南区の碑
地 区 藻岩下 藻岩 南沢 澄川 真駒内 芸術の森 石山 藤野 簾舞 定山渓

 ポイント
 「さっぽろ みなみ区 碑を訪ねて」を案山子にして尋ね歩く。南区のHPでは文章の使用が禁止されているので、見たままを記載する。
=写真をクリックすると大きなサイズになります=
藤野地区
 1.愛鳥碑(小鳥の村)2.小鳥の碑(藤の沢小)3.鶴岡新太郎先生之像他 周辺地図
 「学校関係者以外立入禁止」の看板があり、撤退する。愛鳥碑は藤野マナスルからの道が開放されているので、機会があれば行って見たい。小鳥の碑は藤野小学校の校内、鶴岡新太郎先生の像らは北海道文教短期大学部の校内にあり、立入は出来そうにも無い。
 12.馬頭観世音・藤野地区開基百年記念 <2020.8.9> 周辺地図
馬頭観世音 記念碑
 札幌藤野神社境内に鎮座している。

 馬頭観世音の台座に「御大典記念」、碑陰には、発起人の氏名が刻まれている。建立月日は刻まれていない。

 藤野開基百年記念碑の碑陰には、何も刻まれていない。
 15.馬頭観世音(小澤宅:旧白鳥園) <2009.12.17> 周辺地図
馬頭観世音 裏側
 「藤野パークエルクの森」の手前左手に、コカコーラの看板の架かった家があり、そこの奥に「馬頭観世音鎮座している。裏には大正●年六月立之小澤清吉と彫られている。
 17.庚申塚 <2017.8.19> 藤野5条6丁目4-6 周辺地図
石碑 解説板
 高見台会館前の風の子公園の一角に建立されている。建立年月日は大正7年5月13日と刻まれている。
 18.山乃神・藤野開基百年記念碑(藤の沢神社) <2009.12.17> 周辺地図
藤野神社 百年記念碑
 藤の沢神社の階段を上がり参道を辿り鳥居を潜ると、左側に藤野開基百年記念碑が鎮座している。
 台座には昭和68年10月10日建立と彫られている。
 残念ながら山乃神の碑は見落としてしまう。
 19.白川開拓記念碑・白川開基百年記念碑(白川神社) <2010.6.11> 周辺地図
 札幌市北方自然教育園のフェンス沿いに個人の道のような農道が延びている。その奥に白川神社の鳥居が見える。農道を歩いていると蝶が目の前の道路上に止まる。白川神社の前は鹿フェンスが張られ、容易に近づくことはできない。フェンスを良く見ると、辛うじてすり抜けられるスペースがあり、何とか神社側に出ることが出来た。鳥居の横には石碑が2基建っていた。近づくと、奥に「奥に開基百年記念碑」が見えた。
白川神社へ ジャノメチョウ 記念碑群 開基百年
開拓記念碑 白川神社
 手前には開拓記念碑が建てられ、その傍に碑文の看板が添えられていた。
 碑文に目を通して、白川神社の石段を登って行くと、折れた鳥居が横に積まれていた。
 神社の本殿の裏には、お稲荷さんのような建物が見えるが草に埋もれていた。
      記 念 碑 文
是の白川の里はしも広しとにはあらね、すめる三民の数こそ少
けれ、このさとひとのかたみに信もて交り、むつひて、親み深き
ことは、他のさと人の鑑ともなり、この里人かとり作るものはし
五穀を 始めて草のかき葉まてに、豊穣て、何処の品評会にも、類
少きほまれとり、負はぬとはなしとかや、あはれこの美しき、さとを
ひらき初めし人はたそや、これそこの里人か、親とも、おやと尊み、親
しむ、小村亀十郎ぬしにわありける、ぬしは紀伊国海草郡西和佐
村に生れ、二十九歳ばかりの程、明治二十二年といふに、大和心の雄心ふり
おこし、この北海道に移り来て、篠路の屯田兵となり、銃となり太
刀佩くわさと、荒野の新墾あらすきかへす業とに、ひたふるに、心をゆ
たねて、年の十と世を大かたならぬ、労もてあたまのこかね貯へ、さて
後明治三十二年十二月より、この里をは、開きはしめたるなりけり
その後も、たてうめし雄こころ、いよいよ堅く、阿またの里人、あともひて
開墾の業は、いふも更なり、学校建つることに医師聘く事に
道路開鑿く業に、さては、杣木ひく業、炭焼く業まても、心を悩
し、里人の為めとしいへは、身もたなしらにはせめくらひかねて、貯へ
たりし、こがねも、おほかたは、其事ともに、費したりとぞ、いふなる
しかれこそ、このいみじき企ても、幾と世ならぬに喪なく、事なく
なしをへて、今は里人も、ゆたかに、ぬしも、とみさかえて、よきさ
との賑ふ里とは、なれるなりけれ、けにさと人の、心の直く正し
く、忠こころもて、睦ひ、かはすことも、生業をいそしむ事も
皆ものぬしのおもむけに、よれることヽなもゆかしみ、おもはるヽ
こヽに里人等あひたはかりて、ぬしがこの心つくしの故よし碑に
ゑりつけて後昆に伝へむとて、そのふみ、おのれに、こはるヽまヽに
かくなむ、さてうたひけらく。


  美那もとのきよきを見ればしら川は
     千代も濁らぬ名にこそありけれ


  明治四十一年四月三日
   官幣大社札幌神社宮司 従六位 額賀大直
 この碑は、明治四十一年一月、部落民岡栄氏等発起人となり、翁が
 白川の里の開拓に尽痒したる功績を永遠に記念すべき事を協議
一決、一致協力して部落の中央に幾千金を投じて建立したるなり。
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