当丸山(799.7m)

 ポイント
 手軽に登れて、大展望が見られる。夏道に沿って登るにはスノーシューが適しているが、スキーは東に延びる尾根のコルからが楽ではと思う。
当丸峠ルート

 アクセス
 古平町から道道998号線で神恵内村に向かい当丸峠のシェルタ(覆道)を抜けると、何かの施設前に駐車場がある。
 国土地理院地図 GPSトラックは地図帖「2011.4.11」へ 周辺地図
=風景写真をクリックすると大きなサイズになります=
 4月11日 <2011(H23)年 往復スノーシュ+スキー3.526km 登り1:17 下り27>
 駐車場に着くと、既に1台の車が駐車していた。先行者はシェルタに向って左側から取り付いているところを見ると、両古美山か泥ノ木山のようだ。私の取り付きたかった右側は急でキックステップも出来ない位にカチカチだったので、シートラの格好で、スノーシューを履き、沢沿いを登ることにする。
 前回の山行で、ストックの柄で肋骨を痛めた愛棒に見送られながら沢沿いを登って行く。駐車場では愛棒が手を振っているのを見て、夏道の林道に上がる。林道に上がると当丸山が頭を覗かせてくる。対峙している両古美山もまだ真っ白だった。シェルタの上にはスキーのトレースが延びていた。両古美山へはシェルタの上を辿っているようだった。
駐車場を 当丸山が 両古美山 シェルタ
 夏山の駐車場を過ぎて、目の前にある尾根へと取り付く。帰りのスキーのルートを考えながら、比較的平坦なところを探して登って行く。平らな尾根に上がると当丸山や泥ノ木山が見えて来る。当丸沼はどんな状況だろうと思い、沼の方向へ向って見るが、沼はまだ真っ白だった。目の前には屏風山と珊内岳と思われる山々が広がっていた。
当丸山が 泥ノ木山が 当丸沼を 屏風・珊内
 当丸山の全景を見ながら肩に延びる尾根を辿って行く。薄っすらとスノーシューのトレースがあり、無意識にその跡を追う。680m地点で尾根の傾斜が急になって来たので、スキーをデポし引き続きスノーシューで登って行く。
                     ←大
当丸山の全景
 小さなコブを越えると、急な雪庇の付いた尾根が続いていた。急なので、スノーシューでも直登出来ず、ジグを切って登って行く。今日履いているスノーシューはフレーム自体が歯型なので、横になってもアイゼンのように確りグリップしてくれた。雪庇の南側は既に融けかかって柔らかいが北側はまだカリカリだった。
小さなコブ 雪庇の尾根 雪庇の尾根 雪庇の尾根
 東尾根はスキーに向いているなと思いながら登って行くと、天狗岳と思われる山が見えていた。尾根の斜度が緩むと山頂が見え出す。山頂直下になると尾根が広くなり、その奥に山頂標識が見えていた。夏には手が届かないくらい高い標識も、冬はようやく顔を出しているといった状態だった。
天狗山を 尾根が緩やかに 山頂直下 山頂
 山頂からは360°遮るものがないので、パノラマが広がっていた。手前に無沢1、両古美山、泥ノ木山が。その後ろには屏風山と珊内岳、ポンエアンチシ山と積丹岳が真っ白な姿を見せてくれていた。
                     ←大
屏風 珊内 無沢1      ポンネアンチシ    積丹岳 両古美山  泥ノ木山
 古平の海は青くは見えなかったが、古平牧場は真っ白に見えていた。湯内岳、天狗山の山並は少し煙っていた。
                     ←大
古平      古平牧場         湯内岳  天狗山
 本倶登山、岩内岳も煙って良く見えなかったが、羊蹄山やニセコ連峰も見えるところだと思う。
                     ←大
本倶登山                        岩内岳
 ポンネアンチシ山と積丹岳の雄姿みながら、縦走できる人は良いなと思う。山頂から下って行くと泥ノ木山が良く見えて来る。帰りは、モナカ状になった所に嵌り、危なく転ぶところだった。当丸山の肩に当丸沼の水面が見えるところがあった。雪解けが進み春が近づいているなと思う。
 スキーのデポ地点に戻り、スキーに履き替えるが、雪面はまだカリカリでボーゲンで下って行く。シェルタの脇は斜滑降で下って行き、最後に、登れなかったシェルタ脇の斜面を下る。
アンチシ・積丹 泥ノ木山 当丸沼が 駐車場へ

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 二人の山行記録(遊びの時間を含む)
 2011(H23)年4月11日(月) 晴れ 往復スノーシュー+スキー3.526km 登り1:17 下り27
 8:55駐車場→9:09夏山駐車場→9:36スキーデポ→10:02頂上10:06→10:15スキーを履く→10:28夏山駐車場→10:33駐車場