桃内毛無山(650m) |
ポイント 塩谷丸山の展望の山で、景色は低山にしては最高だ。塩谷丸山の左手には畚部岬、忍路の兜岬、竜ケ岬、蘭島、塩谷漁港、樺山が見渡せる。右手には塩谷丸山、赤岩山、下赤岩山、小樽市街が良く見える。天気がよければ羊蹄山、ニセコ連峰、余市岳が間近に見えるのではと思う。 |
桃内廃棄物最終処分場ルート |
アクセス 国道5号線を小樽から余市に向って走り、塩谷トンネルを過ぎて、笠岩トンネルと桃内トンネルの間にある道を左折する。この道を真っ直ぐ山に向うと、JRの踏み切りがあり、そこから左奥に遠藤山、右に毛無山が見える。踏み切りを越えて奥へ進むとゲートのある小樽市の桃内廃棄物最終処分場が左に現れる。ここの空きスペースに駐車させていただく。 国土地理院地図 周辺地図 |
|
2月26日<2005(H17)年 新雪ラッセル15cm 往復スキー7.313km 登り3:00 下り54> |
採石場を目指して奥へ進むと、採石場の前にゲートがあり、「無断立入禁止」北進産業の赤い看板が掲示されていた。連絡先も不明で誰も居ないので、ゲートの肩から中に入れていただく。採石場は廃材の木材処理もしているようだ。今は使われていない太い梁があり、やっぱり歴史のある小樽だと感心する。塩谷丸山も直ぐ近くで雄姿を見せてくれる。地図では破線の道が桃内川の右岸に記されているので、覗いて見るが道があるようでない。沢に下りて道を探すが見つからないので引き返し、採石場の中から尾根を目指す。 |
採石場 | 採石場のゲート | 塩谷丸山 | 桃内川引き返し地点 |
採石場から林に入る前に、振り返ると桃岩が道の延長線上に見えていた。後は林の中の尾根をひたすら登る。林の中には木に雪が付きダチョウのように見えるので、暫し小休止する。また、ラッセルをしながら登って行くと、地図では読めない小さなピークを2回過ぎる。突然、広い林道が現れる。蘭島川沿いの林道が上がってきているようだった。雪の深い林道を横切り尾根伝いに登るとまた林道があり再び横切る。 突然、平らになり山頂が見当たらなったので、立ち止り探すと真っ白に雪化粧をした林の合間に、薄っすらと形が見えていた。 |
桃岩を望む | ダチョウ現る | 蘭島川沿いの道が | 真っ白な林の中を |
真っ直ぐ辿ったのでは登れないので、右側から主稜線に取り付く。私はもう2時間を越えるラッセルをしていたので、バテバテになっていた。そんな後姿を見て愛棒が先へ行くが数十メートルも行かないうちギブアップする。それでも、結構体力を取り戻して元気が出たので、私が先に行き急斜面の縁を登る。 登って行くと晴れて来て、石狩湾が雲間から現れた。振り返ると、畚部岬やハンマーシャークのような忍路(兜・竜ケ岬)も不恰好な形で見えていた。 |
最終尾根を | 主稜線 | 石狩湾が | 忍路(兜・竜ケ岬) |
塩谷の湾に浮かぶポンマイ岬(立岩)と樺山はワニのように見える。その延長線上に塩谷丸山が連なり、塩谷丸山の右奥に赤岩山・下赤岩山や小樽市街が望まれた。桃内方向を見ると真っ白な桃岩が真っ青な海の縁に見えていた。桃岩から桃内川を遡ると桃内廃棄物最終処分場の前に置いて来た愛車が見えた。 |
鰐のような立岩と樺山 | 立岩・樺山・塩谷丸山 | 赤岩山 | 桃岩 |
山頂では塩谷丸山をバックに記念写真を撮る。昼食は塩谷丸山を見ておにぎりを食べ、温かなココアを飲む。 また、天気が悪くなったので、遠藤山の方向は見ずに、平らな山頂を後にして滑り降りる。最後に塩谷丸山を見上げる。 |
山頂(大×) | 平らな頂上 | 頂上から滑る | 塩谷丸山 |
=道中記= 小樽の朝里で、救急車と消防車がサイレンを鳴らしながら追い越して行く。対向車線の自動車は何故か異常に少ない。張碓トンネル手前で、救急車と消防車が対向車線に入って行く。張碓トンネルを抜けると車の列が続いていた。帰って、ニュースを見ると「張碓トンネル内で軽自動車が横転し、助けに行った二人の男性が後続車にはねられ、一人の男性が亡くなった」とのことだった。見て見ない振りして通り過ぎて行く人の多い中、善意の人が亡くなられたり、怪我をされると遣り切れない気持ちにさせられる。 |
山行記録冬山1へ 次大登山へ アソビホロケール山へ |
---|
二人の山行記録 2005(H17)年2月26日(土) 曇り・晴れ 新雪ラッセル15cm 往復スキー7.313km 登り3:00 下り54 10:43廃棄物最終処分場前→11:15引き返し→11:22採石場から尾根へ→12:32林道を横切る→13:13最終尾根へ→13:43頂上14:12→15:06駐車場所 |