高尾山(599.2m)
=稲荷山(410m)琵琶滝(280m)=

 ポイント
 複数の登山口に繋がっているのと、地図に載っていない登山道や遊歩道が多いので、道標を慎重にチエックしながら順路を決める必要がある。
表参道〜稲荷山+琵琶滝コース(一周10.927km)

 アクセス
 国道20号線の登山口を通り越して薬王院祈祷殿駐車場を目指す。駐車場は未舗装だが一日500円と他の半額だった。駐車場から徒歩で登山口を目指す。
 国土地理院地図 GPSトラックは「2010.5.29」の地図帳へ 周辺地図
 5月29日<2010(H22)年 登り2:09 下り56>
 駐車場から徒歩で登山口に向かうと、高尾駅からの登山者が合流してくる。ケーブルカー駅が見えて来ると、右に表参道(1号路)が分岐している。ここで、愛棒と娘家族と別れて表参道(1号路)に向かう。
駐車場から登山口へ 門前町を ケーブルカー駅 表参道(右)
 表参道の入り口に建っている登山ルートの案内板は高尾山ではなく明治の森、道標は自然研究路1号路をへて高尾山3.8kmとなっている。登山安全の旗も見える。少し奥まった所に八十八大師巡礼の案内板が立っている。案内図は不動院にあると書かれている。小川の飛び石を辿った所に石仏が並んでいるが、八十八か所への道は見当たらない。
国定公園 道標 登山安全 八十八大師と滝
 石畳の表参道を登って行くと、中国からの外来植物だと言うジャガが花の最盛期を向かえていた。石畳の表参道から分岐する金毘羅台への道が見えて来るので、表参道から逸れてみる。金毘羅台に上がるとガスで何も見ない。金毘羅台にはパノラマ写真が設置されていて、晴れた日には都心がみえるようだ。
石畳の表参道 シャガ 金毘羅台へ 金毘羅台から
 見晴台には金毘羅社があり鳥居と感應院秀穂霊神と彫られた石碑が建っていた。再び、表参道に合流すると、石碑が並んでいる。城見台と言う標柱もあり、城でも眺められるのだろうか。リフトの山頂駅に着き、自動販売機でスポーツドリンクをと思ったが、既に売り切れていたのでお茶を買う。愛棒と娘家族が何処にいるか確認しようと、愛棒に電話をするが通じないので仕方が無く先を急ぐ。
金毘羅社 表参道へ 城見台 リフト山頂駅
 リフト山頂駅から山頂を目指して進んで行くと、ケーブルカーの山頂駅が現れる。かすみ台の看板も出てくるが、名前のとおり霞んでなにも見えない。ウディキャビンなるログハウスもあるが通り過ぎて行く。ようやく愛棒に電話が繋がり、今、蛸杉に居るという。
リフトから上がって ケーブルカー駅 かすみ台 ウディキャビン
 石段の所に絶景展望台の看板があり、誘われて登ってみたら、ケーブルカー山頂駅の屋上だった。晴れていたら、ビールを飲んで景色を楽しむ所だが残念ながら先を急ぐ。道端には、「ぢやたきみ」と彫られた石柱が立っているが何なのだろう。サル園・野草園もあるが、変な組み合わせだと思いながら通り過ぎる。
絶景展望台へ 絶景展望台 ぢやたきみ? サル園・野草園
 杉の前に人だかりがあり、回り込んで見ると蛸杉だった。高さ37m、幹囲り6m、樹齢450年の大木で、根が蛸のように曲がっているからのようで、石造りのひっぱり蛸も真っ赤に茹で上がって傍にある。霧が一段と濃くなって浄心門も霞んでいた。神変堂(じんぺんどう)の傍を通過し、男坂と女坂の分岐に差し掛かるが、愛棒は女坂を辿ったと思い女坂に入る。
蛸杉 浄心門 神変堂 男坂分岐
 人溜りがあり、何だろうと思ったら権現茶屋だった。仏舎利塔と愛眼千手千眼観音の標識があり、誘われて上がって見ると、奥に霞んだ仏舎利塔と愛眼千手千眼観音が鎮座していた。戻って、参道を辿って行くと薬王院の山門が見えてくる。
権現茶屋 仏舎利塔 千手千眼観音 薬王院の山門
 山門の前に愛棒と娘家族を発見する。ここで、稲荷山経由で下るので、別れて山門を潜り先を急ぐ。山門を潜り、大天狗・小天狗像の傍を通過して、本堂への階段を登る。
愛棒と娘家族 山門 天狗 本堂への階段
 山門を潜ると歴史を感じる薬王院が現れるが、早々に傍にある石段を登って行くと、また、薬王院?が現れる。今度の薬王院は先ほどのより小さいが新らしい。一段と、霧が濃くなって石段が霞んで見てくる。
