あんない展望公園(標高20m) =カブトライン= |
アクセス 神威岬から雷電国道(229号線)を南下し、西の河原トンネルを抜けると左に駐車場がある。 国土地理院地図 周辺地図 |
西の河原に行こうと思って車を走らせていたら、何時の間にか西の河原の標識の無いまま通り過ぎてしまう。やはり、西の河原の遊歩道は廃道になったんだと思い、ジュウボウ岬だけでも写そうと駐車帯に入る。そこには石碑が建っていて、碑文には「心勿忘」と安内小学校の歴史が彫られていた。上を見上げると、望楼が建っているようなので、上がってみると真っ白な親子像が海に向かって立っていた。台座には「安内小学校址」と彫られていた。 |
心勿忘の碑 | 碑文 | 望楼 | 親子像 |
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心勿忘は「孟子」の「公孫丑篇」に出て来る。意味は「浩然の気:穏やかなのびのびとした和気」、その気を養う心構えを忘れてしまってはならないと言うこと。くだけて言えば「和気藹々とやれ」と言うことだろうか。 |
親子像の台座の裏には碑文が彫ってあるが、解読不可能な所もある。望楼に上がって、窓岩を探すがここからは窓のようには見えない。ノットの方からは窓が開いているのだろう。ジュウボウ岬の平らな所に建物が見えるが地蔵尊なのだろうか。 望楼を下りると、目の前に「昭和三年 御大典記念碑」があった。昭和天皇即位の記念碑だが、昔からここにあったのだろうか。 |
碑文 | 窓岩 | ジュウボウ岬 | 御大典記念碑 |
碑 文 嗚 呼 西の河原よ 窓 岩 よ 冬は苛烈なる日本 海の怒涛と相対峙 し夏は虎杖の競い 立ち蝉しぐれふり 泣くこの台地 無さしくここに六 十有余年に亘り教 育の灯をともし続 けた親と子とそし て教師の哀歓の歴 史が実った ●●●六年八月●四日 ●●●●● 豊本綱市書 |
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二人の散歩路記録 2009.10.15(木) 晴れ |