銭函天狗山(536.7m)
コース 桂岡町 見晴町 星野町

 ポイント
 見晴町からの林道は少し荒れ気味だ。山頂からは小樽から石狩の海が見渡せる。
桂岡町ルート

 アクセス
 札樽国道(5号線)の桂岡から山側に入り、浄水場を過ぎると急に舗装道路が細くなる。その細くなる前に駐車スペースがあり停める(除雪期間は町内の排雪場なので駐車不可)
 国土地理院地図   GPSトラックは「2009.3.30」の地図帖へ  周辺地図
=風景写真をクリックすると大きなサイズになります=
 3月30日<2009(H21)年 往復ツボ足5.281km 登り1:20 下り41>
 「ここから先私有地に付き駐停車を禁止する。違反者には金二十万円申し受けます。地主」の看板が立つ「銭函川」に架かる橋を渡って直ぐ左に林道が分岐する。林道を辿り目の前の尾根に上がる。尾根に上がって一息入れると青い海が見えて来る。
銭函川に架かる橋 林道入口 尾根に上がる 海が見えてくる
 藪尾根を上がって行くと山頂が見えて来る。最後に、採石場の端に延びた道に出てしまい、山頂も望まれるようになる。冬期休業中なのか、採石場は静かで人気がないと思っていたら、採石場の中の道を下って行く人影を発見する。道は北側から上がってくる林道とぶつかるが、判然としないまま採石場の上から延びる北西尾根に上がってしまう。北西尾根からは採石場越しに小樽湾や張碓の恵比寿(アオバト)島が望まれるが、小雪で煙っている。北西尾根は細くなり、北側には雪庇も発達している。
木立越しに山頂を 採石場越しに山頂を 採石場越しに小樽を 細い尾根
 途中に錆びついた看板「王子小樽山林 自然景観保護地区 昭和47年3月1日指定 北海道 自然を大切に」が立っているが、誰を対象としたものなのだろうか。良く見ると、誰かが見難くするためか曲げたようだったので、少し開いておく。痩せ尾根を過ぎると、南側からの林道にでる。ここから、真っ直ぐ山頂を目指す。山頂直下は少し急になり、岩も露出してくる。その斜面をスキーやスノーシューズで下りた跡があった。主稜線が見え出すと、その奥に雪庇の頭も見えてくる。
自然景観保護地域 南からの林道 山頂直下 主稜線の雪庇が
 主稜線は雪庇で埋まっていて、雪庇の向うには石狩湾が望まれた。山頂方向を見上げると、雪庇が発達しているので、登山者が雪庇の基部を辿った足跡があった。その足跡の上を辿るが、雪庇が動きだしているようで、隙間も見られる。少し、余裕がでてきたのか振り返ると小さな雲は雨雲で、その下は雨が降っているようだった。山頂の岩場はすっかり雪が融けていて、山頂標識が見えていた。
雪庇越しに石狩湾 山頂方向 雨雲と石狩湾 山頂
 山頂からは「手稲山」は雲の中だったが、「奥手稲山」の山並みや「南岳」が望まれた。
                     ←大
手稲山                  奥手稲山    南岳
 山頂から少し奥に行くと、春香山と和宇尻山が望まれるようになる。
                     ←大
奥手稲山           南岳        春香山  和宇尻山
 再び、海側に戻りかけると高島岬から下赤岩、赤岩山に囲まれた小樽湾が見渡せた。張碓の海岸には恵比須(アオバト)島の島影が遠望される。石狩の浜を見れば小さな雨雲が通り過ぎ、新川の河口にあるオタナイの沼が見られた。
 今日の石狩の浜は真珠の首飾りが途切れているようだ。星置川の河口付近の海岸が黒っぽく見え、白い波が小さいようだ。
小樽湾 恵比須島 石狩の浜 オタナイの沼
 東側に広がる風景を見ると、青い石狩湾、新川河口のオタナイの沼、眼下に広がる融雪剤が撒かれたゴルフ場、金山鉱山の跡がある金山が広がる。
                     ←大
石狩湾      オタナイの沼      ゴルフ場  手稲       金山
 最後に、山頂方向を振り向き、東方向に発達した雪庇を見上げ、下山を開始する。
                     ←大
ネオパラ山       手稲山               山頂方向
 下山しながら石狩浜、オタナイの沼、小樽、恵比須島等を見ながら下って行く。
石狩浜 オタナイの沼 小樽を 恵比須島
コース 桂岡町 見晴町 星野町

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 山行記録
 2009(H21)年3月30日(月) 曇り時々小雪 硬雪 往復ツボ足5.281km 登り1:20 下り41
 10:37町外れ→11:16尾根から採石場へ→11:20北の林道出会い→11:33南の林道出会い→11:57山頂12:10→12:18南の林道出会い→12:27北の林道出会い→12:30採石場から尾根へ→12:51町外れ