滝野スズラン丘陵公園滝巡り
鱒見の滝・側女の滝(標高195m)⇒アシリベツの滝 雄滝女滝(標高210m)⇒白帆の滝(標高205m)

 ポイント
 鱒見の滝・側女の滝、白帆の滝、不老の滝、アシリベツの滝(雄滝・女滝)は国営滝野すずらん丘陵公園の渓流ゾーン内にある(不老の滝は現在閉鎖中)。この時期の9時頃にアシベツの滝に虹が架かり奇麗らしい。

 アクセス
 道道341号線(真駒内御料札幌線)沿いの「鱒見口」の駐車場に停める。駐車場は料金無料日だった。
 国土地理地図 GPSトラックは野山の地図帖 (goo.jp) Google マップ
 10月10日<2024(R6)年 一周7.682km 2:08>
 公園駅(パークステーション」前の案内板を見て行動を開始する。鱒見の沢川沿いに延びる舗装道路の入口に道標「←700m鱒見の滝/Masumi Falls」「アシリベツの滝→/Ashiribetsu Falls 1900m」「平成の森(すずらんの森)→/HeiseinoMori Woods 400m」があった。直ぐに公園の外にある弘法寺奥の院を見に行く。道端にはA-6問題「ホオノキの葉の長さ」があった(答えは問題の板を捲るとある)。
案内板 鱒見の滝700m 弘法寺奥の院 ホオノキ問題
 駐輪場を過ぎると間もなく女性的な鱒見の滝が現れる。滝は三筋に流れ落ちていて、左側の滝を横から見るとより奇麗に見える。右側の滝は絹糸の様に流れ落ちていた。滝の左側にも無名の滝がある。鱒見の滝の傍から見守っているように見えたので、勝手に側女の滝と呼んでみた。滝の傍には、問題A-8がある。
側女の滝 鱒見の滝 絹糸の様に
  元来た道を引き返していると、登りで見落としていた橋脚の跡が現れる。何処へ通じていたのかと興味が湧く。問題A-7が現れると、鱒の沢道建設記念碑が鎮座していた。碑文の横には札幌市長原田●●(興作)と刻まれていた。同情もあり、それには「←鱒見口/400m Masumi Guchi Entrance」「鱒見の滝→/Masumi Falls 300m」と表示されていた。鱒見の沢川の清流を眺めながら下って行く。鱒見の沢川の入口に着くと、問題A-5があった。
橋脚跡 記念碑 鱒見口400m 鱒見の沢川
 対岸の紅葉に染まりかけの山を仰ぎ見て、アシベツの滝へ向かう。問題A-4や道標「←900m鱒見の滝/Masumi Falls」「アシリベツの滝→/Ashiribetsu Falls 1700m」「渓流口→/Keiryu Guchi Entrance 1000m→」「平成の森→/HeiseinoMori Woods 200m」が道端に現れる。コウライナンテンショウ(マムシグサ)の実は赤く葉は黄色くなり、頭の赤い人形が黄色い衣を纏っている様に見える。葉の落ちた並木を辿って行く。
紅葉に染まりかけ アシリベツの滝1700m マムシグサ 葉の落ちた並木
 平成の森の看板が現れるが、要領を得ないので紅葉になり立ての木々を見上げて素通りする。問題A-3を過ぎると、再び平成の森の看板がある。道標「←鱒見の滝/1400m Masumi Falls」「←鱒見口/700m Masumi Guchi Entrance」「平成の森→/HeiseinoMori Woods 300m」「アシリベツの滝→/Ashiribetsu Falls 1200m」「渓流口園炊事コーナー→/Keiryuen Cooking Area900m」「渓流口→/Keiryu Guchi Entrance 500m→」が現れ、後1200mと分かる。清流と紅葉の厚別川沿いの道を辿って行く。
平成の森 紅葉に アシリベツの滝1200m 厚別川
 板状節理と思われる石を抱く木がありそのよこに問題A-2がある。木立越しに真っ白なパークブリッジが見え出す。トイレや問題A-1を過ぎると、分岐になり道標が無いので炊事遠足広場に行きかける。雪笹橋を横目に見て白帆橋へ向かう。この分岐にも道標はない。いつの間にか小さな川を渡っていて、川の傍には中の沢川の看板が立っていた。この川の奥には白帆の滝がある。
石抱きの木 パークブリッジ 雪笹橋 中の沢川
 白帆橋を渡ると道標「←アシリベツの滝/Ashiribetsu Falls 800m」「渓流口→/Keiryu Guchi Entrance 300m」「←ロッジ・炊事遠足広場/300m Loge SuijiensokuHirobaCookingArea」があり、アシベツの滝まで後800mになる。疎林広場に問題B-2ケヤマハンノキがあり、問題がAからBに変わって来る。厚別川は逆光で油の様にギラギラと光を反射していた。トイレを過ぎると案内板がある。渓流園が近づくと問題B-5があり、園の中には問題B-4がある。
白帆橋 アシリベツの滝800m 問題B-2 案内板
 不老橋を渡ると、不老の滝へはバリケードで行けなくなっていた。平日は休業中の焼肉ガーデンあしりべつの横を通り奥へと向かう。
不老橋 バリケード 大きな道標 焼肉ガーデン
 アシリベツの橋を過ぎると、道標「←アシリベツの滝/Ashiribetsu Falls 200m」「渓流口→/Keiryu Guchi Entrance 800m」「疎林広場/Sorin Hiroba 600m」があり、滝まで200mになる。問題B-6の傍に樹名板が付いたオヒョウの木がある。清水沢川から流れ落ちる雌滝と真っ赤な滝見橋が見えて来る。
アシリベツの橋 アシベツの滝200m オヒョウ 滝見橋が
 滝の広場には解説板や問題B-7がある。滝の周りは、以前来た時よりも草木が繁茂して来たような気がする。看板も内容は同じだが色褪せた感がある。マイナスイオンに包まれながら清水沢川から流れ落ちる雌滝と厚別川から流れ落ちる雄滝を眺める。雌滝と雄滝を一緒に写そうとすると雄滝がハレーションを起こし真っ白になってしまう。
アシベツの滝 雌滝 雄滝 雌滝と雄滝
 