薬王院 石段 薬王院? 石段
 最後に不動堂を後にして、木製のプラットフォームを通過すると、登山道らしくなる。山頂は小雨が降っているのに大勢の人達が憩っていた。こんな所でもタバコを吸っている人がいて、その煙をいきなり吸ってしまいかっがりする。山頂には見晴台の標柱や東屋もある。
不動堂 プラットフォーム 見晴台 東屋
 広い山頂を見回しと、山頂標識、三角点、掠れて見えない方位盤があり、ビジターセンターもある。ビジターセンターを覗くと、土足禁止なので玄関で引き返す。
山頂 山頂標識 三角点 ビジターセンター
 下山は稲荷山コースの道標に従い、急な階段を下って行く。下に着くと蛸足状態の案内板があり、道も錯綜していて暫し悩む。いきなり人数が少なくなるが、道端にはウツギやガクウツギの白い花が咲いていた。
急な階段 案内板 ウツギ ガクウツギ
 道端には、花の写真を撮している人もいた。いきなり木製の真新しい階段が現れたり、へびの解説をした解説板も設置されている。展望の無い登山道には真新しい距離標識が設置されていた。どうやら、登山道は稲荷山線歩道と呼び、距離は3.1kmあるようだ。登山道は雨で泥んこ状態が続き、滑るので気が抜けない。
花の写真を撮して 木製の階段 へびの解説 距離標識
 左右が切れ落ちた痩せ尾根を辿ると、東屋のある稲荷山に到着する。稲荷山からはトンネルが見えるだけだが、晴れていれば新宿や筑波山が見えると言う。稲荷山からは木段が下って行く。
痩せ尾根 稲荷山 トンネルが 下りの木段
 谷側を石垣の要領で補強した登山道を下って行くと、旭稲荷がある広場に出る。ここから、少し下って行くと稲荷山コースの入口に出る。私と入替わりに若者が登山マラソンスタイルで駆け上がって行った。ケーブルカーの駅に着いて、愛棒に電話するが通じない。仕方が無く、駐車場方向に歩いて行くが待っていないことは無いと思い、再び、電話をするとようやく繋がった。まだ、ビジターセンターに居ると言う。
石垣の補強 旭稲荷 稲荷山コース入口 ケーブルカー駅
琵琶滝コース
 5月29日<2010(H22)年 登り15 下り12>
 愛棒が下りて来るまで時間があったので、琵琶滝を見に行くことにする。ケーブルカーの駅横から延びる道路は散策路かと思ったら、自動車が通る立派な道路だった。その道路を詰めると、高尾保養院に辿り着きその手前に6号路の入口がある。途中に岩屋大師があり覗いて見る。泥んこの道を街中を行くような格好で果敢に歩いている。写真を撮している間に抜かれ、また、追いついて抜くを繰り返し、とうとう琵琶滝まで一緒になる。6号路の分岐から琵琶滝が見えてくる。
6号路の入口 シャガの解説 岩屋大師 分岐
 お堂の後ろに滝が見えて来る。お堂には柵があり、その中にはたくさんの人が見える。灯篭には明かりが灯っているところを見ると日が暮れてからも訪れる人がいるのだろうか。柵の中に入って、順番を待って琵琶滝を見る。
 お堂から出て、お堂の前から山へと道が延びているので、道標を見に行ったら、ここからも山頂に行けるようだ。
お堂 灯篭 琵琶滝 山頂へ
 琵琶滝を見て帰って来ても、まだ愛棒は下って来ないので、広場でヨサコイソーラン踊りを見ながら待つ。

二人の山行記録もくじ8へ   次榎窪山・草戸山へ   アソビホロケール山へ

 二人の山行記録(一周10.928km)
 2010(H22)年5月29日(土) 小雨後曇り
 1号路〜稲荷山コース 登り1:29 下り56
 10:06駐車場→10:16表参道(1号路)→10:34金毘羅台→10:39城見台→10:46リフト山頂駅→10:55ケーブルカー山頂駅→10:57かすみ台→10:58展望台→11:00サル園・野草園→11:01たこ杉→11:04神変堂→11:05男坂分岐→11:09権現茶屋→11:11仏舎利塔→11:15薬王院11:2611:35高尾山(ビジターセンタ)11:3812:09稲荷山→12:30旭稲荷→12:34登山口
 琵琶滝コース 登り15 下り12
 12:45清滝(ケーブルカー駅)→13:00琵琶滝→13:12清滝