三角点:島泊(493.9m)唐松林(300.7m)

 ポイント
 なだらかな尾根通しで、所々で展望が開けている。生活道路なので、邪魔にならない所に路駐することになる。
梅川ルート

 アクセス
 余市町の梅川右岸沿いに延びる舗装道路を上流に辿ると、除雪最終地点は「むらかみ農園」だった。居合わせた男性に除雪スペースと思われる所に駐車許可をもらう。
 国土地理院地図 GPSトラックは山地図帖「2011.3.29」へ 周辺地図
=風景写真をクリックすると大きなサイズになります=
 3月29日<2011(H23)年 往復スキー8.267km 登り2:29 下り1:11 尾根通し>
 舗装道路の奥には「砥の沢橋」があり、両側に側溝のある砂利道になる。右側に除雪スペースがありそこから尾根に取り付く。斜面は南向きなので、雪は腐りかけていた。重たい雪のラッセルになりスキーのトーが上がって来ない。仕方が無く、ヒルクライム一段を使い少しは楽に登れる。登って行くと、余市市街がよく見えて来る。引き続き木の無い斜面を大黒山をバックに登って行く。
取り付き地点 余市が 尾根を 大黒山をバックに
 急登を登り切り、一汗かいたのでヤッケからセーターに着替える。尾根上からは、尻場山、余市湾、赤岩山、塩谷丸山が見渡せた。
           ←大
尻場山            余市湾         赤岩山      塩谷丸山
 展望の開けた尾根筋は、一転して林になるので、その前に大黒山、尻場山、余市湾、赤岩山を見回す。
大黒山を 尻場山 余市湾 赤岩山
 暫し、林の中を辿って行くと、三角点:唐松林に辿り着く。このコブを越えると平らになり、雪面にはたった今飛び跳ねたと思われるリスの足跡が付いていた。再び、展望が広がり隣の湯内岳が見えて来る。平らな尾根筋を辿って行くと、小さなコブがあり、一旦下って登って行くと、広い林道が現れる。
唐松林 リスの足跡(大×) 湯内岳が 林道が
 林道には雪渓虫があちらこちらに忙しそうに湯内岳方向を目指していた。もう春が来るんだと実感する。林道からは湯内岳や累標岳が良く見える。
 林道を横切ると、再び、展望の無い林の中を登って行く。主稜線に辿り着くと、開けた所があり尻場山が覗けた。
雪渓虫(大×) 湯内岳が 累標岳 尻場山
 三角点表示のある山頂は木立越しの展望になるので、奥の方へ行って見るが、木立越しにはなるが尻場山や烏帽子岬が良く見えた。烏帽子岬は噴火口に様な形状をしていた。
 戻って、山頂にシートを広げ一息入れる。昼には時間が早かったので、麦芽風味の炭酸飲料やココアを飲みながら、尻場山を眼下にする。
 一応、山頂で記念写真を撮し、林間を滑り降りる。傾斜は緩やかだが、表面がザラメ雪になってきたので、気が抜けない滑りになる。
尻場山 烏帽子岬 山頂(大×) 林間を滑る
 林道に下りると、綺麗な雲が流れ、真正面には余市岳と思われる山影が見えていた。唐松林の雪原に下りて来ると、枯れ木に熊の一撃の跡があった。良く見ると、この木に登った跡もある。どうしてこんな木に登ったのだろうと考えてしまう。
綺麗な雲 余市岳 熊の一撃
 再び、展望の開けた尾根に出ると、登って来た時よりも、青空が広がって綺麗に見えていた。
                               ←大
尻場山      余市湾   赤岩山  塩谷丸山                    大黒山
 赤岩山、尻場山を見て、腐れた雪の斜面を埋まりながら下って、道路にでる。無事、むらかみ農園の前を通り駐車地点に到着する。
赤岩山 尻場山 腐れ雪を むらかみ農園

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 二人の山行記録(遊びの時間を含む)
 2011(H23)年3月29日(火) 晴れ 往復スキー8.267km 登り2:29 下り1:11
 8:20除雪終点→8:27尾根へ→8:58尾根筋へ→9:33唐松林→10:01林道横断→10:49山頂11:22→11:40林道横断→11:55唐松林→12:23林道へ→12:33除雪終点