佐幌岳(1059.56m)桜山(905.5m)

 ポイント
 狩勝峠コース:笹の丈が低く、尾根道を行くので、初めから見晴が良い。桜山にも立ち寄る。
 スキー場コース:山頂に向かって一番左側(ゲレンデ名:サウスストリート)に位置する尾根の傾斜が緩やかなので登りに使い、一番右側(ゲレンデ名:ノースアベニュー)を下りに使うと良いと思う。遮るものが無いので、展望は良いが夏向きではないようだ。馬糞を踏んでスリップしないように注意。
 国土地理院地図  周辺地図
狩勝峠コース ペーパー無し

 アクセス
 狩勝峠の狩勝国道(38号線)沿いに登山口があるので、売店の横に駐車する。駐車場は連休明けで空いていた(トイレにはトイレットペーパが無いので注意)
 GPSトラックは山の地図帖「2009.9.25」へ
 6月18日 <2000(H12) 登り2:14 下り2:02 >      山遊詩:花の運屋さん 田園風景 母の思い出
 駐車場で身支度をしていると、若者に声をかけられ、何処に行くのか聞かれた。どうも観光地のまっただ中では登山姿は目立つようだ。
 登って行くと、明らかに初心者と思われる人が多く、暑さでバテている人が多い。その中で、カップルが凄いスピードで登って行った。登山道は南向きの尾根伝いなので、カラフトハナシノブ等の多くの花々が咲いている。
 桜山から頂上へ向かうコブと頂上の間に心和む小さい空間を見つけた。ダケカンバの幼木と背の低い笹がなんともいえず調和がとれていて、その場所にいると、なにかほのぼのとする。そこは、花の妖精の遊び場のようだった。
 頂上に辿り着くと、人気のある山のようで、多くの人で溢れていた。山頂標識がないので、三角点の棒杭の前で記念写真を撮す。山頂は人が多く座るところが無かったので、少し離れた所の岩の上に陣取り昼食とする。余りに天気が良かったので、食後の昼寝をむさぼるが、ブヨや蚊が煩かった。
ハナシノブ(大×) (大×) 頂上(大×) 頂上(大×)
 頂上からは十勝平野、隣の十勝連峰が良く見えたが、日高山脈は霞んで見えなかった。十勝平野で牧草を刈る風景が望め感激した。モーアが動くと、牧草地の色が変わって行くのを、眺めていた。
 帰りは、登山道脇に咲く、チシマフロ、ノビネチドリ、ミツバオウレン等を見ながら下って行く。
狩勝峠 チシマフロ(大×) ノビネチドリ(大×) ミツバオウレン?(大×)
 登山道脇には、ミヤマキンポウゲ、フギレオオバキスミレ、ツマトリソウ、サクラソウ等も咲いていた。
ミヤマキンポウゲ(大×) フギレオオバキスミレ(大×) ツマトリソウ(大×) サクラソウ(大×)
 9月25日 <2009(H21) 登り2:08 下り1:37 >
 登山口に向かうと登山届ポストがある。ポストの中には携帯灰皿があるが、登山中に喫煙を推奨しているのだろうか?登り始めは急な斜面だが、直ぐに平らな尾根になり笹の中を辿る。平らな道が登りになると一気に展望が開けてくる。
登山口へ 始めは急登 尾根に上がる 登りに
 少し霞んではいるが、眼下に福山が見えてくる。福山は南新内(三角点570.4m)、福山牧場(三角点400.4m)、新得山455.3mに囲まれた盆地に見える。
                     ←大
                    南新内570.4m 福山牧場400.4m         福山         新得山
 佐幌岳の山頂は見通せるようになるが、越えなければならないピークがまだまだあり遠くに見える。次のピークは842m峰だ。よく見ると842m峰の手前にもピークがありそうだ。道端には、まだトウゲブキの花が咲いていた。842mのピークには何も無く、ただの通過点だった。
佐幌岳が 842m峰へ トウゲブキ(大×) 842m峰
 842m峰を下ると、目の前に桜山が大きく見えて来ると言うよりは、立ちはだかると言う方が適切かもしれない。佐幌岳も見通せるが、まだまだ遠いといった感じがする。桜山と佐幌岳の稜線は丁度、馬の鞍の様に綺麗な曲線と滑らかさが感じられる。冬山なら、これこそシルバーザッテルではないだろうかと思う。桜山に近づくと木立が多くなってくる。
842m峰を下る 桜山 佐幌岳 桜山へ
 桜山の山頂には、以前無かった山頂標識が立っていたので、早速、記念写真を撮す。桜山から佐幌岳へは一旦下りになる。目の前に佐幌岳を見て、方向が90°変わってダケカンバの林の中を下りて行く。下りきって、一つ目のコブからも佐幌岳が良く見える。
山頂(大×) 佐幌岳を ダケカンバの中を 1つ目のコブ
 次のコブに登っている途中で、振り向くと、狩勝国道、842m峰、その奥に日高の山々が望めたが、桜山は大きい山に見え、帰りの登り返しが憂鬱になる。桜山の肩越しに尖った狩勝山も見える。
