大黒山北峰(710m)
=赤井川カルデラの外輪山=

 ポイント
 カルデラの里赤井川村を取り囲む外輪山の最高峰は大黒山で、その北側にピークがある。殆ど木が無いので360°の展望が素晴らしい。
  国土地理院地図 周辺地図
=風景写真をクリックすると大きなサイズになります=
北峰東尾根ルート

 アクセス
 国道5号線の沿線にある仁木町のスキー場を目指す。スキー場に着くと、今期の営業は終わったのだろうか、広い駐車場には薄っすらと雪が積もっている。駐車場の一角に車を停めさせていただく。
 3月19日<2010(H22)年 往復スノーシュー9.651km 登り3:30 下り1:42>  
 スキー場の管理棟の横からゲレンデに出ようと思ったが、雪が真っ白で目が眩み、目の前の斜面が急なのか平らなのかが分からない。目の前には大黒川が流れているはずなので、必ず橋を渡らなければと思いながら、右側に広がる緩傾斜のゲレンデに向かう。下って行くと砂防ダムが見えるが橋らしい所は通過せずにゲレンデに出てしまう。緩傾斜のゲレンデではあるが、スキー場なのでそれなりの傾斜がありジグを切りながら登って行く。
 一息入れながら振り返ると、ゲレンデ越しに然別の奇岩が見えていた。登るに連れて然別の市街も見えて来る。
スキー場管理棟 ゲレンデを 然別の奇岩 然別市街を
 緩やかなゲレンデを登って行くと、リフトの山頂駅が見え出す頃、傾斜がきつくなりだす。三角点「然別駅:292.1m」に上がり、一息入れながら振り返ると然別山と白く霞んだ天狗岳が見えていた。
 300mのコブに上がると、頭の上が晴れて来て、仁木の平野越しに尻場山、尾根越しに真っ白な稲倉石山が顔を出していた。
リフトの山頂駅 然別山と天狗岳 尻場山 然別山と稲倉石山
 緩やかな尾根を辿って行くと、大黒川沿いから上がってくる林道が現れる。この林道を横断して、次のP413mを目指す。木立越しに頂白山が見えて来るが、頂白山はまだまだ高い位置にあった。急登を登り切るとS字の余市川が見えて来る。P413mを越えると、傾斜が緩み目の前に北峰と本峰が重なって見えて来る。
林道を横断(大×) 頂白山が 余市川 山頂が
 木立越しにノエノエと蛇行した余市川が見えて来る。尾根は風が強く、終始風の音が耳元を騒がせるので、何時もよりも疲れる。音に敏感な白ウサギもわれわれが近づいたのにびっくりして慌てて飛び跳ねて逃げる。P589mの尾根に上がると木立が切れ余市市街や尻場山が一望される。尾根を登って行くと忍路の兜岬が煙っていた。
余市川 ウサギの足跡(大×) 余市が一望 忍路の岬
 尾根には雪庇が現れだし、雪庇に上がって行く。遅れている愛棒を雪庇の上で待っていると、雪庇の頭から愛棒が現れる。雪庇越しに塩谷丸山の頭が見えて来て、更に上がって行くと全貌が現れる。
雪庇が 雪庇に上がって(大×) 塩谷丸山の頭が 塩谷丸山
 木立が無くなり展望が良くなると、大黒山の北東側にある710m峰だった。尻場山、余市市街、下に頂白山、煙った海岸に忍路の兜岬、遠くに赤岩山、ドームのような塩谷丸山、毛無山、遠藤山、目の前に大黒山の東峰と続いている。
                     ←大
   余市市街 頂白山       忍路 兜岬    赤岩 塩谷丸山  毛無山 遠藤山    東峰
 東峰と本峰の間に赤井川盆地が見え、本峰は直ぐそこに見えるが、愛棒の昼食宣言に座る場所をセットする。座って海を見ながら昼食をすると、急に風が弱くなる。愛棒は風が強かったので、汗もかかなかったが体力は消耗したようだった。本峰へ行くのを諦め、下ることにする。本峰を良く見ると木立が多く展望が悪そうに見えた。
                     ←大
          東峰                赤井川盆地                本峰
 何時の日か、また、本峰を訪れようと誓い、本峰をバックに記念写真を撮す。赤井川盆地を覗いて、頂白山や尻場山を見下ろし、710mの北峰を後にする。
710m峰(大×) 赤井川盆地 頂白山 尻場山
 北峰から下りかけると塩谷丸山も見えて来る。標高430m位で稲穂峠の累標岳が見えて来る。三角点:然別駅の近くまで下りて来ると然別の奇岩が見えて来る。
塩谷丸山 累標岳 林の中を(大×) 然別の奇岩
 スキー場に戻ると、累標岳、山頂の特徴がある八内岳、目の前に丸山、然別山、奥に真っ白な天狗岳が広がっていた。丸山の裏に白い崖があり大江鉱山と思われる。
                     ←大
         累標岳     八内岳   丸山           然別山        天狗岳
 ゲレンデは真っ直ぐ下って行くが、スノーシューではなんとも変な格好で疲れる。スノーシューを脱いでタチグリで滑り下りれば良かったと、ゲレンデを振り返り後悔する。

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 二人の山行記録
 2010(H22)年3月19日(金)
 曇り 新雪10cm 往復スノーシュー9.651km 登り3:30 下り1:42
 8:28駐車場→9:05リフト山頂駅→9:41三角点然別駅(292.1m)→9:48P300m→9:57林道横断→10:21P413m→11:19P589m→11:58北峰12:28→1215P589m→13:08P413m→13:21林道横断→13:30P300m→13:36三角点然別駅→13:54リフト山頂駅→14:10駐車場