は聖観世音菩薩のようだ。お寺で御朱印を貰っうが、神社の神主は不在だった。
石仏 弘法大師像
険しい山 前庭 石仏 金剛力士像

 =板碑いたび群考=
 生石地区には34基の板碑があり、延命寺境内には6基あると言われている。それらしい看板が随所に立っているが、どの板碑なのかよくわからない。

 =生石考=
 生石はレアネームで、兵庫県の生石(おうしこ)神社、和歌山県生石高原の生石(しょうせき)神社、これに加えて兵庫から山形に飛んだ生石神社があるのみ。神社ではないが淡路島の生石(おいし)山や生石鼻、大分市の生石(いくし)には岩山の上に祠がある地名(生石 - Google マップ)が散見されるのみ。この地方にどのような関係があるのか古のロマンを感じる。

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 mym記録
 2024年5月2日