           ←大
    狩勝国道                842m峰    日高の山々 狩勝山         桜山
 道端にはヤマハハコやシラタマノキの白い実が目立ってきた。二つ目のピークを越えいよいよ最後の登りになる。
ヤマハハコ(大×) シラタマノキ(大×) 二つ目のピーク 最後の登り
 傾斜が緩くなってくると山頂は近い、山頂手前のヒュッテを見ると、奥の方に山頂が現れる。山頂標識を記念写真を撮し、方位盤を見ながら山座同定をする。
山頂が近い ヒュッテ 山頂(大×) 方位盤
 十勝連峰は方位盤のところからは、木立が大きくなったのか良く見えないので、岩に上がると良く見えた。
十勝連峰から少し離れてオプタテシケ山、肩の張ったトムラウシ山、少し離れてスマートなニペソツ山、山が重なっているようなウペペサンケ山が見えていた。
                     ←大
            十勝連峰    オプタテシケ山       トムラウシ山     ニペソツ山  ウペペサンケ山
 北側から東側に目を転じると、西ヌプカウシヌプリ、東ヌプカウシヌプリが十勝平野に突き出ていた。
                     ←大
  ニペソツ山  ウペペサンケ山        西東ヌプカウシヌプリ              十勝平野
 南側は新得市街地、盆地の福山が見え、日高山脈は霞んでいた。尖って一番高いのは幌尻岳なのだろうか。狩勝峠は遥か彼方に見えている。
                     ←大
             新得市街         福山                 日高山脈       狩勝山 
 岩から下りて、目の前にニペソツ山を見ながら、Alc0.00%の麦芽風味の炭酸飲料を飲み、オニギリを食べる。食べ終えても誰もいないので、一番高い岩の上で記念写真を撮してもらう。高い岩といっても裏から見れば簡単に登れる岩だが、GPSでは3mは高い。鳥になった気分で風を頬に感じる。
 山頂を一周して、山々に別れを告げて下山を開始するが、帰りの尾根を見てこんなに来たのかと驚く。取りあえず桜山へと下って行く。
一番高い岩の上 裏から見ると 帰りの尾根を 桜山へ
 コルに下ると、目の前に一つ目のコブが現れ、越えると、今度は二つ目のコブが現れる。二つ目のコブを越えると、ダケカンバの幼木の林になって、春には花が咲いていたと思いながら下って行く。アップダウンの稜線を過ぎると、桜山への登りになる。一息入れながら振り返ると佐幌岳が良く見えていた。
一つ目のコブへ 二つ目のコブへ 妖精の遊び場 佐幌岳を振り向く
 ようやく、桜山に登り返して、展望の無い山頂を通過して行く。林を抜けると、三角点の「南新内570.4m 」と「福山牧場400.4m」を目の前にして下って行く。途中の小さなコブはトラバース気味に通過するところもある。
桜山へ 桜山を下る 南新内と福山牧場を コブをトラバース
 842m峰を登り返すまえに、振り返ると桜山と佐幌岳が馬の鞍の様で、綺麗に見えた。佐幌岳の山腹に飛出ている前佐幌岳からウペペサンケ山や東西のヌプカウシヌプリが連なっていた。
                     ←大
         桜山                          佐幌岳        前佐幌岳    ウペペ ヌプカウシ
 ウペペサンケ山と東西のヌプカウシヌプリを見ながら一息入れ、再び、狩勝山を目掛けて下って行く。一段と、福山が間近に見えて来て、登山道は狩勝峠に真っ直ぐになると、終わりが近い。登山口に着いて愛棒が登山届に下山時間を記入している間に、道路を渡り、展望台に上がって見る。
ウペペとヌプカ 狩勝山を 福山を 狩勝峠を
 帰って来ると、愛棒がプンプンだった。というのも、私が車の窓を少し開けていたので、そこからテントウムシが入り込んで、車中が虫だらけだった。どうにか追い出して、売店でソフトクリームを買って気分を一新する。

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 二人の山行記録
 2009(H21)年9月25日(金)
 晴れ 登り2:08 下り1:37
 9:51駐車場→10:32P842m→11:08桜山→11:59頂上12:23→13:03桜山→13:27P842m→14:00駐車場
 2000(H12)年6月18日(日) 晴れ (登り2:14 下り2:02)
 8:58駐車場→10:19桜山→11:12頂上12:11→12:59桜山→14:13駐車場