アシリベツの滝

札幌市の南端の空沼岳を源流とする厚別川上流域に位置し、
札幌市民をはじめ、近郊の人々に古くから親しまれてきた
滝です。
落差30メートルの勇壮なこの滝は女性的な美しさをもつ
鱒見の滝と対比されています。
また、平成2年4月には日本の自然を象徴する滝の選定を
 日本の滝百選
 アシリベツの滝
 森と水と山の国日本には、いたるところに
 名暴があります。深緑の断崖から落下する
 純白の滝を 先人たちは「神」とあがめ
 かけがえのないふるさとの遺産として残し
 てくれました。
 その清く尊い御地の滝が、全国から公募し
 た日本の滝百選の一つに選ばれました。
 美しい日本の自然を象徴するこの名暴が
 いつまでも汚れることもなく、子孫に継承さ
 れるよう祈念いたします。
  一九九〇年四月二十八日
          緑の文明学会
          グリーンルネッサンス
          緑の地球防衛基金
          滝選・環境庁・林野庁
通じ自然への理解を深める
ことを目的とした「日本の
滝100選」にも選ばれま
した。

これからも、もっと多くの
方々にこの滝に親しんでい
ただくようお願いたします。

 国営滝野すずらん丘陵公園
国営滝野すずらん丘陵公園
 滝壺を見ると、僅かに虹が見えたような気がする。虹を写すには遅すぎたようだった。滝見橋の空くのを待って記念写真を写す。滝見橋を振り返り引き返す。焼肉ガーデンあしりべつは休館だった。
僅かに虹? 記念写真 滝見橋 焼肉ガーデン
 厚別川沿いの道を引き返しアシリベツ橋に差し掛かると目の前の高見で紅葉が始まっていた。渓流園では紅葉が見られた。白帆橋を渡り、中の沢川沿いの道を登って行く。舗装道路と交わる手前に、白帆の滝の道標がある。滝へと未舗装道路を辿って行くと、途中に閉鎖された橋がある。
紅葉の始まり 紅葉 白帆の滝へ 閉鎖された橋
 白帆の滝に辿り着くと、逆光で殆ど見えなかった。紅葉を眺めながら引き返す。案内所の前から白帆の橋を振り向いて紅葉を楽しむ。
白帆の滝 紅葉 引き返す 白帆の橋
 パークブリッジの下を通る雪笹橋を渡り、厚別川の清流を眺める。平成の森の看板から入って見るが、何が植えられているのか良く分からなかった。炊事コーナーの中にある円い裸地を眺めながら駐車場に辿り着く。
雪笹橋 厚別川 平成の森 駐車場

 =滝の標高=
 国土地理院地図の滝マークのある所を標高とした。

散歩路もくじ2へ     次滝野すずらん丘陵公園へ    北の探歩訪へ

二人の山行記録もくじ2へ   次有明の滝自然探勝の森へ   アソビホロケール山へ

 二人の山行記録
 2024(R6)年10月10日(水) 晴れ 一周7.682km 2:08

 9:37鱒見口駐車場→9:44弘法寺→9:46QA6→9::54鱒見の滝(QA8)9:56→10:00橋脚跡→10:02記念碑(QA7)→10:03鱒見口400m→10:08QA5→10:14QA4→10:15アシリベツの滝1700m→10:18平成の森(QA3)10:22→10:24アシリベツの滝1200m→10:27石抱きの木(A2)→10:29QA1→10:34白帆橋→10:35アシリベツの滝800m→10:37QB2→10:40案内板→10:42不老橋(焼肉ガーデン)→10:45アシリベツの橋→10:46アシリベツの滝200m(オヒョウ QB6)→10:49アシリベツの滝(QB7 滝見橋)10:54→アシリベツの橋→不老橋→白帆橋→→11:02QB4→11:15白帆の滝→白帆橋→11:28案内板・雪笹橋→11:36平成の森11:43→11:45鱒見口駐車場