白樺山(958.5m)

 ポイント
 新見峠からシャクナゲ岳へ縦走時に通過する山だが、展望が良く高山を思わせる。
新見峠コース

 アクセス
 ニセコパノラマライン(道道66号線)から岩内蘭越線(道道268号線)へ入り新見峠を目指す(道は舗装はしているが狭い)。峠を越えると直ぐ右にトイレ完備の舗装した駐車場がある(目国内岳と共用)。登山口と登山届けは蘭越側に少し下がった左側にある。
 国土地理院地図 GPSトラックは山の地図帖「2016.8.24」へ Google Map
=風景写真をクリックすると大きなサイズになります=
 8月24日<2016(H28)年 往復3.524km 登り1:10 下り53>
 駐車場から舗装道路を下り、登山口を目指す。登山口には「チセヌプリ・白樺山登山口」の看板が地べたに置かれている。登山届を見ると、皆さん、シャクナゲ岳やチセヌプリを目指していた。今日は、大雨の後なので、シャクナゲ沼の辺の登山道は水没しているはずで、皆さん、ハイマツの上を超え行けるだろうかと、要らぬ心配をしながら、林の中に延びる道を登って行く。途中、木立越しに目国内岳が見えて来る。林の中の道は、大きく曲がる地点があり、大マガリの看板も木立にぶら下がっている。一直線の登山道を辿って行くと、プラスチックのコップが無造作に捨てられていたが、帰りに回収しようとそのまま登って行く。尾根に上がると、新見峠を挟んだ目国内岳がすっきり見えて来る。
登山口 木立越しに目国内岳 大マガリの看板 尾根に上がると
 緩やかな主稜線上の登山道を辿って行くと、岩内町やシャクナゲ岳も見え出す。高山を思わすザレ場の登山道を辿って行くと、エルタテハがナガバキタアザミの花の蜜を吸っていた。
岩内町 シャクナゲ岳 山頂が エルタテハ
 小さくアップダウンを繰り返し、コルに差し掛かると山頂が間近に見えて来る。道端にはミヤマアズマギクが咲いていた。小さなアンギラスの様な岩の山頂が見えて来る。山頂直下の道端には「←目国内岳/シャクナゲ岳→」が置かれていた。
山頂が ミヤマアズマギク 岩の山頂 道標
 道端から山頂へは。特に決まった道がないので、適当に岩を登りながら辿り着く。山頂からは、思ったよりも連なる雲が多く、目国内岳は見えるが、岩内岳の山頂は雲の中だった。岩内湾の奥に見えるはずの積丹の山々も雲で見えなかった。
                     ←大
目国内岳  岩内岳                   岩内
 岩内湾から、岩内市街地、遠くに余市岳、シャクナゲ岳への縦走路と見回す。
                     ←大
岩内湾       岩内市街地       余市岳 シャクナゲ岳への縦走路
 縦走路の延びる山の向こうにシャクナゲ岳が存在感を示し、谷間に名前の無い小沼が見えていた。
                     ←大
ワイスホルン    シャクナゲ岳           小沼
 蘭越町市街地の奥に昆布岳が見え、再び、目国内岳でパノラマが終わる。
                     ←大
昆布岳    蘭越町市街地              目国内岳
 山頂の奇妙な岩を眺めながら麦芽風味の炭酸飲料を飲む。山頂からは、シャクナゲ岳の谷間に小さな沼や登って来た駐車場が見える。山頂標識の標高は923mとなっているが、地図を見ても、GPSを見ても960m近くある。山頂標識と記念写真を写し、下山を開始する。
山頂の岩 小さな沼 駐車場 山頂標識
 最後に山頂を振り返り、ザレ場の登山道を下って行く。登山道脇にはアカモノの赤い実や岩の上に休むトンボを見ながら下って行く。
山頂を後に ザレ場を下る アカモノの実 トンボ
 ゴゼンタチバナも赤い実を付けていた。尾根道では、吹き抜ける爽やかな風に吹かれて揺れるハイオトギリの花を見ながら下って行く。この風のために、じっと留まっているトンボもいる。尾根から林の中を下って行くと木のアーチを通り過ぎる。帰りに、回収しよと思っていたプラスチックの二つのコップが見当たらなかった。すれ違った、二人の男性のどちらかが回収してくれたようだった。
ゴゼンタチバナの実 ハイオトギリ トンボ 木のアーチ

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 二人の山行記録(遊びの時間含む)
 2009(H21)年7月24日(金)  晴れ 往復3.524km 登り1:10 下り53
 8:49駐車場→9:02大マガリ→9:29尾根へ上がる→9:59白樺山10:09→10:31尾根から下る→10:53大マガリ→11:02駐車場