三角点:青木沢(616.9m)

 ポイント
 山頂直下を通る林道からの展望が良い。
落合ダムルート

 アクセス
 国道393号線を小樽の朝里から赤井川村に向かって走り、落合のT字路を右折し、落合ダムの事務所前に到着する。事務所前の駐車場の一角に駐車させていただき準備をする。
 国土地理院地図 GPSトラックは山の地図帖「2008.3.23」へ  周辺地図
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 3月23日<2008(H20)年 往復ツボ足+スキー12.285km 登り2:17 下り1:09>
 落合ダム右岸沿いの林道には、除雪したのか雪が無く、路面が剥き出しになっている。ここからスキーは無理なので、雪のある所まで歩いて行く。下り気味になるところからスキーを履く。間もなく、「あおじしはし」が現れ、その手前の広い林道に入る。「青獅子川」右岸沿いの林道を辿ると、川に突き出た雪にツララが下がっていた。少し傾斜が急になったのと、雪面がカチンカチンなので、ウロコ板のグリップが悪くなり、シールを付けて見る。林道がクランク状に曲がり出し、434mのコブが真正面に見えて来る。地図には434mのコブの下にに三角点「青獅子沢:356.7m」があるので、当面の目標になる。
落合ダム 「あおじしはし」手前を 青獅子川の流れ 434mのコブを
 カチンカチンの雪の上をシールを付けて進むのは、シールが可愛そうなので、シートラを気取りツボ足で歩く。ツボ足では夏道状態で歩け、あっと言う間に林道終点に着いてしまう。林道終点の真ん中には山火事注意の看板がある。左の尾根に上がれば大登山、看板のある真ん中を登れば地図の516を経由して青木沢だ。真ん中の尾根に取り付くと、白樺の幼木が濃く、スキーが枝に引っかかるので、スキーを履く。登って行くと間近に隣りの「大登山」が見えてくる。ネコヤナギの芽も膨らんで来ていた。
林道終点 白樺の幼木林 隣りの大登山 ネコヤナギ
 振り向くと、冬木立越しに蹄山の姿を現すが、枝が邪魔で中々すっきりとしない。緩やかな林の中を登って行くと、立派な赤井川林道に出っくわす。この林道は大登山から小樽の奥沢水源地「天神・常盤線(奥沢本線作業道)」に通じている。丁度、地図のU字に膨らんでいる場所に出たようで、「大登山」が延長線上に見える。積丹の山々、ニセコ連峰も尾根越しに見えて来る。
羊蹄山が 林道出会い 積丹の山々 ニセコ連峰
 コルから林道を振り向くと羊蹄山も綺麗だったが、林の木々の影が筋の様になり真っ白な雪の上に描かれていた。林道の先には「桃内毛無山」が見えてくる。林道は「青木沢」の北側に行くので、コルから尾根に取り付く。登って行く尾根からは積丹の山々やシリパ岬(尻場山)が望まれるようになる。
羊蹄山と筋 桃内毛無山 積丹の山々 シリパ岬(尻場山)
 白樺には大きなキノコがあり、同じ種類だが丸いのもある。山頂は平らで、雪原だが、回りは林で見通しが利かない。何処かに隙間は無いかと、一回りして見るが駄目だった。仕方が無く、倒木に腰掛けて、ココアを飲みながら、サンドイッチを食べる。時計を見るとまだ9時になっていなかったので、サンドイッチは1枚残す。山頂の展望が良くなかったので、北側のコルに下って見たが、「余市岳」が辛うじて少し良く見える程度だった。
大きなキノコ 丸いキノコ 山頂 余市岳
 帰りは林道を下って行くと、シリパ岬(尻場山)や積丹の山々が良く見える。房状にぶら下っているヤチダモの実もあった(函館:TAOさん鑑定)。帰りの林の中は、ボーゲン主体のハニハニ滑りで下って行く。まるでパチンコの玉になった気分で木々を避けて滑る。あっという間に、林道終点に着いてしまう。尾根の斜面は根の周囲が暖まり雪が融け、地肌が目の様に見えてきていた。春が近いなと実感する。
シリパ岬(尻場山) 積丹の山々 ヤチダモの実 根暖まり
 帰りは林道の林道にはスノーシュー専用靴の跡が登って来ていた。どうやら大登山に行ったみたいだ。ダム駐車場は、まだ、1台が駐車していた。どんな人かなと思いながら帰り支度をしながら思う。
 帰って来てわかったが、この足跡の主はHYML仲間のAさんだった。この日、大登山と丸山の2山を登り、熊の足跡も見たと言う。

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 二人の山行記録
 2008(H20)年3月23日(日)
 晴れ 硬雪 往復ツボ足+スキー12.285km 登り2:17 下り1:09
 6:25落合ダム→7:27林道終点→8:42頂上9:09→9:44林道終点→10:18駐車場所